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好きすぎます!!フォローしてもよろしいでしょうか!?というかもうフォローしました!
アメ日帝です。(地雷の方は回れ右)
NL注意
1900年代くらいのお話です。
日帝視点
西洋諸国と貿易するようになり、明治維新が起こっていた現在の日本。軍国主義になり、国も豊かになってきた頃の事だった。
色んな人が溢れている街だ。
貧しい家族や、金持ちの令嬢、娘を連れた夫婦…
数えるときりがない。
そんな事を考えていたらガラの悪そうな奴らに絡まれてしまった。
MOB「おねぇさぁん、こんな所でなんしてんの?」
MOB「こんなトコ一人とか危ないよ、一緒にいかない?俺等詳しいし。」
日帝「や、やめてください…」
MOB「いいからいいから。」
手を引かれた瞬間、私の隣に男が立っていた。色とりどりな髪に、美しい蒼い瞳。間違いない。
アメリカ「なーに。昼間っから女の子に話しかけるまで落ちぶれたのか?」
MOB「そ、祖国!申し訳ありません!失礼しました!!!」
アメリカ「そこらへんでクソでもしてろよ―。」
「祖国」そう呼ばれた彼は、私を見下ろす。
アメリカ「大丈夫か?日帝。」
日帝「別に…///お前に気を遣われる程落ちぶれちゃいない」
アメリカ「冷たいね。助けてあげたのに、」
こいつには何か惹かれるものがある…例えるなら…圧倒的なカリスマ性、といったところだろうか。
現に…私も彼に恋心を抱いてる女の一人で…///
彼には素直になれない。
アメリカ「日帝の家ってこの辺だよな。送ってくよ。」
日帝「は、はぁ!?///////」
アメリカ「ほら、さっさと行くぞ。」
日帝「おっ、おい!」
彼に送られたあと、何度か遭遇する事があった。そのたびに他愛の無い話をし、段々親しい仲にまでなってきた。
日帝「なぁ…米国…」
アメリカ「ん?なぁに?」
日帝「わ、私と男女交際をしていただけないだろうか…///////」
数秒の沈黙が流れる。彼が最初に口を開いた。
アメリカ「いいよ」
彼の返事には驚いた。ダメ元の告白だったから。
日帝「アメリカ…その、抱き締めてくれないか?///////」
アメリカ「ん、おいで。」
彼に抱き締められると全身が暖かく、涙が出そうになる。お父様とは違う、別の暖かさ、
日帝「ア、アメリカ!苦しい、」
アメリカ「日帝ちゃんはあったかいなぁ~」
甘えてくる彼は犬のようで可愛かった。彼の知らない一面…こんな事もあったのね。
大好きな人と恋人になれたのはとても嬉しく、暫く舞い上がっていた。弟の日本からは「最近嬉しそうですね、姉さん」と言われたくらい。
アメリカ視点
日帝ちゃんと恋人になって、暫くがたった。滅茶苦茶浮かれていたがその気持ちも消え去った。それは親父たちに日帝ちゃんの事を話していたときだった。
イギリス「おやめなさい、彼女は信頼できない。」
フランス「母としても、そんな女に可愛い長男を渡せないわ。」
アメリカ「親父…お袋…」
カナダ「兄さんには他にもいい人がいるんじゃないかな?」
カナダが慰めるように言ってくるが、そんなのなんの慰めにもならない。
家族を取るか、恋人を取るか。
何度も決断を迫られたが俺にとっては決めがたい選択だった。
アメリカ「俺は…日帝と別れたりしない。」
オーストラリア「兄ちゃん…」
オーストの視線が俺を刺し殺すようで、とても辛かった。
それから数ヶ月間、俺達は変わらず付き合いを続けた。お互いに楽しい時間を過ごすことができ、何よりも安心できる大切な存在へと変わっていった。
アメリカ「日帝、俺と結婚してくれ。」
日帝「え、」
アメリカ「俺には日しかいないんだ。」
日帝「…!つ、謹んでお受け致します。」
俺達は婚約をした。しかし、ここで大きな壁が立ちはだかる。それは俺の両親だ。
2人で結婚の挨拶をしに行った時、両親から散々罵られた。
フランス「嫌よ!アメリカ!冗談って言って!」
イギリス「よしなさい!周りからなんて言われるか…」
アメリカ「親父…!だけど…!」
ここで引き下がる訳にはいかない。そう思ったが、鶴の一声が響く。
日帝「アメリカ、行きましょう。」
アメリカ「日帝ちゃん…だが、」
日帝「いいから。」
彼女の瞳から何か作戦があると察し、家族の制止を振り切って2人で駆け出す。
彼女についていくと、とある母屋に入った。
アメリカ「日帝…どうするつもりなんだ?」
日帝「アメリカ、駆け落ちしましょう。」
「駆け落ち」結婚を認められなかった男女が失踪する事…果たしてバレずに行けるだろうか?
日帝「貴方が嫌ならしない。どうする?」
アメリカ「そんなの…勿論するに決まってるじゃないか。絶対に君を守る。」
日帝「分かったわ…もう用意してあるの、行きましょう…」
親父、お袋、兄弟達、
今は俺のワガママを許してくれ————
ありがとうございました。
2000字近くになってしまいました。
こういうアメ日帝もよくないですか!