「墜ちて消える、ずっと。」
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此処は何処だ、と問うても、応えるひとはいなかった。
目の前に広がる黒。
確かに、君の手を掴んでいた筈。
だけど、居ないんだ。
ねえ、どうして?
■達は報われる筈だった。
消えてしまうなんて。
これが現実?
あゝ。
今になって分かった。
君はこんなに恐かったんだ!
これは赦されないんだ。
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと。
そこにいたのは苦痛だけでしかなかったのに?
あゝ、莫枷なことをした。
今更言っても遅いのに。!
「ねえ、ごめんね。」
ずっと、永久に、直接言うことだって叶わないのに。
コメント
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7、8話と関連のあるお話です。