『 鬣犬は見ている 』
ター坊こっちの依頼終わらせといたぜ
ありがと海藤さん、こっちももう終わるから先に杉浦のとこ先に行っといていいよ。
おう、じゃあお前も早く来いよ
分かってるよ海藤さん、また後でね
今日俺らは仕事終わりに杉浦たちが飯を誘ってくれていて、海藤さんの方が仕事が早く終わって先に杉浦たちの所へ向かっていた、先月までRKや桑野の事で忙しかったから仕事が結構溜まってしまっていたから、最近はずっと張り込みや聞き込みで仕事三昧だった、それを見兼ねて杉浦が息抜きがてら飲みにに行かないか奢るよと言ってくれ、今日に至る。
あ〜一応今日の分終わりか、疲れたな
俺も早く飲みに行こう、ほんと疲れたな
疲れが溜まりぼーっとしながら事務所の階段を降りる。
タバコに火をつけ、一口吸い歩き出す。
肩がぶつかる。
ここは神室町、肩がぶつかり絡まれないわけない。
おいゴラァ!!てめぇなにぼーっとしてんだ
あ〜めんどくさいな今疲れてんの!
と怒っても勿論殴りかかられない訳が無い。流石神室町ですわ、と思いながら重い拳を相手の頬に命中させる。
さっき降った雨で出来た水たまりにタバコが落ちていた、ゴミにはカラスが、街では女が。
神室町ってかんじだな
ー 異人町とは違うなってか 。
八神の背後から聞き覚えのある声が聞こえる、それももう聞きたくもないし、聞くことの無いと思っていたあいつの声が。
っんで、なんでお前が!!!
ー 相馬 和樹
最初は物分りのいいやつだと思ってた、
阿久津とは全然違う、少し気味が悪かったが悪びれた感じというか、どっちかというと正義の為に生きていそうななりだった。
後々わかったそいつの正体は、悪の世界に入り込み正義を執行するいわゆる潜入捜査官的なやつだった、それもタチの悪い。
最終的にはRKを壊滅までもっていった俺たちだった、アイツらは刑務所にでもいるのだろうとでも思っていたが違った。
今、ここに居る。
なんでいるんだと思考が追いつかない
なにかして来るのかと俺は構える。
なんでここにいる。何しに来た!!
相馬は冷静に喋り始める
そんなに俺に警戒しなくても大丈夫ですよ 八神さん
不敵な笑みに恐怖と気持ち悪さを覚える
警戒すべきは俺じゃなく後ろの阿久津だと 思うよ、
遅かった。相馬に気を取られ過ぎ、手が視界に入るまで背中の阿久津に気が付かなかった。
そのままハンカチを口に当てられ意識が遠のきかけたその時、携帯が鳴る。
!待て阿久津
あ?なんだよ
いいから手を離せ意識まだ飛ばすな。
チッ、
舌打ちしたあと八神の頬を叩く
おい八神起きろ、意識飛ばすなよ起きなかったら俺が相馬に怒られちまう。
うぅ…
唸りながら意識を手放さずいた。
電話を取った相馬、相手は杉浦のようだ。
スピーカーにしスマホをこちらに向ける。
あっ、八神さん大丈夫?来れそう?結構時間たってるからさ〜海藤さんが電話しろってうるさくてさ、
急かすためにかけた訳じゃないよゆっくりで大丈夫…
…八神さん?
…誰?
あんた八神さんじゃないでしょ、
鋭いね、さすが八神さんのお友達。
誰だ、聞いた事ある声だ
八神さんどこ?
あぁ、八神さん心配?
ほら、写真送ってやるよ。
送られてきた画像には相馬と八神を掴んでる阿久津が映っていた。
八神さん!!!!
お前っ…、!この前の、何で…!!
そんな怒んないでよ
殺しはしないから、安心してよ。
じゃあ、また気が向いたら写真送ってやるよ
そう言い相馬は電話を切った。
おい、!まて!おい、相馬!!!!!!、
ガチャ
ター坊まだ来ないって?
八神の野郎遅すぎません兄貴?
杉浦氏どうしたのですそんな深刻な顔して
…八神さんが相馬達に連れ去られた
そうか…て、は?
相馬ってRKのか?なんで今更、
八神氏は無事なのですか!?!?
今の所何もわかんない、九十九くんこの画像から場所特定して欲しいんだけどお願い出来る?
お易い御用です直ぐに調べてみましょう!
俺たちは足使おう、俺は事務所付近見てくる
東は九十九課の近く探してくれ
なにか手がかりさえ掴めればいいんだけど、
僕は警察と一応源田先生にも連絡を。
その日、八神は相馬によって何処かへと姿を消した、それは八神を慕う人たちにとって衝撃的だった。
コメント
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今読んでみましたが日本語が変でした絶望
誰が喋っているか分かりにくくてすみません、修正を求める声があれば 修正しようと思っております。 私は名前を付けると読みにくいと思うタイプなので今回外させて頂きました。私情で申し訳ないです。