家に帰って来たが特にやる事は無いし、そうなると余計に変な事ばかり考えてしまうな。
「めんどくさ…」
あいつらは多分本気で言ってる。いやだとしたら俺は何なんだよ?
「ん?待てよ…」
とある考えが頭に浮かんだ。
「俺の存在が本当に無くなってるとしたら、今の枢軸は二人なのか?」
調べて三人だったらあいつらは嘘を付いてるって事になるのか。調べるしかないな
「あー…当たって欲しくなかった」
スマホの画面に写っている「二人」の文字が、今だけは悪夢に見えた。
何だかもう家に居たくない。
「もう夜も遅いが今日は少し出てみるか…」
「ナチー、聞いてる?」
「あーはいはい聞いてる聞いてる…」
何で会議終わりの帰り道にまで付いて来るんだこのパスタは。ストーカーか?
「お前家逆だろ…」
「今日はナチの家に泊まる!」
「ダメだ。明日も仕事あるんだぞ」
「酷ーい」
「もう暗いんだから早く帰れ…ん?」
「どしたの?」
電灯の下に人影が見えた。日帝だ!
「日て…」
「わぁー!!虫!ナチ捕まえて!!」
「人の言葉を遮るなお前は!」
もう一度電灯の方を見てみたがもう日帝は居なかった。
「えー、ナチは何て言おうとしてたの?」
「日帝がいたから声を掛けようと思ったんだ」
「日帝って誰?」
「は?」
急に何を言い出したんだこいつ?
「ナチの知り合いなの?」
「え、いや日帝はお前も知ってるはずだろ」
「最近仕事しすぎじゃないの、ナチ?僕日帝なんて子知らないよ。」
何を言う…いや待てよ。もし私の予想が正しいなら…
「イタ王、さっきお前が会議サボってるのを捕まえた時に言おうとしてた事あるよな?」
「え?うん、あるけど」
「今すぐ聞かせてくれ。」
「ええ、本当にどうしちゃったのナチ…?まあ良いけどさ」
コメント
3件
続ききになるぅ☻