コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⒈フェンリルの拾い物
───人間と魔族が共存する何百年も昔のお話。
魔族の1匹の大きな狼─フェンリルが、とある人間の子を拾いました。
その子は、小さな小さなお包みに包まれたまま、木の根元に放置されていました。
その時、フェンリルは何を思ったのかその子を拾い上げ自分の巣に連れ帰りました。
途中、人間の匂いを嗅ぎ付けたのか何匹か魔物が襲ってきましたが、フェンリルは魔族の中でも強い方だったので難なく躱すことが出来ました。
改めて見てみても、その子はフェンリルにとったら簡単にタヒんでしまいそうな儚い子でした。
それもそのはずです。
大人といえる風貌の人間ですら、魔族からしたら吹けば飛ぶような命なのです。
何故この子供を拾ったのか、、、
フェンリルは自分のした事に疑問を抱きました。
フェンリルにとって人間は何よりも憎い仇なのです。
、、、我が子を殺した人間を恨み、怨み───
そう、恨んでいたはずなのです。
けれど、この子供を見た時そんなものは微塵も抱かなかったのです。
ただ、我が子を思う気持ちに似た気持ちになったのです。
この人間が小さいからでしょうか、赤子だからでしょうか、、、
考えても考えても、自分には分かりませんでした。
けれど、フェンリルは決心しました。
この子は自分が育てる、と───
少し時間が経つと、赤子が目を覚ましました。
「(・ω・三・ω・)、、、あぅ、あああ、うぁうぅ」
どうやら、親を探しているようでした。
のそりと、フェンリルが体を起こすと
「?うぁう?、、、、、、、、、あぅ、ふぇグス、、、
びえぇぇぇえン、ヒック、」
フェンリルの姿に驚いたのか、泣き出した赤子。
フェンリルはどうしたらいいのか分からず、赤子の周りをグルグル回ります。
そんな事をしても泣き止まないので、フェンリルは赤子を包むように丸まりました。
宥めるように顔を舐めたり、尻尾で撫でたりしました。
そうしていると、赤子は泣き疲れたのかまたスースー寝ました。
フェンリルはその様子をしばらく見ていましたが、やがて自分も赤子を包むようにして眠りました。
…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ
読む人いないと思いますけど、読んでくれた人ありがとうございます🫶圧🫶倒🫶的🫶感🫶謝🫶
小説読む専だったんで誤字脱字あるかもです🙇💦
書くのってホント難しいですね、、、
小説書かれてる方ホント尊敬します😭✨
最後に
良ければ続きも読んでいただけると嬉しいです!
次回更新はまだ決めてないです( ᖛ⥿ᖛს )
思いついたら書きますっ!!
それではまたお会いできるのを願ってます👋