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わぁぁぁぁぁ 恋しちゃったぁぁぁぁw(〃ω〃)
恋?????? 口角が限界突破した!家族の前なのにね⁉︎
戦いの最中、まどかの目に一瞬、感情が現れた。
魔物たちを操り、冷酷に目的を果たすことだけを求めていた彼女。しかし、戦闘の合間にふと気づくと、心の奥底で何かが揺れ動いているのだ。
その感情が何か、彼女自身にも分からなかった。
「な、なんで…?」
まどかは心の中で問いかける。
自分がなぜ、レイスに感情を抱いているのか。
彼は冷徹で無感情な男。戦いにおいても、感情を一切見せない。それでも、彼の言動やその存在が、まどかの心を掻き立てる。
まどかは戦いを一旦止め、深く息を吸った。
周囲の魔物たちが動きを止める中、レイスもまたその異変に気づいた。
「お前、何を考えている?」 レイスの声が冷ややかに響く。
まどかは少し躊躇した後、少し恥ずかしそうに答える。
「私、あなたに…興味がある。」 その言葉は、まどか自身にとっても予想外だった。
レイスは目を細め、血の巨人を解除した。
彼の瞳にほんのわずかな驚きが映ったが、すぐにその表情は戻る。
「興味?」
「ふふ…そのようだな。」 レイスの冷徹な口調が、まどかにとって少しだけ優しく聞こえた。
まどかは少しばかりの沈黙を置いた後、はっきりと言った。「私、あなたがどうしてそんなにも冷徹になったのか知りたい。」
「…知っても、何も変わらん。」
レイスの答えは予想通りだ。
「それでも、あなたが少しでも…私に心を開いてくれるなら。」まどかの言葉が、レイスに何かを感じさせる。
その目には一瞬、戸惑いが見えたが、すぐにまた冷徹さが戻る。
「――興味を持つな。俺には関わるな。」
その一言が、まどかの心に痛みを与える。しかし、彼女は笑顔を浮かべて言い返した。
「うん、わかった。でも、絶対にあなたのことを知ってみせる。」
その瞬間、戦場にまた一度、緊張が走る。
だが、まどかの心の中で一つの確信が芽生えた。
これが、恋だと気づいた瞬間。