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暫くすると野球部のバンド地獄
アナウンス「《あっという間にノーアウト満塁だー！！
一回表のE組と全く同じ！！最大の違いは！！
ここで迎えるバッターは…我が校が誇るスーパースター進藤君だ！！》」
進藤「踏み潰してやる…杉野！！」
杉野「……！！」
アナウンス「《もとは同じ野球部で競い合った2人！！
しかし杉野はE組に落ち部活も追放！！
球技大会（ここ）でも待つ運命はやはり負けかァ！！」
其の時お兄ちゃんの足元に殺せんせーが出て来た
殺せんせー「中島君
さっきのカルマ君とキャロルさんの挑発が活きる時が来ましたよ」
敦「……あー，なるほど…
芥川〜カントクから司令〜」
芥川「……………………誠か」
龍さんは殺せんせーからの司令を聞いて呆れた顔をした
アナウンス「《！！こっ…この前身守備は！！》」
敦「明らかにバッターの集中を乱す位置で守ってる
けどさっきそっちがやった時は審判は何も言わなかった」
芥川「文句はなかろう」
理事長は成程という顔をした
理事長「ご自由に
選ばれた者は守備位置位で心を乱さない」
芥川「云ったな
では遠慮無くいくぞ」
お兄ちゃんと龍さんは進藤君にまた近付いた
アナウンス「《ちっ…近い！！
前進どころかゼロ距離守備！！
振れば確実にバットが当たる位置で守ってます！！》」
進藤「……………は？」
ま…あんな守備じゃどんな集中でも冷めちゃうよね…
敦「気にせず打って下さいスーパースター」
芥川「ピッチャーの球は邪魔しない」
理事長「フフ，くだらないハッタリだ
構わず振りなさい進藤君
骨を砕いても打撃妨害を取られるのはE組の方だ」
そうなったら与謝野女医（せんせい）呼ばなきゃね
進藤君は大きくバットを振った
しかし2人は殆ど動かずかわした
敦「駄目だよ，そんな遅いスイングじゃ」
芥川「次は殺すつもりで振ってみると良い」
杉野君がボールを投げた
進藤「う，うわああっ…」
アナウンス「《腰が引けたスイングだぁ！！》」
『お兄ちゃん！龍さん！』
敦「分かってる！（ｶﾞｼｯ）
渚君！」
お兄ちゃんはボールを掴み渚君に向かって投げた
『三塁（サード）ランナーアウト…！！
行って…！！』
敦「渚君！三塁に！」
二塁（セカンド）ランナーアウト
杉野「木村次は一塁へ！！
進藤走ってないから焦んなくていいぞ！！」
ボールが一塁に投げられ菅谷君が受け取った
『…！打者（バッター）ランナーアウト！
トリプルプレー！！』
ボクは大声で叫び嬉しくて近くに居た雫と抱き合った
アナウンス「《ゲ…ゲームセット…！！
…なんとなんと…E組が野球部に勝ってしまった！！》」
矢田「キャーやった！！」
中村「男子すげぇ！！」
球技大会優勝だ…！
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