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中也が死ぬっていうのが考えられないんだ。

中也がいないこの世界はきっと暇よりも奥深くないっしまうだろう。

中也に会い一緒に逃げたい、いや、逃してあげたい。

私はそのまま家に帰り寝るのであった。


最近太宰さんの様子がおかしいと僕は思う。

何時もヘラヘラしている太宰だけど、国木田さんが【中也】さんのことについて話した日からおかしい気がする。

国木田さんにも相談したのだが「まぁ、いいでないか、それより敦仕事はどうだ?」と、別の話になってしまう。

僕は太宰のおかげで探偵社に入ることができた。

つまり僕の恩人と言っても過言ではないということだ。

その恩人が困っているのにも関わらず僕は何もしないだなんてとんだ糞野郎だなと思う。

何時も太陽のように明るい太宰さんが月に隠れてしまったかのように暗くなっているように思える。

僕はそんな太宰さんを励みそうと努力する。


きっと敦くんは私のことを心配してくれているのだろう。

ありがたいね…

でも敦くんじゃ私の気持ちなんてわからないよ。

ふふ、少し酷いことを思うまでしまったのかもしれない。

「はぁー」っとため息をついてドアを開けると国木田くんがいた。

二度見をした後ドアを閉めようとした。

しかし足で塞がれ閉めれなかった。

「何?国木田くん」

「今夜22時00分に中原を捕まえる。備えておくようにするんだぞ」

私が中也を捕まえるだなんて、私が中也を殺そうとするだなんて無理に決まっている。

私は中也が好きなんだから無理だ。

でもこれは命令。でも私はそれに反発したい。

そんなことができるのであれば私は今頃中也と心中しているだろうね。

夜まではまだ時間があったので敦くん達と一緒に依頼者のところへ行き、解決したり、鏡花ちゃんという元ポートマフィアの35人殺しの子にクレェプを買ってあげたりした。

そして迎えた21時35分。

私は後残り25分がものすごく長く感じた。

中也がくるであろうと予想された場所に探偵社のみんなが集まっていた。

残り10分。

私は中也が死ぬというのが怖くなった。

中也がこの世から消える、と、考えると私は息がしづらくなる。

コツコツという靴の音がなりこちらへと顔を出した瞬間、

「独歩吟客!」

「月下虎!」

「夜叉白雪」

と、みんなが異能をだし中也に飛びかかった。

私はそれを呆然と見ているだけで何もできなかった。

自殺愛好者に取り憑くカミサマ

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