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登場人物
三原未来(ミハラミク)
美人な女子大学生でそのゼミ生となる目立つのが嫌なとても辛い乙女ヒロイン。いじめにコンプレックスを抱いているため、目立たぬよう登校してくるがすぐ逃げて家に帰りたいと思っておりかなりホームシックが激しい。女子大生のリーダーに操られ他の女子大生たちにいじめられているが、実は勉強熱心。いろんなアニメやディズニー好きでもあるなど自由を愛する乙女チックな一面を持つ。蘇芳から友達になってもいい?と声をかけられ初めは前の学校でいじめられた事を思い出すせいで大学校のゼミ生にふさわしくないのは私だけだと本心を打ち明け泣きながら拒絶したが蘇芳に抱きしめられた事から大泣きで引き受けた。初めての友達である利休ゆみと山吹りりかと水柿しゅうととても仲が良いが怒って蘇芳と共にいることが多い常盤を守った。それがきっかけでゆみとりりかとしゅうに常盤たちに近づかないように電話やグループLINEの仲間入りを果たす事を提案するとそれはいいと大賛成し、他の女子大生と共に協力し、いじめた女子大生のボスを倒そうと大奮闘していく役目を果たす。後に大学が好きになり、蘇芳たちとの冒険を活かして成長していく。
蘇芳(すおう)
演 - 七海ひろき
大学生。同じ大学のゼミ生である常盤に好意を持っているらしく、自らアプローチして合コンに誘った。
男装BARでアルバイトしており、バイトの際は「王子様系」のキャラ付けをしている。実際、男装するとキラキラしたオーラを振りまく王子様系のイケメンになる。また、男装すると常盤へのアプローチが大胆になり、バイトの同僚からも「距離感がおかしい」「激しい」と評されている。
ときおりバイト時間の関係で男装で大学に来ることがあり、学内の女子の間では正体不明の「SSRのプリンス」と呼ばれている。
素の女性の姿でも美人だが、意識的に存在感を消しているため地味でまったく目立たない。また、男装している時のような大胆さも見られず、男性から声をかけられたり触れられたりするとびくっとする事を常盤から聞かされる。初めて三原未来を見つめてひどく落ち込んで逃げた彼女を心配しており、友達になってもいい?と声をかけて拒絶されるが諦めておらず優しい眼差しで抱きしめ、友人常盤を庇った強気な彼女を見ていて友情思いだと見抜き、主人公と新たな親友心が芽生えた。
常盤(ときわ)
演 - 井上想良
蘇芳のゼミ仲間。同じゼミ生ではあるが、蘇芳から合コンに誘われるまでは特に親しいというわけではなかった模様。
特に目立たない容貌で、性格は真面目。恋愛には鈍感で、蘇芳からの好意に全く気づいていなかった。逃げた新しい女子大生の三原未来を追いかけ、名探偵コナンの英語のコミックを拾い渡した事をきっかけに初めての彼女の良き理解者的友人となる。蘇芳に彼女を紹介する。
浅葱(あさぎ)
演 - 小西詠斗
常盤の大学の友人で、常盤とともに合コンに参加した。
素直で人懐っこく、かつ少し天然な性格。藤やその周辺の女性オタクたちからは犬みたいだと思われている。また、萩や常磐からは老後に騙されるタイプと評されている。常盤と萩と同様、逃げた三原未来を追いかけて、名探偵コナンの英語版コミックを渡され見せたのをきっかけに彼女の初めての良き理解者的友人となる。友達が少ない三原未来を蘇芳に近づかせようと取り計らうも大勢のゼミ生の女子大生らにいじめられるきっかけを作ったが、彼女は一切怒っておらず、ゆみ、りりか、しゅう以外の女子大生に私を二度といじめないでと言い渡した事でホッとしている。あの3人以外の女子大生が先にいじめたと同意している。藤に新しい友達の彼女を紹介する。
萩(はぎ)
演 - 増子敦貴(GENIC)
常盤の大学の友人で、常盤、浅葱とともに合コンに参加した。
少しミーハーな部分があり噂に強く、女子の間の噂「プリンス」も唯一知っていた、また琥珀と出会う前まで小さくてかわいい女の子がタイプと言っていた。常盤と浅葱と同様、逃げた三原未来を追いかけ、名探偵コナンの英語版コミックを渡されて見せたのをきっかけに彼女の良き理解者的初めての友人となる。
藤(ふじ)
演 - 瀬戸かずや
蘇芳のバイト仲間で、蘇芳とともに合コンに参加した。女性としては長身なほう。バイトの際は「無気力系」のキャラ付けをしており、男装するとテンション低めのアンニュイなイケメンになる。
趣味で成人向けのBL同人誌を執筆しており、ネタになりそうなものを見つけると暴走することがある。即売会には身バレを防ぐため男装で参加しており、他の腐女子の間で話題になっている。
素の女性の姿はメッシュの入ったショートヘアに眼鏡の美人。性格は男装している時と変わらない。女友達以外の女子大学生のいじめボスに再びいじめられ落ち込んでいたというコンプレックスを三原未来に対して優しく接する。
琥珀(こはく)
演 - 如月蓮
蘇芳のバイト仲間。合コンに参加する。
癖の強い蘇芳と藤へのツッコミ役となることもある。泣き虫な三原未来がひどく落ち込んでいるのを先に気づいたり、彼女を影で大学に行かせるなど彼女の兄か姉⁉︎のような役割を果たすが、大学にかなり慣れている様子で優しい彼女とすぐ仲良しになる。未来から『私の可愛いお姉様』と呼ばれ、赤面し、優しさを取り戻し、男性口調では彼女に一目惚れする。後に蘇芳と藤にからかわれ、ツンデレを見せるが、萩からからかわれたのではないとアドバイスされ微笑みを見せる。
三原未来の初めての親友、彼女の友人常盤をいじめるが彼女の辛い過去を蘇芳に打ち明けたためすぐに褒め称える女子大学ゼミ生
利休ゆみ
演- 小槙まこ
山吹りりか、水柿しゅう率いる三原未来の初めての女友達。蘇芳の大ファンであり、三原未来と初めて出会った後に友達になっており彼女を憎からず思い、蘇芳を浅葱の計らいで近づこうとする彼女に応援を送る。蘇芳と仲良くなった常盤に妬いておりもしも常盤にまた酷い事言ったら絶交だと未来から言い渡され慌てて謝罪した。蘇芳の事しか頭にないため勉強が大の苦手。すぐに未来と和解し友達をいじめたり嫉妬したりするのをやめて良き理解者となり、彼女をグループLINEを誘い、仲間入りとなった。主人公に勉強を教えてもらう事になった。
山吹りりか
演- うらじぬの
利休ゆみの取り巻きの一人であり、彼女と水柿しゅうと同様三原未来の大親友となる。蘇芳の大ファンであり、三原未来と初めて出会った後に友達になるが、蘇芳を浅葱の計らいで近づこうとする彼女に応援を送る。常盤に妬いておりもしも常盤にまた酷い事言ったら絶交だと未来から言い渡される。利休ゆみと水柿しゅうと同様、蘇芳の事しか頭にないため勉強が大の苦手。すぐにゆみと同様未来と和解し友達をいじめたり嫉妬したりするのをやめて良き理解者となり、彼女のグループLINEの仲間となる。主人公に勉強を教えてもらう事になった。
水柿しゅう
演- 辻凪子
利休ゆみの取り巻きの一人で、彼女と山吹りりかと同様三原未来の大親友となる。蘇芳の大ファンであり、三原未来と初めて出会った後に友達になるが、蘇芳を浅葱の計らいで近づこうとする彼女に応援を送る。蘇芳と仲良しな常盤を妬いておりもしも常盤にまた酷い事言ったら絶交だと未来から言い渡される。利休ゆみと山吹りりかと同様、蘇芳の事しか頭にないため勉強が大の苦手。すぐにゆみとりりかと同様未来と和解し友達をいじめたり嫉妬したりするのをやめて良き理解者となり、彼女のグループLINEの仲間となる。主人公に勉強を教えてもらう事になった。
主題歌 - 七海ひろき・瀬戸かずや・如月蓮・井上想良・小西詠斗・増子敦貴「HEART BEAT」
挿入歌 - 七海ひろき「2人の物語」
ある日、声かけが大の苦手で、美人だが、地味な格好している三原未来(みはらみく)という私が大学ゼミ生にやって来ました。
「うち、こんなところ来て大丈夫かな?うちは声かけ得意じゃないし、うち不安になっちゃったな・・・」
私は不安になって涙を流しながら、大学校から逃げ去ろうとすると、女子大生たちの悲鳴が聞こえ、私は遠くから見つめると私より背が高い大学生が現れたのです!
『か、かっこいい・・・こんな優しそうなかっこいい人初めてや』
私は涙目で見つめるがすぐにやめて大学校から出ようとすると、木の影から出た人物に大学校へと向かわせました。
「あれ?誰かいたかな?まさかね」
私は大学校へと一応向かいました。木陰で、覗いた金髪の可愛らしいショートカットの女性がホッとため息を漏らして私を見送りました。
大学校に入って行った私は背の高い大学生を思い出していました。
「あの大学生何者なのかな・・・。さっきから私をここに向かわせようとしたのは・・・あれは怪奇現象かな?」
私は教室に向かおうとしないで、休憩所に向かいます。休憩所で私は自ら持って来た名探偵コナンのコミック(CASE CLOSED)を出して英語の勉強を始めました。
そこへ大学生のゼミ生の男子3人が休憩所に本を読んでいる私を見つめました。
「君、ここは教室じゃないよ」
「はい?分かってますよ。私、教室に行きたくないだけで」
私は慌てて立ち去って行くと、CASE CLOSEDコミックを拾った大学生の男子が、
大学生の男子①「見てよ、このコミック、あの子のだ」
大学生の男子②「どうしよう。早くあの子を探さないと大学校遅刻だー!」
大学生の男子③「そっちかよ!」
大学生の男子③が大学生の男子②をツッコんだ。
大学生の男子①「萩、やめてくれよ。喧嘩はなしだよ。それよりあの子、大学の教室行きたくないって聞いただろう?」
萩という大学生の男子③「確かに。彼女は新しい大学ゼミ生なのにどうしたんだろうか?」
私が走らないで逃げると、誰かに手を置かれた私は驚いて振り向くと大学ゼミ生の男子3人でした。
大学生の男子②「あのさ、これ落としてたよ」
「あ、ありがとうございます・・・」
私はお礼を言いながらコミックをカバンにしまい立ち去って行きました。
外に出た私が目立たないように早めに歩いていると、悲鳴をあげていた女子大生の一同が私に睨みつけて近づいてきました。
「え?何の用で?私、意味わかんないですけど」
女子大生「あんた、誰?私たちの蘇芳様に用があるの?」
「うちは一瞬見ただけですぐ逃げるように大学校の中に入って行っただけです」
女子大生「嘘よ、しらばっくれないでよ!」
「ホンマです!」
女子大生「さあ、みんな。やっちゃって!」
「やめて、こっちに来ないでください!」
女子大生の一人が私の髪を触ろうとすると私は彼女の手を叩くと、髪を触らせずに済みました。
女子大生「ちょっと何すんのよ」
女子大生「そうよそうよ」
女子大生「この子ったら暴力を振るったわ!私たち見たもの」
「暴力なんて振るってません!私の毛が多くて可愛らしい自慢の綺麗なくせっ毛を触られたくないだけなんです。触っても触れててもダメと母から言われているからこそ、私は髪を守ろうとしたんです!」
女子大生「あっそ。ねえ、どうする?」
女子大生「そうね。あっ!そうだわ!ねえあんた。歌、歌えるの?」
「は、はい!」
私は歌い始めると、いじめっ子女子たちは驚き彼女をいじめるのをやめました。
女子大生「何なのこの子」
女子大生「大人っぽい歌声ね。私たちのいじめをやめたい事情があるらしいんじゃない・・・?」
女子大生たち「そうね、私たちこの子の言った事本当だったのね。私たちあなたに嫉妬してたの。ごめんなさい」
「ありがとうございます!分かってくださったのならそれで良いです。私は内気で人と話すのが上手じゃなかったもんで。その理由はカクカクシカジカ!という訳で、両親に虐待されたり、学校に行かせてしまったんですよ!私はいじめられないように学校行かないようにしようとしたのに・・・本当にご近所さんたちに大迷惑かけられたんですよ!ご両親は私に迷惑かけたと誤解して怒ってしまい、すごく嫌だったんですよ!だから私はあの家から解放してたんです!」
女子大生たち「あらまあ、そんな辛い過去があったなんて、私たち、虐待受けられたこの子の事とても可哀想になってきた・・・」
女子大生「あんたたち、目を覚まして。しつこい子ね」
それほどまでに私を納得できない女子大生の一人がもう一度私に掴みかかろうとすると、女子大学ゼミ生の3人が止めに入って来ました。
女子大生①「ちょっとあなたたち、何してるの?」
女子大生たち「利休ゆみさん、私たちはもう仲良しになったけど、この人に私たち操られてまして・・・」
女子大生「利休ゆみ。この子が私たちの蘇芳様を奪おうと・・・」
女子大生②「嘘おっしゃい!この子は蘇芳様を遠くで見ていたわよ」
女子大生「嘘よ、嘘よ嘘よ!」
女子大生③「嘘じゃないわよ。この子は嘘なんてついてなかった!あんたたちみたいにいじめられるんじゃないかと自分で判断してここから逃げようとしていたのよ!」
女子大生「何よ何よ。あんたたちまでこの泥棒猫の味方をするの⁉︎」
利休ゆみ「泥棒猫⁉︎この子が泥棒猫な訳ないでしょ!」
利休ゆみという女子大生①の怒りに女子大生の一人があまりにも怖がってしまい、大学校に通いました。女子大生たちは私に謝罪して去って行きました。
利休ゆみ「あのいじめっ子のリーダーの事気にしなくてもいいのよ」
「はいそうですよね。どうしてうちを?」
利休ゆみ「あなた、私たちの蘇芳様を奪おうとしたと思い込んで誤解されてただけなのよ」
「はい。あなたの言う通り、うちは誤解されがちで目立ちたがり屋でもないしいじめられたせいでおしゃべり得意じゃないんで」
女子大生③「そうだったのね。それで大学ゼミ生になるのに大学校に行く自信を失って逃げようとしたのね。私は水柿しゅうって言うの」
女子大生②「私は山吹りりかで」
利休ゆみ「私が利休ゆみ。あなたは?」
「うち、三原未来って言うんです。みらいではなくてみくです」
山吹りりか「そう。未来ちゃん、よろしくね」
「ゆみさん、りりかさん、しゅうさん、こちらこそよろしくお願いします」
私はゆみさんとりりかさんとしゅうさんと握手をして仲良しな友達になりました。私と3人の女子大生友達は、教室に入り、アニメ好きな私は名探偵コナンのコミックの英語を得意な英会話で読んで聴かせるとゆみさんとしゅうさんとりりかさんはとても大喜び!ゆみさんとりりかさんとしゅうさんは私と勉強を教え合ったり、大好きなアニメや、得意な事や趣味などたくさんおしゃべりしました。
「あの、ゆみさん、りりかさん、しゅうさん。うち、現在の大学生、前の高校生の前は、いじめられっ子だったんですよ。でも、あなたたちと友達に慣れたおかげでとてもスッキリしました。ありがとうございます」
ゆみさん「未来ちゃん、優しいわ」
りりかさん「未来ちゃん私たちのために思ってくれてたなんてとても嬉しいわ」
しゅうさん「本当ね。そうだわ、あの子たちに近づかせないように、蘇芳様に会わせてあげる」
「え⁉︎本当ですか!あ、でもうちは」
りりかさん「おしゃべりが苦手だってことね。もうそんな性格は卒業すればいいのよ」
「おしゃべり苦手は卒業?」
ゆみさん「そうよ。蘇芳様はSSRのプリンスなのよ」
「えー⁉︎蘇芳さんって人、王子様のような人だったんですか⁉︎」
ゆみさん「その通りよ」
りりかさん「蘇芳様は、あなたの事も気に入ってくれると思うわ。とても優しいんだから」
「へえ!とっても楽しみです😍😍😍」
私はとても嬉しくなりながらゆみさんとりりかさんとしゅうさんととても仲良く話し始めています。すると授業開始のベルが鳴り、ゆみさんとりりかさんとしゅうさんは、私と別れて離れたところに座り、私はここに座りました。その後ろの席の斜めにはあの大学生男子①、私の後ろの席にはあのSSRのプリンスと呼ばれている蘇芳さんっていう人が座って来ました。ゆみさんたち友達3人は私の後ろにいる蘇芳さんを見て私と仲良くなってほしいと祈りました。
私はカバンから勉強の必要な物だけを出す準備をすると担当教師が入って来ましたよ。
教師「皆さん、今日から新しいゼミ生となります三原未来さんを紹介しますよ。三原さん、お立ちください」
「はい!」
私は教師の言うことを聞いて立ち上がりました。
教師「皆さん、三原未来さんは、声をかける事が出来ない持ち主です!家族と前の友達に裏切られて、虐待されたいじめられっ子だったのがトラウマで悩み、悲しみ、ストレスを抱えていますので、ちょっとずつお話を上手になれる事を信じています。三原さん、困った事や悩みなど悲しい事や失敗を起きたら少しずつ先生や、友達におっしゃってくださいね」
「あ、はい!みなさん、よろしくお願いします・・・」
私は少し声かけ出来るようになったような口調で言い始め、ゆみさんとしゅうさんとりりかさんが嬉しそうに拍手をしてくれて、大学生男子たちもとても喜んで拍手、蘇芳さんという人は、優しそうな眼差しで拍手をし、女子大生たちは嬉し涙を堪えながら拍手を送り、女子大生のいじめの首謀者だけは嫌々ながら拍手しました。
私が席に再び座り、ゆみさんとしゅうさんとりりかさんは、分かってるというようにVサインを送り、挨拶とても伝わっているからとても上手かったよとパントで教えました。私はホッとしました。授業が始まると、私は担任に言われた通りに勉強をしました。
授業が終わっても私は親が虐待した思い出が蘇ってしまい、すごく不安になり、蘇芳に声かける事も出来ずにおりました。すると友達の声かけ苦手は卒業したらいいと言われた事を思い出して、意を決した私は、彼女に声をかけようとしました。
「あ・・・あの」
すると他の女子大生たちに囲まれた蘇芳は気づいていません。私はため息をつきました。
ゆみさん「未来ちゃん、やっぱりダメだったわね」
「ええ。この人たちいつもあの方と帰っているんですよね」
私とゆみさんとしゅうさんとりりかさんは考え続けました。
一方、蘇芳は他の女子大生たちに囲まれながらも遠くを見つめていました。私の事をすごく気にしているようです。
大学の帰り道、私はゆみとりりかとしゅうとカバンを持って仲良く喋りながら大学を出ていました。
ゆみ「未来ちゃん蘇芳様に会えなくて残念よね」
「そうですよね。でも知らない人に声をかけるって中々難しいと思いませんか?」
しゅう「確かにそうね。私たちも蘇芳様と初めて見た時には緊張しすぎて声かけ出来なかった事もあるし」
りりか「未来ちゃんの言う通りかもしれないわよね」
ゆみ、しゅう「そうよね」
「ですよね!」
私はうんうんと自信満々に頷きました。その隣に蘇芳が大学から出て帰国している所でした。蘇芳は、内気な私を見て驚きながらも優しい笑みを彼女を見つめました。
ゆみ「未来ちゃん、蘇芳様、あなたのこと見てたわよ」
「え?そうですか?」
りりか「そうよ。私たち蘇芳様があなたを見つめてたのを見てたわよ」
「へえ・・・あの人が蘇芳様、後ろ姿もかっこいい・・・」
ゆみ「あら未来ちゃん、蘇芳様の事かっこいいと思ったでしょ」
「え?もうゆみさんったら」
私とゆみ、しゅうとりりかは笑いながら帰って行った。
女子大生「蘇芳様、あの子に声かけなくて良いんですか?」
女子大生「蘇芳様、あの子とも仲良くなる方があなたも癒されるでしょう?」
蘇芳「そうかな?あの子初めて大学で見た時、みんなあの子をいじめてたよね?」
女子大生「確かに大学校から逃げて来た時はあの子に嫉妬してただけだったんですけど、本当は私たち仲良くなりたかったんです。あのいじめはあのリーダーに騙されただけです。あの子は前の学校でいじめられた経験があった事を知り、とーっても辛い出来事を話してくれたから、いじめをやめましたよ?」
蘇芳「そんな事があったのかい?」
女子大生たち「はい!蘇芳様!」
私はそんな蘇芳様を見惚れました。
『蘇芳、あの方は女子大生にとても人気なんだな。でも私はいつも内気だし』
ゆみ「未来ちゃん?行くわよ」
「はーい!」
私はゆみやしゅうやりりかと共に仲良く帰って行きました。
私は三人の友達と別れて引っ越した一人暮らしの家に帰って行きバッグを片付けて濡れたハンカチを洗濯機に入れて乾かしました。
すると、家のチャイムが鳴り、私がドアを開けると、常盤と浅葱と萩が立っていた。
「あら、常盤君、浅葱くん、萩君私の部屋に来るなんて珍しい!」
常盤「ねえ、あのさ君の友達、ゆみちゃんとりりかちゃんとしゅうちゃんから、蘇芳さんに合わせようとしたけどダメだったって聞いたよ。だからとあるバーに行った方がいいって聞かれたよ」
「あるバー?」
浅葱「決して悪い場所じゃないんだ。僕ら三人はいつも大学の帰りに来ているし、あっちにさ、蘇芳さんと、二人の男装たちがバーで働いているから、二人とも蘇芳さんから話を聞いてもらっているんだ」
萩「じゃあ、一緒に来るか?蘇芳さんに会いたいんなら今のうちだぞ」
「うーん、あそこなら女子大生たちも来ないって事やな。分かった。ただいま着替えてくるから今行く!」
私は新しいおしゃれなワンピースに着替え、髪も綺麗に整え、化粧もし、耳にピアス、腕にはリングをかけました。大切な名探偵コナンの英語コミック一冊のみを肩提げおしゃれカバンに入れ込み、財布やハンカチ、スマホ、モバイルバッテリーも入れ込みボタンをし、肩に提げました。
着替えが終わり、私が外に出ると常盤と浅葱と萩はかなり驚きながらも、
常盤、浅葱、萩「かっ、可愛い」
とメロメロし始めました。
「そう?そんなふうに言ってくれてありがとう。いつも家族に褒められなかった挙句、私何も悪い事していないのに虐待されたせいで私はすっごく不公平やったんやで!」
常盤「あーそれはそれは、君の両親が悪いな」
萩「おーい何話してるんだ?早く行くぞ!」
浅葱「あ、ごめんごめん!行こう?」
「分かった!」
常盤「はあ。萩ったら」
常盤はため息をついて浅葱と私と萩に着いて行きました。
私は、ゆみに電話をしました。
「あ、ゆみちゃん、私常盤君たちと一緒に蘇芳さんに会いに行く事にしたんよ!」
ゆみちゃん『ええ?そうなの⁉︎りりかとしゅうにも連絡するほうがいいわね。ねえ未来ちゃん、私たちの友達として忠告してあげるわよ。初めましてのあなたでも勇気を持って声をかけてみなさい。内気な性格のまま生きてても、蘇芳様はあなたを見捨てることは決してしない!悩みは蘇芳様に素直にぶつけたら分かってくれるわよ。それだけは覚えておくこと』
「はい!教えてくれてありがとうらゆみちゃん!私の大好きな友達にいつも助けてもらったご縁があるし、私もみんなを助けてあげる事にするよ!頑張るよ!じゃ!」
ゆみちゃん『はーい!分かってるわよ』
私はゆみちゃんからの電話を切りました。
「さ、常盤君、萩君、浅葱くん、行きましょう!早く案内お願いしますよ!」
常盤、浅葱、萩「あ、はい」
常盤と浅葱と萩は私をとあるバーに案内しました。
常盤と浅葱と萩は私と共にとあるバーに到着しました。
「わあ、ここがとあるバー?」
常盤「うん」
「ここに蘇芳様が働いているって事やね」
浅葱、萩「うん!そうでーす!」
私はドアをノックしてみました。すると「入ってください」の声が聞こえたので四人はドアを開けて入りました。
中に入り、どんどん進み、バーの奥に進むと、あの蘇芳と二人の男装麗人がいるではありませんか!
私は蘇芳を見て驚きました。常盤と浅葱と萩は再会にとても喜んでいました。
常盤「蘇芳さん!」
蘇芳「常盤君、久しぶり!」
浅葱「藤さん!」
藤という男装麗人「浅葱君!」
萩「琥珀ちゃん久しぶり!」
琥珀という小さな男装麗人「萩君!」
再会に喜ぶ六人を見て私は知り合いだった事を知り私の友達と仲良いんだと思い会えて嬉しいんだなと分かり微笑みを向けました。
琥珀が私を見つめると、私も彼女を見つめ顔を頬染めお辞儀し合いました。萩は、その事を察しからかってきました。
萩「琥珀ちゃん、この子が好きなんだな!」
琥珀「いえ、そんな事ないっす!」
琥珀は赤面しながら違うアピールをしていると私はとてもおかしくなり笑い出しました。
萩「どうしたんだ?」
「ごめん!琥珀さんというあなたが萩君に私が好きなのかとからかうなんておかしくなっってしまたんや」
常盤と浅葱と萩は顔を見合わせたが確かにその通りだなと思い笑い、蘇芳と藤と琥珀は彼女は三人の親友だと知り微笑むのでした。
第1話おわり。