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コメント
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サリバン「さーて，そうと決まれば！」
ん？と思っているとサリバンさん…じゃなかった
おじいちゃんがパチンと指を鳴らした
すると私と入間の服が制服に変わった
入間「なっ，ななな
なんですか，これっ！」
『可愛いな』
サリバン「サプラ〜イズ！可愛い初孫だもの
保障は万全！衣服・食事・住居，そして」
おじいちゃんはにっこりと笑った
サリバン「教育！
君達を“悪魔の学校”に通わせてあげよう！」
入間「…………」
入間は驚いて目をパチクリとさせた
私は想定内だったので別に驚かなかった
サリバン「入間君，両親に連れ回されてろくに学校通えてなかったでしょ？」
私は小学校や中学校はおろか，学校というものにすら行った事無いぞ
ずっと兄様に着いて回ってたからな
サリバン「だいじょうぶ！
手続きはもう済んでるんだ！
鳴ちゃんもさっき手続きしておいたよ！」
いつの間に
サリバン「なぁに気にしないでいいよ
僕は君達のおじいちゃんだもの！
あぁ，いい響きだね，おじいちゃん！
入学式は校門で写真撮ろうね！」
おお，かなりのハイテンションだな
入間が戸惑っている。可愛い
入間「いやっ，あのっ……
悪魔の学校って，人間が入学していいものなんですか？」
前例は無さそうだな
サリバン「前例はないけど，だいしょうぶ！
バレなきゃ食べられることもないよ！」
入間「バレたら食べられるの！？」
いや，普通に考えたら分かるだろう
大袈裟だな入間は
京極「かっかっか
面白い仔じゃ」
…本当に消えて欲しい
入間「あのっ，僕……」
サリバン「いやー，でも，入間くんと鳴ちゃんがいい子で良かったよー」
おじいちゃんはまるで入間の言葉を遮るように云った
サリバン「……もし断られたら，僕は君達を今夜の食卓に出すしかなかったもの……」
私は其処で恐ろしいものを見た
一瞬の内だったがハッキリと見えた
恐らく入間にも見えただろう
おじいちゃんの背中から翼が生え，恐ろしいツノがバキバキと伸びていたのだ
しかし瞬きの合間におじいちゃんは戻っていた
アレは幻覚だったというかのように
サリバン「あれっ
なにか言った？」
入間はきっぱりと首を振った
入間「いいえ，なにも」
かくして入学準備は着々と進んで…
私達は悪魔学校バビルスに通う事になった
そして猫耳の人はオペラという名前の人だと分かった
入学式当日
入間「うっわぁ〜……」
此れはかなり…
入間&鳴「『でっ，でっかい……！』」
は！柄にも無くはしゃいでしまった（はしゃいでたの？）
サリバン「入間くん！鳴ちゃん！
写真写真！」
遮光眼鏡（サングラス）を外す
私と入間，おじいちゃんと並びオペラさんに写真を撮って貰った
サリバン「じゃっ，新入生はあっちね
頑張って！」
そう云っておじいちゃんは行ってしまった
入間「えっ」
ん？“頑張って！”とは？
…もしかしておじいちゃん此処の理事長とかじゃ無いよな？
私達はバビルスの中に入る
…うん
凄い浮いてるな私達
あ，遮光眼鏡（サングラス）掛けないとな
入間「（もっと怖い所かと思ってたけど
ちゃんと学校なんだなぁ…
これならあんまり目立たない様にすれば…）」
教師が立つ様に促し校歌斉唱と云う
「人間丸々我らの食い物
魂・血と肉 残さず啜れ」
よし，目立たない様にしよう
絶対に！
教師「えー続いて理事長挨拶…」
入間「（理事長！？一体どんな…）」
サリバン「入間くーん，鳴ちゃーん
おじいちゃんだよー！」
おじいちゃんが出て来て手を振って来た
思わず人形を落としてしまった
『ブー！！！！！！』
入間「（なッしょッ
職場だったーッ
しかも理事長
入学に頑なだった理由はこれか…！！）」
私は急いで人形を拾う
辞めてくれ，頼む変な事は云わないでくれ
サリバン「実は孫が入学しましてね
これがもうかわいくてかわいくて」
馬鹿ｯお願いだ黙ってくれ！
そして京極！先程からニヤつくな！
入間「（目立っちゃう！！
お願いだから変なことは…ッ）」
サリバン「そんな孫と撮った1枚がこれです」
『拡大写真（ポスター）…？！』
顔バレた…でも遮光眼鏡（サングラス）を掛けてるからそう簡単にはバレんだろう…
そう思いたい
サリバン「後ほど配布します」
誰も要らないだろそんなの
サリバン「よし，言いたいこと言ったからおわり
バイバイ」
なんて馬鹿なんだ！
てか拡大写真（ポスター）持って帰ってくれ！恥ずかしい！
「凄かったな」
「孫バカ？」
「いるまとめいだって」
もつ目立つ所の騒ぎではない…
如何すれば…
教師「では続きまして……
新入生代表挨拶」
あの悪魔（ヒト）が新入生代表…
『…綺麗な悪魔（ヒト）…』
思わずそう呟く
入間「え（お，お姉ちゃん…？！）」
あ，注目の的が彼の仔になった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
文字数多いので分けま〜す
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