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短編ストーリー
※Mrsさまの関係などを無視しています。
僕は大森元貴。 作曲家。
といってもそこまで売れていない。
自分の部屋に引き篭ってずっと作曲しては
ネットにあげる生活をしていたらいつの間にかアルバイト程度の収入源を得ていた。
今日も今日とて作曲をしているとき
髪が伸びていることに気がついた。
o 「そういえば、最後に髪切ったのいつだっけ」
美容室…
どこか違うところに行ってみたいという思いがあった。
誰かが ここの美容室はトークも上手くて優しくて最高!おまけにイケメン美容師だから是非行ってみて!! という投稿を見たことがあったのを思い出した。
店の名前を聞いて予約の連絡を入れた。
o 「予約をしたいのですが、お時間ありますか?」
? 「ご予約ですね。1番早い日で4月8日の午前10時が空いています!」
o 「その日に予約をお願いします。」
? 「承知しました!」
その店は個人営業で美容師の名前は若井滉斗。
写真を見ると美容師らしき人物が、。
赤い髪にキリッと切れ長の目、への字の口が特徴的だった。
文面だけからではこの人の詳しい雰囲気などは感じ取れなかったな、と少しの不安とわくわくを抱えて過ごしていた。
そうしているともうあの美容室に足を運ぶ日になり時間となった。
からん、という音と共に 店内から「いらっしゃいませ!」 という明るい声が聞こえてきた。
w 「ご予約されていた、大森さまですね!
本日はよろしくお願いします!」
確かにこの若井さんという人物は顔が整っていた。
そうこうしていると髪を切る準備に取り掛かっていて どのような雰囲気にするか と聞かれ 考えてこなかった!と早速僕は失態を犯した。
とりあえずおまかせで。と無愛想に返事をした。
髪を切り始めて数分若井さんはトークを始めた。最初は好きなアニメの話。次は音楽の話。と、話す。
鏡をちら、と観察して僕の表情から1番楽しく話している話題を引き出してくれた。
おかげでいつぶりかも忘れた美容室は僕の楽しい時間となった。
音楽の話から僕が音楽に詳しいのを知られてしまい、何故かと聞かれて僕は 売れない作曲家だから と言っておいた。
w 「どんな音楽を作るんですか?!」
o 「_______って分かりますか?」
w 「知ってます!俺あの曲大好きなんですよ!」
o 「あれ、実は僕が作った曲なんです、。 」
w 「えー!!そうなんですか?!」
大袈裟なリアクションをする若井さんに対して小さな笑みが零れてしまった。
そんな音楽とい話題を見つけて話していると もはや初対面ではなく、学生時代の級友と再開し話している気分だった。
そうしていると散髪が終わり髪のセットが始まっていた。ヘアアイロンとワックス、ドライヤーなど本格的なセットはした事が無かった為見入ってしまった。
若井さんは笑いながら セットの仕方お教えしますね と優しく教えてくれた。
楽しい時間はあっという間に過ぎ
鏡を見ると想像以上のクオリティで驚いた。
髪の与える印象というのはここまで違うのか、と。
代金を払い また来ます。と次の予約までした。
店を後にする際若井さんは僕に
w 「いつか街で大森さんの曲が流れるくらい有名になってくださいね!」
と笑顔で手を振りながら店を後にした。
NEXT多分あり
短編ストーリーなのにすみません。