皆が、読みたいらしい、
原神をつくるぜぇ!!テッテレー☆(?
完結はできないかも、?w
後、完全に皆の口調おかしい
まだ完全に覚えたわけではないから、、w
一人称とか間違ってたら遠慮なくこめして欲しい!
Prologue 瑠璃色の記憶
夜明け前の璃月(リーユエ)港。
海面に映る月の光が、瑠璃色の波紋を描いていた。
船が行き交う港の喧騒は遠く、ひっそりと静まり返った街並みには、一陣の涼しい風が流れている。
そんな中、一人の女性が桟橋の上に立ち、遠い水平線を見つめていた。
瑠月静空──彼女の青い髪は夜風に揺れ、瞳には微かに憂いが宿っている。
その表情は、一見すると明るく元気な性格からは想像もつかないほど静かだった。
「ねぇ、お姉ちゃん……今、どこにいるの?」
独り言のように呟いたその言葉は、風に乗り、夜の闇に溶けていった。
彼女が姉、瑠月月美を探す旅に出てから、もう16年が経っていた。
あの嵐の夜、両親が亡くなり、姉妹二人きりの生活が始まった矢先、月美は突如姿を消した。
わずか5歳だった私は、何が起きたのかもわからないまま、姉の帰りを待ち続けた。
しかし、月日が経つにつれて、姉の行方に関する手がかりがひとつも見つからないことに気づいた私は、自ら動く決意をする。
まだ幼かった彼女は、姉との記憶を頼りに、一歩ずつ旅路を進めていった。
「でも……まだ会えてないんだよね。」
思い出の中にある姉の笑顔。
それを追いかけるように、璃月だけでなく、モンドや稲妻など、数々の土地を巡ってきた。
しかし、何もかもが順調だったわけではない。
姉を探すどころか、危険な状況に何度も巻き込まれ、命の危機に晒されたこともある。
けれど、そのたびに私は笑ってこう言うのだった。
「これぐらい平気だよ!だって私、強いもん!」
自分自身を奮い立たせるための言葉だった。
でも、それは嘘ではなかった。
私は火と水、二つの元素の力を同時に操るという特異な能力を持っていた。
その力を使って、戦闘が苦手だった静空は遠距離攻撃を得意とする術を磨き上げた。
そして、もう一つ──彼女が持つ「料理」と「お菓子作り」の腕もまた、多くの人々の心を掴む大切な特技だった。
数えきれない人々が彼女の料理とお菓子に励まされ、彼女の旅の力となっていた。
「……さて、そろそろ行こうかな。」
夜明けの光が空を染める。
目を閉じ、深呼吸をすると、青い瞳を静かに開いた。
その中には、揺るぎない決意が光っている。
すると、後ろから聞き慣れた声が響いた。
「こんな朝早くから、何をしているの?」
振り向くと、旅人・蛍の姿があった。
相棒のパイモンも、彼女の肩にちょこんと座っている。
「蛍!おはよう!……いや、もしかして、まだ夜のうちかな?ふふ、そっちの方がロマンチックだね!」
私はおどけるように笑いながら手を振った。彼女の明るい性格に、蛍は少しだけ口元を緩める。
「ロマンチックかどうかは知らないけど……静空、あなたは何か考え事をしていたみたいね。」
「まぁ~ちょっとね?でも、心配しなくていいよ!私の大切な人を探す旅は、これからも続けるだけ。だから、今日は気合い入れて頑張ろうって話!」
「……その大切な人、か。」
蛍は私の言葉を繰り返すように呟いた。
彼女もまた、大切な兄を探す旅を続けている。
似た境遇を持つ者同士、二人は強い友情を感じていた。
「じゃあ、行こっか!まずは璃月港で情報収集だね。今日も美味しいお菓子作って、みんなを味方にしちゃおうっと!」
軽やかに笑いながら、私は蛍の隣に並ぶ。彼女の背中には、姉を探し続ける強い決意と希望が詰まっていた。
瑠璃色の空が完全に夜を明け渡し、黄金色の光が璃月港を照らし始める。
彼女たちの旅路もまた、新たな幕を開けようとしていた──。
Profile
名前 瑠月静空
年齢 21
性別 女
性格 明るい、面白い、凄い喋る
好き 甘いもの
嫌い 特になし
得意 料理、お菓子作り、遠距離戦
不得意 戦闘、近距離
その他 テイワットの住人。両親を5歳の頃に亡くし、その後姉が行方不明。姉を探すたびに出ている。火と水の元素を使える特殊能力を持っている。
名前 瑠月月美
年齢 22
性別 女
性格 元気、優しい
好き 人形、家族
嫌い 怖いもの、野菜
得意 話すこと
不得意 絵を描く事
その他 テイワットの住人。静空の姉。元素は氷。両親を亡くした後、失踪した。
1話 瑠璃色の約束
朝日が璃月港を黄金色に染める。
私は蛍と一緒に港の賑やかな通りを歩いていた。
船着き場では忙しそうに働く人たちの声が響き、遠くからは海鳥の鳴き声も聞こえる。
私は大きく深呼吸をした。
「うん、今日も良い天気!こんな日は、美味しいお菓子を作って食べるに限るね!」
蛍が横目で私を見て、小さく笑った。
「静空って、本当に元気だよね。」
「そう?褒められてるのかな?」
私は蛍の反応に笑いながら首を傾げた。
「でもさ、元気がなきゃ何も始まらないよ。それに、姉を探すためには、とにかく人と話さなきゃダメでしょ?笑顔が一番手っ取り早いんだよ。」
「……確かにね。」
蛍は私の言葉に納得したように頷いた。
「でも、いつも無理して笑ってるんじゃないの?」
その一言に、私は少しだけ息を呑んだ。
「無理、かぁ。」
私は足を止めて海を見た。
青い波がキラキラと輝いていて、眩しいくらいだった。
「……無理してるつもりはないよ。だって、泣いても怒っても、姉が戻ってくるわけじゃないから。だったら笑ってた方がマシじゃない?」
蛍は何も言わなかったけど、その瞳はまっすぐ私を見ていた。
少し気まずくなって、私は手をひらひらと振った。
「もう、そんな真剣な顔しないでよ!とにかく、今日は頑張って情報を集めるんだから。蛍も協力してよね!」
「分かった。」
蛍は小さく笑いながら頷いた。
「じゃあ、どこから回る?」
「うーん、そうだねぇ……まずは市場かな。ここで売られてる商品って、他の地域からも来てるでしょ?もしかしたら姉がどこかの商人と一緒に旅をしてるかもしれないし。」
そう言いながら、私は市場に向かう道を進んだ。
何度も歩いた道だけど、私はいつもどこかに新しい情報が隠れているような気がしている。
市場に着くと、活気に溢れた雰囲気に少し元気をもらえた気がした。
魚屋の威勢のいい声、果物屋の甘い香り、人々の笑い声。こんな景色を見るたびに、私は思う。
「もし姉がここにいたら、どんな顔をするだろう?」
それを考えるだけで、胸が少しだけ温かくなる気がした。
「静空、ここ!」
蛍の声が聞こえて振り向くと、パイモンが果物屋の前で大きなスイカを抱え込んでいた。
「これすごく美味しそうだよ!買おうよ!」
パイモンが大興奮しているのを見て、私は笑ってしまった。
「パイモン、それは良いけど、持てるの?」
「もちろん!」
とパイモンは胸を張ったけど、その小さい体では到底無理そうだった。
「仕方ないなぁ。」
私はスイカを抱えて代わりに持つ。
「買ったら、みんなで一緒に食べようか。後で私、ちょっと工夫してスイカのゼリーとか作ってみるよ。」
「スイカのゼリー?!✨️」
パイモンが目を輝かせた。
「絶対美味しいやつだよな!静空の料理、最高だもん!」
「ありがと~!そう言われると頑張っちゃうな~!」
そんなやり取りをしていると、突然後ろから声をかけられた。
「おや、見たことのない顔だね。旅人さんかい?」
振り向くと、市場の端で屋台を構える老婆が微笑んでいた。
少しシワの深い顔だけど、その目は優しく、どこか懐かしい感じがした。
「えぇ、まあ旅人……みたいなものです。」
私は軽く笑って返した。
「少し人を探していて、いろんな場所を回ってるんです。」
「人を探している?それは大変だねぇ。」
老婆は屋台の奥から何かを取り出して、私に差し出した。
「ほら、これを持っていきなさい。疲れた時には甘いものがいい。」
手渡されたのは、小さな包みに入った焼き菓子だった。
焼きたてなのか、ほんのり温かい。
「わぁ、ありがとうございます!」
私はお礼を言いながらそれを受け取った。
「おばあさん、これ、いくらですか?」
「お金なんていらないよ。困っている人には助け合いが大事だろう?」
老婆は優しく笑う。
その言葉に、胸が少しだけじんとした。
「……私も、こんな風に誰かを助けられる人でありたい。」
そう思った瞬間、ふと姉の姿が頭をよぎった。
姉も、こんな風に誰かに優しくしてもらっているのだろうか。
それとも──。
「静空、大丈夫?」
蛍が心配そうに私を見つめる。
「あ、うん!大丈夫!ちょっと考え事してただけ!」
私は慌てて笑顔を作った。
「よし、次はどこ行く?」
「もう、無理しないでよね。」
蛍は呆れたように言ったけど、その声はどこか優しかった。
「大丈夫だってば!」
私は胸を張って歩き出した。
璃月の空は今日も美しい。
でも、私の心の中には少しだけ影が差している。
それは姉を探し続ける限り、きっと消えないだろう。
でも、それでも私は笑う。
そう決めたのだから。
「お姉ちゃん、今日もまた一歩近づいたよ。ちゃんと見ててよね。」
自分にそう言い聞かせるように呟き、私はまた一歩、進む。
next~2話
はーと、ほしぃです
コメント
2件
うわ〜めっちゃ好き、w 続き楽しみにしてるね!
いつも同じことしか言ってなくてごめんけど、この話しもすごい好き 情景とかね鮮明に浮かぶんだよね それから心理描写もすごく伝わってきて俺なりの解釈にはなってるだろーけど心打たれる