リクエスト👻🔪×🐙🌟
死パロ、バッドエンド入ります
ご本人様には一切関係ありません。
フル捏造です。本編伏せ字なし。
前編
『🐙🌟』「それ以外」
彼が目を覚ますと初めに、青色の髪が目に入った。
「~~~~!」
「……~?~~」
『え……と……?』
「大丈夫か?まだボンヤリする?」
一気に舞い込んできた情報に星導は目をぐるぐる泳がせている。小柳の声など耳に入っていなさそうだ。
『(任務ってなに…カゲツって、ライって誰?そもそもこの人は…)』
ここが病室であること、自分が負傷していることだけは飲み込めた。それだってどういう経緯かさっぱりだけれど。
「星導?」
『ほしるべ……?星導って…俺か』
「そうだよ、混乱してんな」
『そうかも…あのっ…』
どこか余所行きな声のトーンに首をかしげつつ、口をぱくぱくさせながら少しずつ発される星導の言葉に耳を傾ける。
『貴方は……?』
「貴方?俺?」
『っ……』
星導はコクコクと頷く。
「俺がなに?」
『どなたですか…』
「……は?何言ってんのお前」
小柳は訳が分からずいつもの調子で星導に聞き返す。
『あっ…すみませんふざけてる訳じゃなくてっ…!』
星導は慌てた様子で小柳にペコペコ謝ってきた。明らかにいつもと違う、余所行きの星導だ。小柳の首筋を冷や汗が伝う。
「なにお前、まじで覚えてないの」
『ごめんさない…』
「小柳ロウだよ、同期の、一緒にヒーローやってんじゃん、Dyticaは?じゃあカゲツは?ライは?配信見たら思い出す?」
小柳はゆっくりと星導に思い出す手助けをしているつもりだったが、無意識にどんどん早口に捲し立ててしまう。声が震え、眉間に皺が寄ってくると、星導は慰めるように背中をさすった。
『ごめんなさい、頑張って思い出しますね、えーと…』
「ほら!これがカゲツ、これがライ、Oriensは?ウェンと、リト、マナ、イッテツ、誰も覚えてねぇの?!」
『え…ご、ごめ……』
小柳がつい声を荒げると、星導が怯えて肩をすくめる。
「あ…ごめん……ゆっくりでいいから」
『はい、貴方も』
そう言ってまた小柳の背中をさすってやると、小柳は少し自分の幼さを恥じた。
「一番大変なのはお前だよな、ごめん……」
小柳は星導に連絡先を渡すと、その日は拠点に帰っていった。
真っ昼間から一杯引っかけていたところに、珍しい人物から着信が入った。
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