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「あまり問題をつつくと火に油を注ぐ結果になってしまう…」
何とか誤魔化して部屋から出てこれたが、この後どうしようか迷っていた。ここの屋敷には沢山の桜が咲いていて何処を見ても桜だらけだった
「刘亦辰は桜が好きなのか?」
なんて事を考えながら歩いていると女の人に声をかけられた
「御兄さんもしかして黄樱花様?」
「俺……私を知っているのか」
「知ってるも何も有名よ。」
(有名?黄樱花が有名だって?)刘亦辰がいう話によると良い噂は聞かないから、きっと悪い方での有名人だろう
どうせ生まれ変わるならハーレムな男性の所が良かった。
「あの…お節介かも知れませんが此処からは出ない方が良いかもしれません。」
「此処は刘亦辰様の領域なので誰も黄樱花様に無許可で近寄れませんが、此処から出るとまた違う方の領域なので、その、」
「ありがとう、御嬢さん」と、俺が微笑みかけると少し驚いた顔をして俺を見ていた。また何かやらかしたか?と心が折れていた。御嬢さんは何かに気が付くと手を合わせて会釈?をしていた
「刘亦辰様」
「師匠……」
きゅるきゅるお目目だったが、御嬢さんと一緒と気が付くとその目は光が入っていない怖い目に変化した。この変りようは俺には結構ツボだった
「……この者に少し用がある。大丈夫か」
「はい」
「刘亦辰、もう少し女の子を大切にしなさい」
「私、何かしましたか……」
くうんと泣きそうな目で俺を見てきた。そんな目を俺以外に向けられるのは少し嫌な感覚になるが、女の子が傷付くのは違う気がした