花垣武道。
つい先月、過去での任務を終え、
平和に暮らしている26歳である。
ドラケン君、場地君、エマちゃんもいて、
色々上手くいった末、真一郎君もいる。
そして何より闇堕ちしたマイキー君を
見事ぶっ飛ばし、
現代に戻ると、あの頃と全く変わらない眼差しをしたマイキー君の姿があった。
もう、何もかも上手くいった…
のだが、
高校の卒業式、なんと俺はヒナと別れていたらしい。
今はただの友人としての関係であることが幸いだったが、千冬から話を聞いたときは
かなりショッキングだった。
そしてさらに驚いたのは、
何故かマイキー君と同居しているのだ。
以前のボロアパートではなく、
清潔なマンション。
本人から聞いた話だと、
「 タケミっちが俺と住みたいっt(((お前が
無理矢理連れて来たんだろbyドラケン」
…らしい。
色々とツッコみたかったが、
それがまぁ割と直ぐに慣れるもので。
そうこうあって、
いきなり始まったマイキー君との生活が
1ヶ月を過ぎようとしているが、
よく分からないがマイキー君が気になり始めている。
あ、多分LOVEの方の意味で…、
彼と一緒に暮らしているとたまに、
ドキッ、とか ギクッ、とか ズキュンッ、とか
変に心臓が動くことがある。
これを世間では恋と呼ぶのだろう。
とはいえ男同士だ。
周りは認めてくれるかと言われれば、
多分どこに行っても答えはNOだろう。
という理由で、マイキー君には一回も
その話題を出したことはない。
多分、これからも話さない。
……でも、我ながら少し切ない。
そんな感情を紛らわす為か、
俺は今ベランダにいる。
時刻は午後11時。
人々は寝てるか寝てないか何とも言えない微妙な時間帯だ。
満天の星空を眺めてるうちに、
ふと本音を吐き出したくなった。
武「あーあ…、今の本音、過去のマイキー君に言えたらなー、、」
無謀な願いだということは分かっている。
直人もマイキー君も、もうトリガーでない
からだ。
でも、やっぱりまた戻りたいな…
なんて。
ふぅっと深呼吸をし、寝室に戻ろうとした、
その瞬間______
バタリと倒れた
最後にマイキー君らしき人の声が聞こえた
気がしたが、
直ぐに意識がプツリと切れた。
マ「タケミっちッ…、タケミっち‼︎」
ここは何処だろうか。
何でこんなとこで倒れてるんだ、?
確か俺は家のベランダで……、、
…ってそう言えばマイキー君は何処だ
見渡してみても全く見覚えの無い景色。
そして今俺が身につけているのは赤いMA-1。
何かの特攻服だろうか?
その場で1人呆然としていると、
どこからか足音がした。
?「おいおい、何そんなとこで座ってんだよタケミチ笑」
武「……へっ、?」
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