ky「…ふぅ」
ky(やべ、どうしよう)
部屋には、ppと俺2人っきり。
部屋のドアがそっと閉められる。
…ppは、中々ドアノブから手を離さない。
ドアノブから手を離すと、ppは俺に近づく。
pp「…あのさ」
pp「kyくんだっけ?」
ppは自分の顔を片手で軽く抑える。
pp「俺、結構好きになっちゃったかも…」
ky「…え?」
上半身をゆらゆらと揺らせながら、こちらへ近づく。
pp「ねぇ…kyくん」
壁に追い詰められた俺は、これから何をされるのかと想像して背筋がゾッとした。
ppは、壁をドンっと叩く。
pp「俺のとこで暮らさない?」
それを言われたとたん、空気がずっしりと重くなる。
pp「俺のところなんて、仕事はここよりも楽になる」
pp「お金だって多く貰えるし、執事だってたくさんいる」
pp「…そして」
俺の顔にそっと近づける。
pp「女もいる」
心臓の鼓動が速くなる。
pp「ねぇ、いいと思わない?」
pp「なんなら、kyくんだけ俺の助手にしてあげてもいいよ」
ky「…」
5秒ほど黙り込むと、真一文字のように開かなかった口が縦に開いた。
ky「…い、いきません」
pp「どうして?」
ky「俺は、ここにいなきゃいけないんです」
ky「みんなに、恩返しがしたいから…」
ky「あの大吹雪の中、助けてくれたご主人様達に感謝をしたいんです」
ky「なので…精一杯死ぬまでここで働きたいんです」
ky「それが俺の…」
ky「執事の…役目ですから」
ky「だ、だから…」
ky「ついて…いけません」
エアコンの風で、赤く染った髪色の毛先が揺れた。
pp「…」
ky(や、やべぇ)
ky(これから2人っきりだってのに)
pp「…あっそ」
pp「いいよ。別に」
にこっとした顔から、口角が下がってドスの聞いた声へと急変する。
pp「無理やり連れてくから」
ppは、俺の腕を強引に引っ張る。
ky「いっ”…!?」
ppの手で掴まれた腕の先端が、だんだん赤くなってくる。
pp「選択肢を間違えたみたいだね」
pp「大人しくついてこれば、こんな痛い思いをすることはなかったのに」
ky「は…離して…!」
pp「…ふっ」
pp「度胸だけは認めてあげるよ」
ppは俺の両手を掴み、となりにあったベットに俺の背中を叩きつける。
ky「わっ!?」
pp「さっき俺に言ったこと、後悔させてあげる」
ppは、俺の首筋を軽く舐める。
舐められたとこから、スースーと冷たい空気が当たるのを感じる。
ky「ひぁ….!?…ぁ」
ky「んぅ…あぅ!!」
pp「…へぇ」
pp「童貞かぁ…kyくん」
pp「やばい…ゾクゾクする…」
pp「これから犯すって考えると…」
無理やり上着を脱がせる。
ppは、俺の顔を下から覗き見る。
pp「童帝の子って、今の時代滅多に居ないからさぁ…」
口角を上へあげる。
ky「や、やめ…て、、」
pp「大丈夫」
pp「痛くないようにするから」
上半身が真っ裸になった俺は、下着を脱がされそうになる。
ky「うぁ”…」
ky(力…つよ…)
ky「…?」
ppは、上着を脱ぎ始めようと手をクロスする。
ky「…」
ky(…今なら)
床に足を付け、ドアの前へ走る。
ドアノブに手を添えて、手首を捻る。
ky「…よし!あいた、」
身体を前に押し倒した時、目の前に人の姿が視界いっぱいに埋まった。
ky「…え?」
首に猛烈な痛みを感じると、そこで俺の意識は遠のいた。
ky「…」
?「ははっ…」
gt「随分楽しそうで何よりだな」
pp「…」
pp「…まぁ」
pp「そんな上手くは行かないか」
gtは、ため息をはいてkyを軽く抱きしめる。
gt「…なぁ」
gtは、ppの肩を力強く押した。
gt「こいつは、お前の元になんか行かせないから」
gt「もし、次そんなこと言ったら…」
pp「…」
pp「ははっ…こっわ笑」
pp「何?殺す気?笑」
gt「…しーらね」
gt「こいつは俺が預かっとくから」
gt「じゃあね」
ガチャっと扉が閉まる。
pp「…」
次の日には、太陽が上っていて明るい空色だった。
rt「おはよ」
ky「…あれ?」
ky「ppさんは?」
us「もう帰ったよ」
ky「え」
hr「まぁあいつも仕事だしね」
ky「そ、そうなんですね」
ky「…」
昨日の記憶を探ってみても、しっくりと思い浮かべても記憶が蘇ってこない。
それと、なぜか首が猛烈に痛い。
刺されたような…叩きつけられたような。
ky「…まぁ、いいや」
ks「ppになんかされた?」
ky「い、いや…別に」
ks「ふ〜ん」
gt「…」
ky「…」
gt「ky、おいで」
gtは、俺に向けて両手を横に広げる。
ky「ん…」
gt「…kyは、俺ら以外のとこ行かないよね?」
ky「?」
ky「どういうことですか?」
gt「…いや?」
ky「…?」
…
pp「…はぁ」
「おかえりなさいませ、ご主人様」
pp「…ちょっと1人にさせて」
…
ppは、開いた本をパタっと閉じる。
pp「…」
pp(それにしても)
だるそうにしながら頬杖を付く。
pp(あのkyってやつ、何者だ?)
pp(あの6人を手懐けさせるなんて)
pp(…執事なんて、今まで眼中にもなかったあいつらが?)
壁を、本を片手に持ったまま足を組む。
pp(…それに、gtさんのあの目)
数時間前の出来事を思い出す。
『こいつは、お前の元になんか行かせないから』
『もし、次そんなこと言ったら…』
pp「…」
pp(まぁ、いいや)
pp(ますます興味が湧いてきたし…)
上唇を舌でぺろっと舐める。
pp「…ペットと遊んでくるか」
本を机に置き、部屋のドアノブに手を添えた。
コメント
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そうきたかpp!LOOKさんまじ神作ありがとう ございます_o/I_ ズザァ゙他の作品も読ませて頂きます!(´~`)モグモグ
つ…続き…続きはまだか…
うわぁ……そっちのパティーンねぇ…P-Pがちょっと可哀想……?でもガチ尊かったわ