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6 - 俺のせいで

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2023年04月19日

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【俺のせいで】



ゆあん「ん…あれ…ここ…は…?」

俺は気づいたら知らない場所にいた。

そして、俺の目の前には__

なおきり「あ、起きました?」

__彼氏のなおきりさんがいた。

ゆあん「起きた…けど…ここ…どこですか…?」

なおきりさんは、戸惑う俺に、優しい声でこう言った。

なおきり「ここは、僕の家です。」

ゆあん「なおきりさんの…家…?」

俺は気づいたら、なおきりさんの家に行っていたようだ。

なおきり「…今日は、ゆあんくんに話したいことがあって、ここに来てもらいました。」

と、真剣な顔で彼は言った。

ゆあん「なんですか…?」

急に真剣な顔になる彼に違和感を覚えながらも、返答をする。

なおきり「話なんですけど、」

ゆあん「はい…」

なおきり「ゆあんくんには、別れてもらいたいんです。」

真剣な顔で言う彼。

ゆあん「…ぇ…?」

戸惑いながらも、彼に質問をする。

ゆあん「えっと…別れるって…どういう…?」

彼は、すぐに返答してくれた。

なおきり「僕には、好きな人が出来たんです。」

真剣な顔でそう言う彼を前に、涙が溢れる。

ゆあん「…嘘…だよね…?ポロポロ…」

俺は嘘だと思い、彼に聞いた。

彼は、こう答えた。

なおきり「…本当です。」

ゆあん「ッ…ポロポロ…」

俺は、なにか自分のダメなことがあったのかなと思い、彼に色々聞いてみることにした。

ゆあん「俺に…なにかッ…グスッ…ダメな…とこ…グスンッ…ありましたか…?ポロポロ…」

彼は、俺の質問に、こう答えた。

なおきり「…ありませんよ。」

なおきり「ゆあんくんは、全部完璧でした。」

なおきり「ドジなとこも、料理がちょっと下手なところも、ツンデレなとこも、全部可愛いって思いましたし。」

と、熱弁する彼。

ゆあん「じゃあッ…グスッ…なんでッ…ポロポロ…」

内心困惑する俺に、耳元で答える。

なおきり「…罰ゲームなんです…」

罰ゲーム…?

と思い、更に困惑する俺。

ゆあん「罰…ゲーム…?ポロポロ…」

なおきり「はい…」

なおきり「ごめんなさいッ…嘘ついててッ…!!」

土下座をする彼。

ゆあん「本当…ですか…?ポロポロ…」

嘘かもしれない、そう思って、彼に聞く。

なおきり「本当ですよッ…ギュッ…」

俺を安心させる為に、ハグをする彼。

ゆあん「う…うぁ…ポロポロ…」

安心して、涙が溢れる。



__本当に…優しいな…





数日後__





__俺は、持病で息を引き取った…


原因は、極度なストレス。







__なおきりさんは、俺の後を追って、自殺したそうだ…







俺のせいで………







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