僕は、ドットーレに呼ばれて…実験室に向かった…薬を飲んでほしいとのこと…成功すれば強くなると……
(来たよ、)
(来たか、遅かったじゃないか、)
(遅かったって…朝の5時だぞ…)
(そうだな、今試した方が良いと思ってな、失敗の可能性が出たら大変そうだったから…)
(なんか失敗したら、変な効果でもつくのか?)
(それを言えばお前は飲まないだろう?)
(まぁね、)
正直その話からして、効果はある…けど…ドットーレのこの楽しみそうな顔は、間違いなく飲ませる気しかない、成功することを祈る…
(ン,ッ,マッズ、)
(……失敗か…)
(効果は?)
(性欲欲求、つまり、興奮する)
(それって…つまり、人間で言う発情期?)
(あぁ、はじめての経験にはなるはず、人間の大変さもわかるだろう、良かったな…だが、回りには気を付けろ、特に幹部には)
(確かに幹部は強いしね、部下なら投げ飛ばせば……)
(そうならないと思うぞ、人間の発情期は時に足を引っ張る、体の力が抜けたり、頭がボーとしたりとな…気を付けろ、)
(……わか…た…)
少しは調べたことがある…だから自分の意識をしっかりもち、他人に近づきすぎないことも大切だろうか…だが、何もわからない…仕事が大変そうだ…しかもよりによって今日は部下に命令する任務だ……いつ効果が出るのかもわからないし…最悪だ…
(………遅い。)
部下が来ない、もう10分はたってる、そんなことを思いつつ、待っている…頭がしだいにくらくらして、顔が熱い…これが効果?
(部下がまだいなくて…良かった…)
一人呟くと、部下がやっと来る、
(遅れました…すみません!!)
(……さっさと行くぞ)
(は…はい…)
部下は目を丸くした、いつもなら注意をするから、予想外だったのだろう、だが今注意できるほど余裕ではない、さっさと終わらせようと考えた…
(…)
任務で敵に銃を向けた、部下たちも向けていた、今回の敵は強いため、僕も入り、気を抜いてはいなかった、けど…
(しま、ッ,)
ドットーレに言われていた通り、体の力が抜けた…敵もこっちに来ていて、ナイフを首に突きつけられた…部下は動けず…僕も力が入らない…部下の足を引っ張ってしまったんだ…幸い、部下はすぐに銃で敵を撃ち抜き、僕も解放されたが、体が熱く…息がしにくい…動けなくなった…
(ン,ハァ,ハァ,)
(体調悪いんですか…立てます?)
(ッ,すまない…)
(へ?)
(こうなるはずでは…なかった…のに、幹部なのに…足を引っ張った…)
(気にしないでください…こんな日もあります…)
部下たちはそう言っていた、だが、一人だけ僕の目をずっと見つめる者がいた……彼は僕を引っ張り、部屋に連れ込まれた…
(え、は?)
(気づきますよ、そんなの、こんな顔真っ赤にして、涙目で…呼吸も荒いと…)
部下の一人に気づかれた、抵抗もできなく、僕の体は言うことを聞かなかった…まるでこれからの行動を求めてるかのようで…嫌だった…
(ま…て、)
(我慢できません…)
顎をクイっと持ち上げられ、キスをされる、最初は優しかったのにどんどん深くなり、激しくなる…その後は舌が入ってきて、頭がボーとする…
(ファ,ン)
(ン,ゥ,プハァ,可愛いですよ、散兵様♡)
そう言いながら、またディープキスをされる、手はどんどん服の中に入ってきて…一枚一枚丁寧に脱がされている、その感覚だけでゾクッとしていたのに、口の中には舌が入ってきて、お互いの唾液が絡み付く、
(ン,フ,ンン…)
(ン,ゥ,)
快楽はしだいに僕の体を包み込む、頭がボーとして…もっと求めてしまう…これが発情期なのか…
(愛してます、俺はずっと大好きだった、ずっとこうしたかったので、もう…我慢できません…すみません。)
(ンァ,ンン!?)
部下の指は僕の中にぬるりと入ってきて、奥に入り込んでくる、どんどん入ってくる指がまた快楽を呼び起こして…しだいに抵抗力も、拒絶の意識さえ失くなってくる…
(ン,ァ、ンン…ま…てぇ…)
(ふふ、声は喜んでますよ、それに体だって正直、ますます興奮します、速く中にいれたいですね、貴方もそうでしょう?)
(ァ、やめ、ッ、 )
やがてもっとも奥まで入る、何本も入っていた部下の指は次第に、リズム良くバラバラに動き始める、グチュグチュとエロい音がなり…濡れている感覚が僕にもわかって…恥ずかしくなる…部下はそれをみて微笑んでいる、こんなことになるなんて…、
(中にいれますね)
(ま…て…ンン…ァ、グ,アァ!?)
指は引き抜かれ、かわりに部下の性器が中に入ってくる…
(ハ,ゥ,ン,ァ、ハァハァ)
(これからもっともっと楽しみましょうね♡)
これからが本番なのだとわかり、体が敏感に脈打つ…ここまでだとも思わなかったし、抵抗してるはずなのに、体は求めていて…とても…嫌な気持ちになれなかった…快楽に喜ぶ自分を感じ続ける1日になった。