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2年後にまたウォーターセブンに遊びに来たという設定です。ビジュアルはドレスローザ編を思い浮かべてください。
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「 ねぇロビン、この服なんてどう? 」
『 可愛いわ、こっちもどう? 』
「 これもいいわね、こっちは? 」
『 ナミは何を着ても可愛いわ。 』
「 チョッパーよりも? 」
『 えぇ、もちろん。 』
「 本当?やっぱり私って可愛いのね!! 」
『 ところで、どれを買うことにしたの? 』
「 うーん、このスカートとワンピースで迷ってるんだけど… 」
『 どっちも買いましょう。ナミ、お会計に。 』
「 やったー!ロビン最高〜! 」
*
海がモチーフのお洒落な紙袋を片手に、ルンルンで私の一歩前を歩くナミ。さっきのアパレルショップで燥いでる姿は子供のようで愛らしくて、ついつい甘やかしてしまったけれど。
これはこれで、良いのかもしれないわね。
「 スイーツも食べに行かなくちゃ… 」
『 いいお店、あるかしらね。 』
「 あ、ロビン!本見に行きましょう! 」
『 良いの?かなり長引いちゃうと思うけど… 』
「 全然大丈夫よ!さっき私の買い物に付き合ってもらったし! 」
『 あら、そう?それじゃお言葉に甘えて。 』
長くて綺麗なオレンジの髪を揺らすナミの後に続いてお店に入ると、木と本の香りが鼻腔をすっと通り抜けて行った。辺り一面本棚がズラッと並んでいて、ふつふつと好奇心が湧いてくる。
本屋と言えば、2年前。チョッパーと…
「 ロビン、サンジくんに料理の本でも買って行ってあげようよ! 」
『 え?…えぇ。それも良いわね。 』
「 …大丈夫よ。私が守ってあげるから。 」
『 ナミ…ありがとう。 』
「 ほら!時間ないんだから今のうちよ!思う存分本読んで買って来なさい! 」
『 ふふ。そうするわ。 』
ナミにトン、と肩を叩かれたのを合図に、端の本棚から物色していく。歴史についての本だったり、興味深い内容の本を手に取っては、パラパラとページをめくる。それを繰り返して、ようやく最後の本棚の、一番後ろの列の本。たまたまナミが来て、「もうここ!?早くない?」と驚かれた時は気付かなかったけれど、私ってば相当夢中になってたみたい。
最終的に2冊本を選んで会計に持っていくと、ナミが急いでサンジ宛の料理本を持ってきた。
「 これもお願い!あ、店員さん、半額にできるかしら? 」
〈 え…ええと… 〉
「 私達、海賊なの。知ってるかしら? 」
『 こら、ナミ。脅すのは良くないわよ? 』
「 仕方ないじゃない、ルフィってば数少ないお小遣いを無駄遣いするんだから… 」
『 私が払うから、大丈夫よ。 』
「 ホント?ありがと! 」
〈 …では、こちら3冊で── 〉
*
「 ロビン!ゾロが居たわ! 」
『 あら、そう?良かった。 』
🌀《 おいクソマリモ、ナミさんとロビンちゃんに迷惑かけるんじゃねェよ!!! 》
⚔️《 うるせェ素敵マユゲ!!どこへ行こうが俺の勝手だろ!!! 》
🦴《 ヨホホ…ナミさん、パンツ見せてもらっても… 》
「 良い訳あるかァ!!!! 」
🐟️《 もう良いかね?船長、出航の合図を。 》
👒《 野郎共!!出航だァーーー!!!! 》
ー
fin.
コメント
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こんにちわなりきりしませんか?