……意識してしまってから胸の高鳴りが止まらない。
どうにか平静を守っているが持ちそうにない。
「……矢口、図々しいんだけどさ、」
と、急に話しかけられる。
「八虎って呼んでもいい?」
「……………はぁ!?」
驚いて普段と違う態度をとってしまった
「あ…駄目だよねそりゃそうだよね」
「いや……全然いいよ」
ほんと!?と桑名さんは目を輝かせる。
「私のこともマキって呼んで!!」
「はぅあ!!」
キュン死寸前だ。
「……いいよ」
やったーとルンルンする彼女を見て、また一段胸が高鳴る。
「じゃ、ホテル行こ!」
頷いて、レストランを後にする。
第8話に続く
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