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※紫桃 地雷注意
高校生 学校帰り 桃視点
🌸「疲れたぁ」
学校の部活帰り、俺はバスに揺られながらそんなことを呟く。 隣ではいるまが俺の肩で寝ている。
🌸「まったく人の気も知らないで…」
俺は絶賛いるまに片思い中だ。だからそんな思わせぶりな行動をしないでほしい。
今日の部活のときだってケガをした俺を姫抱きなんかで保健室まで連れて行ってくれるもんだから顔は真っ赤。
当の本人はそんな俺を見てそれはまあおもしろそうにからかってくる。
そんなことが多々あるもんだから俺はもうとっくにキャパオーバー。
📢「スー…スー…」
俺の肩から可愛い寝息が聞こえてくる。
寝ているときのいるまは普段からは想像できない程に可愛い顔をしている。
🌸「いるまぁいい加減気づいてくれよ!」
📢「何に? 」
🌸「…えっ?」
急にいるまが起きた。いやそもそも起きていたのか?
🌸「もしかしてずっと起きてた…?」
📢「それより、何に気づいてほしいって?」
🌸「えっ?…えっとぉ…」
言える訳がない。俺がいるまのこと好きだなんて。
📢「そんな言いにくいことなん?」
🌸「非常に言いにくいです…はい…」
📢「ふ〜ん」
お?諦めてくれるか? そんなことを考えていると
📢「もしかしてお前…俺のこと好き?」
🌸「……はっ…?//」
え?もしかして気づかれた?嘘だろ?
🌸「いやいやっ!そんな訳…ないし?…/」
📢「めっちゃ動揺してるやんww」
🌸「いやしてないから!」
📢「www」
まただ、また照れさせてくる…//もうほんとにやめてくれ…!
すると「次は〜〇〇〜次は〜〇〇前〜」と、いるまが降りる場所がアナウンスされ、ドアが開いた。
📢「お!着いたな、じゃあ俺降りるわ」
🌸「あ、うん!ばいばい!」
📢「おう!じゃあな!」
いるまは席を立ち上がった。 そして俺の耳元で、
📢「俺はらんのこと好きだけどな?」
🌸「…………えっ?」
そう言うといるまはバスから降りて行った。
なんだ?どういうことだ?いるまが俺のこと…好き?確かにいるまは俺の耳元でそう言った。
🌸「もう…ほんとに…いつもずるいなぁ…//」
そんなことを呟いたら窓に反射した俺の顔が目に入った。
窓に反射した俺の顔は耳まで真っ赤になっていた。