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別世界からノ離脱宣言

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別世界からノ離脱宣言

4 - 第4話~日常ノ始マリ

♥

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2024年06月12日

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結弦が、目を覚ましたら、自宅だった。

「はぁ…こんな時間か 」

と少し言葉を吐き、机に向かった。

「さっこれで全員帰したね~

で、僕に何か用かな?~~」

すると、肩に乗ってた猫が下に降りた。そして、スクが猫と同じ首輪の鈴を耳に着けた。

「巍鐚?鵺縒痲鑼衢躱黐!」

「あ~はいはい」

(相変わらずトキ無しじゃなに言ってるか分からん)

「麼齲嘛繼鴕霸彌窶輜髏」

「へいへい」

(面倒くせ~)

翔達は、疲れたのか早めに寝た。

翌日になり、結弦は、翔を呼びに行った。

(あいつ遅いな)

結弦は、そう思いながら、翔の家のインターホンを鳴らす。

すると、バタバタと慌てた音と共に翔が玄関の扉から、顔を覗かせ

「後、5秒待って」

と言い残して、また慌てた音が聴こえてくる。5秒経つくらいに、再び玄関の扉が開いた。

「うっし!行くか!」

と元気良く翔が言った。

結弦は、呆れた様に言った。

「後、8分で遅刻だ、走るぞ 」

ここから、学校までは、20分ぐらいで着く。

(全力ダッシュで着く、俺はいいけど結弦は、体育してる様子は、あまり無けど…大丈夫か?)

すると結弦は、先頭を凄いスピードで走っていた。

(はっや…)

翔もギリギリ追い付けるぐらいのスピードだった。結弦の方を見てみると、少し笑ってる気がした。

(楽しいのかな?)

と思いながら、校門前に着いた。

(時間は…本当にギリギリだ)

教室に入るタイミングで、チャイムが鳴った。朝読書5分前の合図だ。

一番端を見たら、せっせと結弦が鞄しまいをしてる。周りを見たら、珍しそうな目で翔を見てる。

(まぁ仕方がないよな…昨日の朝居なかったし。)

(嫌な日常の始まりだ…)


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