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ピピ…ピピピピ……
予めスマホで設定しておいた目覚ましの音で目が覚める。
いつもはしつこく起こしてくる母さんの声が聞こえないためなんだか不思議な感じだ。
寝起きでフラフラする身体を無理やり起こして洗面台へ向かう。
昨日寝すぎたせいか、目が腫れている。
顔を洗ってタオルでやさしく拭き取る
とりあえず早く飯を食べて準備するとしよう。
朝は御飯派だ。昨日予約炊飯しておいた白飯が炊けている頃だろう。炊飯ジャーを開けてお椀にホカホカのご飯をよそう
7:38
モタモタしてる時間は無い。
味噌汁とご飯を一気に口の中に掻き込む
昨日リビングに干しておいたYシャツを強引にハンガーから取り、ひとつずつボタンを留めていく。赤色のネクタイをキュッと絞めたら、ブレザーを着る
火元を確認してリビングを後にする。
自分の部屋に鍵をかけたら
自転車でアパートをあとにする
でこぼこの道を自転車で走る。その度にガチャンッと音がなり自転車のカゴに入っているスクールバッグがジャンプする
緩い坂道を登って短いトンネルを潜り抜けた先にsypらしき後ろ姿が見えた
その影が見えると俺は自転車を早く漕いでその影に近づいた。どんどん近づいていくとそれがsypだということを確信した。
ci「syp〜!」
俺が後ろから大きな声で名前を呼ぶと
驚いたようにでも少し嬉しそうに
syp「なんやciかいな」
ci「んふ、おはよ!」
syp「おはよ。」
sypの横を自転車を押して歩く
ci「そーいや昨日の猫、お前ん家に居るんだよな?sypの家ペットダメとかどうとか言ってなかったけ?」
syp「そうなんよ。今はひとまず家の庭で暖かくさせて寝とるけど、バレたら大変な事になる。」
うーんと唸ると頭を考えて悩ませる。
昨日体育館裏で見つけた猫は一先ずsypの家で預かろうという話になったのだ。syp曰く今猫の状態は良いらしいのだが、sypの母親にバレたら、大変なことになってしまうため頭を抱えて悩んでいるところである。
ci「俺のアパートならワンチャン預かれるけど…」
syp「えっ!?ほんま??」
俺のアパートは山奥で建物自体は新しいのだがこの村自体人が少ないため入居者が俺を含めて4人ほどしか居ないのである。
ci「うん、俺が住んでる階が2階で2階に住んでるのは俺しかいないから大家さんの許可を取ればワンチャン。」
syp「今日放課後2人で大家さんに許可もらい行くぞ」
ci「よっしゃわかった!俺ん家集合な猫も持ってこいよ!」
syp「わーってるよ!」
学校に着くとsypは先生用があるからと言って足早に職員室にかけていった。
自転車小屋に自転車を直すといつものように自分の席に着く
大家さん優しい人だからいいよ〜って心優しく言ってくれるんだろうけど、俺ちゃんと面倒見れるかな…。
sypと一緒なら面倒見れるんだけどな…
うーん、しばらく頭を悩ませる。
あ!そうだ金曜日だけsypに泊まりに来てもらうのはどうだろう。金曜なら次の日は土曜日でそのまま遊びにも行けるし、何より次の日学校がないから早く起きる必要もない。あとでsypに提案してみよう。
…
ci「syp〜一緒に飯食おうぜ〜!!」
syp「いいよ、屋上行こ」
ci「俺今日弁当ないから購買で買ってから行くわsyp先行っといて〜」
syp「いや俺も着いてく」
ci「そう?ならいいんだけど」
購買に着くと始めてみる顔のおばちゃんがニコニコで話しかける。
「あらぁ、新1年生かしら?可愛ええねぇ。
今日は何を買う?」
メニュー表をじっと睨む。
唐揚げ弁当…焼きそばパン…メロンパン…カップヌードル…どれも捨て難いが、ここは無難に唐揚げ弁当にしよう。
ci「唐揚げ弁当をひとつ下さい」
そう言うと600円をおばちゃんに出す
「はぁーい唐揚げ弁当ね。600円ピッタリ貰いますね」
600円を受け取ると丁寧に箸とパックの緑茶と共にレジ袋に入れて俺に差し出す
ci「ありがとうございます」
「しっかり食べて大きくなるんだよ〜」
それを受け取ると近くのベンチに座っていたsypに声をかける
syp「早かったな。」
ci「うん、メニュー少なかったし。」
syp「んふ、ええわ早く屋上行こうぜ。」
ci「sypは弁当あるんだよな?」
syp「おん」
ci「いいなあ。俺も明日から弁当作ってこようかな。」
syp「ええやん。明日作ったら見せてくれよ」
ci「ま、早起き出来たらの話だけどな」
syp「なんやねん、早起きして作れや」
ci「まあまあ。」
「それより猫のことなんだけど俺一人じゃ世話できないからさ俺の家で猫を預かれたら毎週金曜日泊まりに来ん?」
syp「ええなあ、ci不器用だし心配だったからちょうどええわ」
「じゃあ早速明日泊まり来るから」
ci「案外すんなり受け入れるんだな…部屋片付けとくわちゃんとパンツ持ってこいよ」
syp「わーってるよ母ちゃんかよ」
そんな雑談を交えながら少しづつ弁当を食べていく。弁当を食べ終えると2人で屋上の階段を降りる
次の授業なんだったけ…理科か…
この授業もまあ寝れるな…早く準備して理科室行こ。
変なところできるね。一応『せんせい。』に出てくる学校と同じ学校の設定
時空が違うみたいな感じ
明日できたら2つとも投稿しますよろ