【 🦉🎻×📄 】
※学パロ
※『』はクラスメイトなどのセリフです
※ネームドモブいます
※付き合ってない
※名前伏せ無し
※ご本人様とは一切関係ございません
「凪ちゃん、移動教室だから一緒に行こ。」
セラフ・ダズルガーデンは席で1人、本を読んでいる四季凪アキラに声をかけた。
「ん?あー、もうちょい待って…。」
「ダメダメ。もう行くよ!」
次が始まるまではまだ5分程度時間があるが、セラフは四季凪の腕を引っ張り、無理やり連れて行った。
『アイツら、いつも一緒だよな。』
『ね。あの2人ホントに仲良いよねー。可愛いー。』
『それなー!癒しみたいな所ある。マジ最高!!』
セラフも四季凪もクラスメイトの女子達からは特に大人気だ。
『…そ、そう…だね…。』
そんな中、1人の少女は少し俯いていた。
『どうしたの花菜。どっか痛い?』
『え?!痛くないよ!平気平気!』
少女の名は花菜。
優しく、顔も可愛らしい。
『そう?じゃ、花菜も行こ!』
『う、うん!』
そんな花菜は四季凪に惚れていた。
四季凪は分け隔てなく接してくれて、そこからはもう一直線で惚れた。
もっと話してみたいと思うのだが、いつもセラフと居り、話しかける機会が無かった。
そのためか、花菜はセラフを嫌っていた。
「セラ夫、帰りましょ。」
「は〜い。」
今度は座っているセラフに声をかけた四季凪。
「じゃあね。」
『またなー!』
『また明日〜。』
セラフはクラスメイトに手を振り、四季凪と一緒に教室を出た。
「セラ夫って友達多いですよね。」
「え?そお?」
セラフは四季凪が話しかけられるまでは男女数名と話していた。
「まあ、凪ちゃんよりは多いよ。」
「え? 」
急にセラフから火の玉ストレートを食らい、四季凪は目を見開いた。
「っはは、冗談だよ?凪ちゃん。」
「声のトーンがマジのやつだったんですけど?」
四季凪はセラフとの距離を縮めた。
「…あ、課題教室に忘れたから取ってくるね!」
セラフはわざとらしく大きな声を出し、四季凪から離れ、教室に戻った。
話逸らしたな…、と思いつつも友達がセラフより少ないことは事実ではあるため四季凪は悩んだ。
『あ、あの、四季凪さん…!』
そんな1人でいる四季凪に花菜が話しかけた。
チャンスだと思ったのだろう。
「はい?どうしました?」
『ちょ、ちょっと話したいことが…。』
なんと都合が良いのだろう。廊下には人っ子一人いない。外からは夕日が差していて床はキラキラと光っていた。
シチュエーション的にも告白が妥当だ。
「その、わ、私…」
花菜はモジモジとしながら一生懸命に言葉を選び、次ぐんだ。
「四季凪さんの、ことが…」
後は好きと言うだけ。
「す、好「凪ちゃ〜ん、ごめんね!遅くなっちゃった!」
言おうとした言葉はセラフの言葉によりかき消された。
「あ、セラ夫。」
四季凪はセラフの方に顔を向けた。
そのままセラフは四季凪に近づき、背中を押して帰ろうとした。
「待ってセラ夫、私今…」
だが、四季凪は今花菜と話している最中だったため、待ってもらおうとした。
「いいからいいから。」
そんな四季凪の言葉を受け流し、セラフは押したままだ。
「また明日、話の続き聞かせてくださいね!」
花菜に向かって四季凪は言った。
「う、うん!」
これだからセラフは嫌、と言わんばかりに背後からセラフを睨みつけた花菜。
セラフはその視線に気づき、後ろを振り向いた。
振り向かれたことに花菜は驚いたが、セラフは鼻で笑い、声を出さずに口を4回動かした。
スクロールお疲れ様でした!!
付き合ってない状態のヒロインからヒーロー(主人公)を奪う友人ポジが好きすぎる🤞🏻
ヒロインの扱い酷い!と思うかもしれないけど人の癖に文句言うな!!!!😠😠😠😠😠
誤字脱字はスルー🙏🏻
コメント
2件
セラフが口パクした言葉は「ざんねん」でいいですか???