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nk.kn
年齢変更あり
社会人経験がないため何となくで書いています
※ご本人様方とは何の関係もありません
「好きです」
目の前で頬を赤く染めながらこちらをじっと見つめてくる先輩にそう言われたのは丁度6年前
桜が綺麗に咲き誇っていた日、彼の卒業の日。
俺は先輩のことが好きだった。
先輩と話す後輩は俺だけ…
先輩と遊ぶ後輩も俺だけ…
先輩のあの優しい笑顔を見せる後輩も俺だけ…
先輩が好きだと言った後輩も俺だけ…
全部全部俺だけの特権だった。
けれど、同級生には敵わない。
先輩の親友のbroooock先輩。
彼もまたきんとき先輩が好きだった。
中学からの友達で、高校も大学も一緒。
…ずっと近くにいる彼とは反対に、俺はきんとき先輩とずっと近くにいることはできない。
俺は後輩で、卒業する年が違う。
たった一年の差が、俺にはすごく大きく見えた。
だから俺は逃げ出したんだ。
…先輩に思いを伝えることから…