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sha×smで
長編でございます
sha視点
オレには、何となく気になっているヤツがいる。
気になってる、って言っても、別に恋愛対象じゃないけど。
いつも自分の席で読書をしてる、寡黙なやつ……
「おはよースマイル」
「……おはよ」
やっぱり素っ気ない。
ま、向こうからしたらよく知らないヤツに
読書の時間を奪われる方がイヤだよな。
そりゃそうだ。
でも、何となく、本当に何となくだけど、何故か
寂しく感じる。
「なんでだろ……」
✧• ───── ✾ ───── •✧
sm視点
俺には好きな人がいる。
「おはよースマイル」
「……おはよ」
胸の中で暴れる心臓を抑えるように、一呼吸置いてからあいさつを返す。
俺がシャークんを好きになったのは、入学式の日。1年の時はクラスも違ったし、なかなか話す機会もなかった。
でも今年は、同じクラスになれた。
シャークんと話せば話すほど、
好きだと思う気持ちがどんどん募っていく。
でも、そんな気持ちとは裏腹に、好きにならなければよかった……と後悔する日々。
だから俺は、いい加減シャークんを諦めて、
女子を好きになろうと必死だ。
＿＿＿＿必死なのに……
必死……なのに……
「＿＿＿＿男を好きになるとか、気持ち悪……」
「……っ……」
俺はふと思い出してしまった過去の辛い記憶に
蓋をして、また読書を始めた。
はい、短いです。
次回辺りから長くなると思います！
それでは〜⋆⸜👋🏻⸝⋆
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