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俺とルーカスお兄様は、とりあえず、リアムお兄様の関係者をリストにまとめることにした。
〖︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎執事25人︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎メイド20人︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎他使用人50人〗
「使用人達はこれぐらいか?」
「うん。こう見たら、結構いるんだね」
〖︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎弟2人(ルーカス、ノア)︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎婚約者(アイラ)︎︎︎︎︎︎︎ ☑︎︎父 ☑︎︎母〗
「親族はこんなものか」
ルーカスお兄様がペンを置き、「ふぅ…」とため息をついた。
少し疲れた目を俺に向けながら、ルーカスお兄様はまたため息をついた。
「まだ関係者の中に犯人がいるとは限らないが…もしいるなら、この数から探し出すのは大変だな」
「そうだね、」
たしかに、今書いた関係者だけでも100人はいる。
関係者以外に犯人がいるとするなら……考えただけでも恐ろしい。 すごく遠い道のりだ。
でも、リアムお兄様の無念を晴らすためなら、俺は何だってする。
「なぁ、ノア。今のところ、お前は誰が1番怪しいと思う?」
「えっ」
急にそんな事を問われて動揺した。
誰が1番怪しい…?
犯人探しをすると言いながら、まだ誰も疑っていなかった。
「…ごめん。俺にはまだ分からない」
「そうか。俺もだ」
……え?い、今なんて…?
てっきり、聞いてきたから、ルーカスお兄様は見当がついていると思っていた。
「俺も、全く誰が犯人か分からない。そこでだ。俺達で聞き込みをしないか?」
「聞き込み…!?」
「うん。バレないように、さりげなくアリバイを聞き出すんだ」