「……ふッ……んん……くっ……!」
左右に開かれた学ランは、手首が後ろ手に拘束されているため、そこに巻き付くようにぐしゃぐしゃになっている。
インナーを捲り上げられた右京が、後ろから抱きしめるように手を回す多川に、なす術もなく体を預けながら、胸の突起を執拗にいじる指に体を震わせている。
元々色素の薄いそこはしつこい愛撫によって赤く腫れあがっている。
太い指に強くつねられるたびに右京から悲鳴にも似た声が漏れ、その口を多川が嘗め上げ舌を入れる。
「んぐ……んんッ」
細い右京の首に骨と血管が浮き上がり、喉仏が上下することから、多川がそのおぞましい唾液を右京の口に流し込んでいるのがわかる。
弄りにくいという理由で拘束を解かれた左右の足が、嫌悪感から突っ張り、マットレスを踏みつける。
――くそ……こいつ。殺してやる……!
蜂谷はギリリと奥歯が折れるほど噛み締めた。
――でも、まだだ。
出来るだけ時間を引き延ばさないと。
諏訪はきっとどんな形になろうと警察を引っ張ってくる。
その時までの時間を―――。
「………感じてきたか?」
やっと唇を開放した多川が、荒い息を吐きながら右京を見つめる。
胸を弄っていた片手を、学ランの上から股間に伸ばす。
「ちゃんと、硬くなってるじゃん」
言いながら形に添ってその指を上下させる。
「………っ!」
右京が眉間に皺を寄せながら、自分の股間を這う手を見る。
――もう限界か。
蜂谷は息を吸い込んだ。
――もう、これ以上は……。
身体を押さえつけられながらも、スラックスに指を伸ばし、その感触を確かめる。
と、多川はすでに緩めてあった右京のベルトを解き、チャックを下げると、手を差し入れた。
「……うあ……っ」
思わず前のめりになる身体に、多川が後ろから腕を回し顎を締め上げる。
強制的に振り向かせられた右京の口に、また多川が吸い付く。
黒いボクサーパンツの内側で、多川の手がモゾモゾと動いている。
「……!んッ……!」
苦しそうに右京が身をくねらせる。
股間に突っ込んだ多川の手が、上下の一定の動きになると、多川の汚い唇の間から右京の掠れた声が漏れた。
「はは……。なんか、やべ……」
多川の傍らで見ていた男が、自分の短パンからモノを取りだし、扱き始めた。
それを見て二人の後ろで見ていた男も同じように自らの股間に手を伸ばす。
右京の細い体が痙攣し出す。
「………イキそうか?」
多川が右京の顎を押さえつけたまま、透明な糸を引きながら、唇を離した。
「可愛いいな……。奈良崎さんにボコボコにされた後、もし運よく生きてたら、俺がペットとして飼ってやるよ、お前のこと」
右京の屈辱に潤んだ目が多川を睨む。
「ほら、1回イッとけ」
その手が早くなる。
もう一つの手が右京の真っ赤に腫れあがった胸の突起に伸びる。
「―――ああッ!」
ギュッと瞑った目の、長い睫毛から、一筋の涙が流れる。
「………ッ………ッ!」
その目が薄く開かれる。
「蜂谷……」
その視線は今まで避けていた蜂谷に向いた。
「見るな……!」
「―――――」
蜂谷は目を瞑り、頭を垂れた。
「………ッ、んんッ……!」
右京の抑えた声が漏れ、
「……はは」
多川の下卑た笑い声がそれに続いた。
荒い呼吸を繰り返す右京を前に倒し、スボンをボクサーパンツごと下げると、右京の白い臀部が露になった。
「おお……」
下半身を露出し扱いている男たちが呟く。
「これ、本当に男のケツかよ……」
多川が笑いながら、右京から吐き出された液体を尻の割れ目に塗っていく。
右京が屈辱と羞恥でマットレスに顔を押し付けた瞬間、多川の太い人差し指が割れ目の中心に宛がわれた。
「……ンッ……」
マットレスに自ら押し付けている唇からくぐもった声が響く。
多川がさらに指を突き入れると、細い腰が逃げるように左右に振れた。
「あれ?きっついな……」
多川が笑う。
「おい蜂谷……?お前、そんなナリしてチンコは極小サイズか?」
取り巻きが笑う。
「これじゃ、俺の大きくて入らないかもな」
言いながら多川は左手で右京の尻を開きながら、指をさらに奥まで突き入れていく。
「ああ……ぅああッ……」
指の根元まで入れたところで掌をくりくりと右へ左へ回すと、右京はそれに合わせて腰を痙攣させた。
「反応は、悪くねえけどなあ?」
多川が下唇を嘗めながら少し浅いところまで指を引き抜くと、引っ掻くように指を震わせる。
「ああ……あああああ…!!!」
「ははは?ここか?」
先ほどと同様右京の顎に肘を引っかけ、上半身を起こさせると、そのまま指の動きを激しくする。
「う……、ああああ…ああああ!!」
むき出しになった右京のソレが、再び硬くなっていくのがわかる。
多川の指の動きに合わせて震えるその先端から、透明な液体が滲み、糸を引きながらマットレスに垂れていく。
「……触ってほしいか?」
多川が笑いながら、硬くなったソレを指で弾く。
「んッ!」
「でもダメだ……」
指が2本に増やされる。
「……ケツでイきな?右京ちゃん?」
動きが激しくなる。
「あ゛、あ゛……あ゛!」
右京が今までとは違う苦しそうな声を出す。
「ケツだけでイクのは初めてか?ほら」
多川が右京の口に指を入れる。
「ああッ!あああああッ!!」
右京の叫び声が響き渡る。
「――イけ」
多川が囁いた瞬間、右京の真っ赤に腫れあがったソレから、破裂するように白濁液がマットレスに飛び散った。
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