あてんしょん
自殺表現あり
小説
創作
以上のことを踏まえてお楽しみください
「2階から自殺は甘え」
昔仲の良かった友人が笑ってそう言って見せたのをずっと忘れられないでいる
なんとなく疲れて
なんとなく頑張って
なんとなく辛くなったから
なんとなくベランダに出た
周りと変わらない普通の家の普通のベランダ
普通の毎日
普通の家族
普通の学校
普通の成績
普通の人生
普通の幸せ
足をかけた
視界がぐるぐると回り始めた
全校集会の時
みんなが自分だけを見て
悪いところを探しているように感じるその時みたいに
真っ暗な視界の端っこが綿飴が弾けたみたいにパチパチと点滅している
ノイズが聞こえる
焦って呼吸がどんどん浅くなる
肩で呼吸をした
冷や汗が流れ始めて
手の震えが止まらなくなった
気がついたら
ベランダの柵から降りてしゃがみ込んでいた
そしてまたこだまする
あの声(ノロイ)が
コメント
3件
ー( '-' )ー>グサ何かが刺さった音最近涙腺ボロボロすぎてやばい🤣💦