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12月15日。
呪術高専では、宿儺戦に向けた準備が進む中、突如として呪霊たちが高専を襲撃してきた。
「警報!警報!」
突然、校内全体に警報が鳴り響く。
全員が襲撃の兆候を察し、急いで戦闘態勢に入る。
伏黒「呪霊か!急げ!」
乙骨「気をつけろ!このタイミングで襲撃とは、何か裏があるかもしれない。」
加茂「呪霊どもが、どういうつもりで来たのか……早く対処しないと、施設が無駄に破壊されてしまう。」
歌姫「私も行くわ!」
蛇神の巫女「私も出る。」
全員がそれぞれの準備を整え、戦闘へと向かう。
高専の敷地内に、呪霊たちが次々と現れる。
その中には、今まで目にしたことのない恐ろしい姿の呪霊たちも含まれていた。
「うおおおお!」
巨大な呪霊が突如として出現し、高専の門を一撃で破壊する。
その呪霊は、見た目が巨大な頭を持つ獣のようで、全身に無数の触手が絡みついている。
伏黒「……あれは、“呪霊王”の使徒か。」
加茂「まさか、あの呪霊王の指示で襲撃してきたのか……。」
乙骨「気を引き締めろ、みんな!あんなのに時間を取られている暇はない!」
蛇神の巫女「私が先に出る。」
蛇神の巫女は一瞬で呪霊に向かって歩き出す。
その姿が見えた瞬間、呪霊の動きが一瞬停止する。
何かを察知したようだ。
「――神々の加護を、今ここで見せる。」
蛇神の巫女は、手を天に掲げると、突如としてその場に神のような巨大な力が現れる。
その力が呪霊を貫くように光り輝き、呪霊たちが次々と爆発するように消滅していった。
一方、乙骨と伏黒は連携して戦っていた。
乙骨「伏黒、こいつらはしつこいな!」
伏黒「逆に言えば、手ごたえありだ。」
伏黒は、呪霊の攻撃をかわしつつ、その隙に力強い一撃を加える。
乙骨は冷静に術式を使い分け、呪霊を確実に排除していった。
「“呪術結界”」
乙骨が手をかざすと、呪霊たちを一斉に無力化する結界が展開される。
その中で、伏黒が一刀両断に呪霊たちを切り裂いていく。
伏黒「これで終わりだ!」
乙骨「まだだ。後ろにまだいるぞ。」
伏黒「まだかよ!」
乙骨「油断するな!」
二人は次々と呪霊を倒していくが、呪霊の数は無限に湧き続けるかのようだった。
その時、歌姫が前方に出てきた。
歌姫「待ってて!私も行くわよ!」
歌姫はその場に立ち、呪霊たちを引き寄せるように歌い始めた。
「さあ、響け!心の歌!」
その声が空気を揺らし、呪霊たちが次々と動き出す。しかし、その動きが止まり、彼らは歌姫の歌に完全に支配されていく。
歌姫「終わらせてやる!」
歌姫の歌が呪霊たちの心に響き、次々と呪霊がその場で力を失っていった。
その中、突如として現れた最強の呪霊が彼らの前に立ちふさがる。
その呪霊は、まるで神のように巨大な姿を持ち、全身に無数の呪霊が取り付いていた。
「来たか、最後の一体。」
伏黒は冷静に目を光らせる。
乙骨「……最強の呪霊、か。」
加茂「俺たちの最強の手を使う時が来た。」
蛇神の巫女が後ろで呟く。
蛇神の巫女「神々の加護、今一度発動。」
その瞬間、周囲の空間が一瞬で凍りつき、神の加護が呪霊を包み込んだ。
「死を与える神の力……」
呪霊はその加護に触れると、次々と砕け散り、最強の呪霊も破壊された。
戦闘が終わり、全員が無事に戻った。
伏黒「……これで、また一歩前進だ。」
乙骨「でも、次の戦いの方がずっと厳しい。」
加茂「やはり、宿儺の力を前にしては、どんな準備をしても安心できないな。」
歌姫「でも、私たちならきっと乗り越えられるわ。」
蛇神の巫女「私は神々の力を授かっている。勝つために何でもする。」
全員が顔を合わせ、決戦に向けた意志を新たに固めた。