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昨日の続きからだね。私の物語。
優里奈とクラスが別れたのがすごくショックで気分がダダ下がりの中唯一の救いがあった。
「あれ?美希じゃん!久しぶりー!元気にしてたか!?」
見た目がチャラ男の人に声をかけられた。
「…誰ですか?」
「え?!!忘れたのか?俺だよ!中村照史!小学生の頃みきあきとか呼ばれてただろ!セットで!」
みきあき…?あぁ!
「あー!あの照史!元気にしてた?」
「俺は元気だよ!美希はなんか元気ねーじゃん?」
「いやー、優里奈覚えてる?クラス離れちゃって萎えてたところ〜」
「優里奈か、覚えてるよ!俺小学生の頃好きだったし!」
突然のカミングアウトをされた
「えぇ?!そうだったの?!」
今考えてみれば誕プレとか優里奈の方が豪華だったような…??
なんで色んな思い出話に花を咲かせてたら
「おーい、席ついてなーHRやるぞー」
そう言いながら入ってきたのは、ダンディな40代前半?の先生だった。
「今年1年間このクラスを受け持つことになりました川口幸信ですよろしく」
そう自己紹介した時だった「せんせーイケメーン」「結婚してるんですかー」と周りの女子たちが少女漫画かのように声をかけていた。
「質問は答えません。30分後に体育館に移動して入学式やるからそれまでにトイレ済ましておくように〜以上、じゃ、」
そう言い先生は出ていった。
30分間トイレって訳にも行かないし、優里奈のところにでも行こうかな〜
「ねぇ、あなたって照史と仲いいの?」
そう声をかけてきたのはいかにもやばそうな女
「え?あ、うん、小学校が一緒なんだ」
そう答えると
「ふーん、、ねぇ、私に協力して、照史のこと狙ってるんだ。中学の時から」
おー、恋愛漫画の展開みたい。ベタだな、
「ん〜、できることがあればやれるだけやってみようかな(笑)」
ニコッと答えたら、私をキッと睨んで
「あっそ、まぁあんたは平気そうだからいいか」
そういうとやばそうな女は去っていった
あの女やばいな…名前聞いておけばよかった…
トイレも済ませ、体育館に向かい、入学式が始まった
新入生代表の言葉で出てきたのはザ・ガリ勉のような男の子。メガネを深くかけて話している。
「今日という日が…」
なんて真面目なこと言ってるのを聴きながら眠くなる
早く放課後にならないかなーなんて思いながらまた新入生代表の子を見るとバチと目が合った。ずっと目を見つめてこられてる気がする。変なの。
入学式も終え、優里奈がクラスに来るのを待ってると照史が声をかけてきた。
「なぁなぁ、放課後暇?遊ばね?」
なんて声をかけてくるもんだからヤバ女がこっちを見た。結構な睨み具合…笑
「いや、優里奈と予定あるから遠慮しとく!あ、優里奈!じゃーね!」
ちょうどいいタイミングで優里奈が来た。照史にお別れを言い足早にクラスを出た。
今日はここまでだね、また聴きに来てね私の物語。