この作品はいかがでしたか?
106
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ようこそ森の館へ 。
本日貴方が手に取った本は
『雨上がり 、僕らの心に水色を 。』
でございます 。
こちらは🍍×☔の🎼小説
となっております 。
地雷様は本を元の位置にお戻し下さい 。
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ではページを開いてくださいね 。
神様はどうして 、
俺たちに悪戯をするのだろうか 。
ある日の夕方 。
雨が降り出し 、俺と2人 、
弟と雨宿りをしていた 。
容赦なく降り注ぐ水滴が 心を暗くする 。
どうして突然 、雨なんて降ってきたのか 。
☔『 … なつくん … ?』
先程まで黙り込んでいた弟のこさめが 、
突然口を開いた 。
🍍『ん?』
☔『こさめね 、なつくんのこと 、』
☔『好きだよ』
照れ笑いしながら 、こちらを見つめる こさめの瞳は
何処か 遠くを見据えているようでもあった 。
そして 、こさめの気持ちに答えるように
俺も言葉を返す 。
🍍『 … 俺も好きだよ … ? 笑』
ただの 他愛ない兄弟の会話だと
思われるだろう 。
でもこれは 、お互いの本当の気持ちであり 、
決して『家族だから』『兄弟だから』
の会話では無い 。
兄弟として育ってきた 。
ずっと 、ずっと 、そうだった 。
でも 、いつしか
☔『なつくん 、っ!好きだよ!』
🍍『 … うん 、笑( 照 )』
“ 好き ” の言葉を 真に受けるようになっていて
気がついた頃には
🍍『 … こさめ 、好き』
🍍『誰にも渡したくないくらい 、愛してる』
☔『 … ふふっ 、笑』
☔『こさめもすきだよ 、っ?⸝⸝』
遅かった 。
1度加速してしまえば
もう元には戻れない 。
今更 必死にこの感情を止めようとしても無駄だった 。
止むことを知らない雨 。
雨宿りをしていたにもかかわらず 、
足先は少し濡れている 。
☔『雨 … 止まないね … 笑』
空を見上げるこさめの瞳には
無数の水滴が映っていた 。
🍍『 … こさめ 、?』
☔『んー?』
今しかない 。
そう考えた瞬間だった 。
🍍『 … 好きだよ』
甘い口ずけを交わす 。
それは一瞬のことだった 。
今まで感じたことの無い感覚と 、
高鳴る心音 。
こさめの耳にも届いてるかもね 。
☔『 … なつく 、ずるいよ … (ポロポロッ』
止むことの無い雨 、止むことの無い涙 。
こさめを抱きしめていた 俺の腕には
雨ではなく 、こさめの瞳から溢れ出たものが
伝わっていく感覚があった 。
兄弟の恋愛なんて 、許されない感情 。
今だけは 、涙も そんな感情も
🍍『もう1回言うけど 、』
🍍『俺 … こさめのことが好き』
☔『 … !うん、っ!こさめも … 笑⸝⸝⸝』
☔『大好きだよ 、なつくん … !⸝⸝⸝』
全て雨に隠してもらおう 。
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お読みいただきありがとうございます 。
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本に終わりはありません 。
貴方が忘れない限り 、ですよ 。
よければまた足を運んでくださいね 。
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駄作 。
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