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〜解説〜
前回投稿した正しくなれないの解説です!
主が曲の歌詞を見て、適当に解釈したものなのでいろんな解釈をしてもらってOKです!
「こんな見方もあるんじゃない?」っありがとうのていうのがあったら、コメントしてもらえると嬉しいです!
あと、解説のところは文頭に”→”がついています
それでは、どぞ!
※ネタバレ&キャラの過去変更しまくりです。
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私はポートマフィアの太宰治_
『だった』
→過去形で表されているので、今は違う組織に属している。
織田作之助という私の親友が居た。
だが、私の判断一つで彼を死なせてしまった。
→”私の判断”というのは、織田作を一騎打ちに行かせてしまった…つまり、織田作を止めようとしなかった事で、彼を死なせてしまったという事。
彼は最期に言った。
『人を救う側になれ。 どちらも同じなら、いい人間になれ。弱者を救い、孤児を守れ。正義も悪もお前には大差ないだろうが。そのほうが幾分か素敵だ。』
私はその後、ポートマフィアを裏切り、 探偵社に加入した。
→親友の願いを聞き入れ、”悪”から”正義”へとなる事に。
本当は相棒を裏切りたくはなかった。
でも、親友のお願いだから_
→相棒も大切だった。裏切りたくなかった。だが、亡き親友の願いを無にする事が出来なかった。
でも、これは未来の話。
私は正しくなれない
→正義にはなったものの、彼を救えなかった事、相棒を裏切ってしまった事で、みんなを救える様な正義にはなれなかった自分は、正しくなれなかったという事。
俺は人間じゃない。
俺はただの人造人間だ。
ロボットだ。
→中也は、自分が人間ではないと分かっていた。
ある日、俺を作った研究所から抜け出した。
ずっと走り続けた。
足を止めることはなかった。
→どうしても、研究所の居心地が悪くて、とうとう逃げ出す事にした。見つかることの無いようにかなり遠くへと逃げていった。
あれからどれくらい走ったのだろうか。
俺は森の中に居た。
→ずっと遠くへと走り続けた先には森があった。
そう、霧が毒を見たんだ。
→その森は霧がかっていた。霧は俺を包んでいく。俺という名の毒を_
あの時、どうすれば彼が死ななくて
済んだのだろうか。
片っ端から確かめたくて_
分かるまで考え続けていたい
→彼を死の道へと送ってしまった罪悪感が消える事は無く、どうしたら死ななくて済んだのかを考えたい。
…なんて、未来の私は言う。
私に相棒ができたのは_
→「相棒が出来たのは」で止まっている為、何かを織田作に伝えたかったらしい。だが、空高くに行ってしまった彼にそのことを伝える事は出来なかった。
疲れ切って、倒れて居たところを誰かが
救ってくれた。
→その”誰か”は太宰治である。
俺は俺を偽った。
優しく振る舞って、作り笑顔を見せて_
どうしても仲良くなりたかった。
俺には友達なんて居ないから_
→人間と話すのは初めてで、どう話せばいいのか分からず、自分を偽る事にした。今後人間と話す事はほぼ無いだろう。そう考えたら、今この人と仲良くなりたい、と思った。
ある日、私は森に来た。
ただ気分で森に出掛けただけ。
暫くそこで歩いていると、奥に人が見えた。
それは男の子だった_
酷く衰弱していて、体は疲れ切って
動かせないらしい。
→中也を見つけ、近寄る。彼は走り過ぎて、体を壊してしまいそうになっていた。
私は彼が自分を偽っているのが分かった。
彼は私に作り笑いをしてみせた。
衰弱しているのに、体が疲れ切っているのに…
『無理しなくていいよ』
→無理して笑わなくていいよ、そういう意味で『無理しなくていいよ』と言った。
俺は目を丸くした。
俺が自分を偽っているのがバレていた。
→自分が無理していたのがバレていた。自分が無理に明るく振舞っているのがバレてしまった_
『嫌われてしまう…』
そう思えば思うほど、涙が溢れて止まなかった。
→「自分が自分を偽らないと話せないのでは?」なんて相手は考えたかもしれない。そしたら、自分は嫌われるに決まっている。それが辛くて、涙を流した。
彼は泣き出した。
私は焦った。
男の子の慰め方なんて知らなかったから_
→女の子はよく慰めていたが、男の子に泣かれるのは初めてで、どうすればいいのか、なんて声をかければいいのか、何もかもが分からなかった。
その出来事が起きてから1年。
俺はポートマフィアに入っていた。
理由は自分でもよく分からない。
→「なんとなく」なんて、はっきりした理由もなく、ポートマフィアに加入。
もしかしたら”あいつ”に
『君、ポートマフィアに入らないかい?』
と言われたからかもしれない。
ポートマフィア、太宰治に_
→太宰は自分をポートマフィアに加入する事をほのめかした。
太宰は俺を救ってくれた恩人だった。
森で俺を拾ってくれたのは太宰だった_
→太宰が自分の恩人だということをポートマフィアに入って、ようやく気付いた。
でも、この幸福はそう長くは続かなかった_
→太宰と居る時間は特別で、心が休まる。そんな気がしていた。だが、彼とのその時間は、長く持たなかった。
太宰がポートマフィアを裏切った。
ポートマフィアを辞めたんだ。
→自分の前から突然姿を消し、どこに行っても、何をしていても、”彼”は姿を現さなかった。
『ごめんね』
→相棒として、今まで一緒に組んできた”双黒”を1つずつのバラバラの黒にしてしまった。その事を謝る意味で『ごめんね』と言った。
私が見ていた未来は本当の事だったらしい。
織田作之助は亡くなり、
私はポートマフィアを裏切った。
→織田作の願いを聞き止める為、相棒までも裏切って武装探偵社へ加入。
当時、私は18歳。
彼に出会ったのが15歳。
→彼と過ごした三年間。それはとても充実していて、あっという間に過ぎてしまった。
『たった三年間の付き合いだったけど、
ありがとね、中也。』
→彼に言い残したポートマフィアとしての最後の言葉。もしかしたら、太宰は彼に三年間の感謝を伝えたかったのかもしれない。
それから毎日が辛かった。
ずっと胸が痛くて、苦しくて_
毎日、虚しさと哀情に襲われた。
→太宰治。彼が居なくなった悲しみと、今の自分には寄り添ってくれる人が一人も居ないという虚しさが毎日続いた。
それから2年がたったある日_
私は武装探偵社の一員として彼の前に現れた。
私は優しく微笑んで、彼の背中を撫でた。
→彼と合うのは二年ぶりで、なにか言葉をかけたほうがよかったのかもしれない。だが、自分は何も言わずに、ただ背中を撫でた。
俺は静かに涙を零した。
→彼に優しくされて、涙が止まない様子。
そして口を開いた。
『俺は、相棒の太宰治を失った…奪われた』
→相棒としての太宰治はポートマフィアには居ない。もう、失ってしまった。自分で勝手な事を言い出した。
彼の口から出た一言。
私はその一言に首を横に振った。
『違うよ、そうじゃない』
→「失った」という言葉を聞いて、首を横に振った。それは違う、と_
彼は固まった。
まるで時間の流れが止まったかのように_
→恐らく、彼は一人で悩み続けていたのだろう。彼は自分の考えが否定されたことに少し安堵したのかもしれない。
『偽りで出会えた僕らは何一つも奪われてない』
→あの森で、自分を偽って出会えた君と偶々通りかかった自分。そして、組織を裏切った自分。でも、またこうして会えている。だから、何も奪われてなどいない。
そして、また彼は口を開いた。
『手前は一回奪われてるんじゃねぇの?』
→大切な人を一回奪われてしまっていた彼を知っていて、そんな彼にかけた一言。
あいつは目を大きく開いた。
何故だろうか。
あいつが泣き出す気がした。
→大きく開いた彼の瞳には、涙が潜んでいた。だから、彼が泣き出す、そんな気がした。
私は涙を堪えた。
彼に情けない私を見せたくなかった。
どうしても_
→自分の情けない姿を三年間相棒としてやってきた彼に見せたくなかった。
でも、彼は私の背中を優しく揺すった。
私の涙をほのめかす様に_
とうとう私は涙を堪えきれなくなった。
→泣きたい時に優しくされると、人は泣きたくなる。だから、私も彼に優しくされて、泣きたくなった。涙を堪えきれなくなってしまった。
あいつは俺の前で初めて涙を流した。
→三年間一緒にやってきたが、彼が涙を流すのはこれが初めてだった。
『辛かったよな。俺にはその辛さがわからねぇが、手前の涙を受け止めるくらいなら出来るぜ 』
→大切な人を失う感覚が自分にはよく分からない様で、彼の痛みに共感することは出来なかった。だが、彼の痛みを分かち合う事は出来る。
私は彼の言葉に小さく頷いた。
→先程の彼の発言に対し「そうだね」と相槌を打つのと、ありがとうの意味を込めて小さく頷いた。
そして、再度口を開いた。
『ありがと、中也_』
→『ありがと、中也』その一言には今までの出来事全てにありがとう、という意味が含まれていた。中也と出会えた事、双黒として…相棒として一緒にやってきた事、自分は彼を裏切ったというのに自分を許してくれた事。その全てにありがとうという意味が_
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結構時間かかったんだが…w
その分楽しんでもらえれば嬉しいです!
そういえば、織田作出したの初めてだな〜…
三角関係みたいなの好きなんだよね〜
中→太→織 みたいなの好きでさ〜
また今度それっぽいの作ろうかな…(―”“―;)
おっと、話が反れた…
それじゃ、(。・ω・)ノ゙バイバイ!