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『二章 青春、すなわち復讐』
全員にアリバイでも聞いてみるか…
柳「なぁ、嵐。今日の14時30分ごろ何してた?」
弓「俺?2番ビルの買い物施設にいたぞ。確か薬代もいたな」
柳「そうなのか、怪しい人とかいなかったか?」
弓「怪しい人はいなかったけど…」
柳「…ありがとう」
コトダマ→弓立嵐の証言
柳「由鶴、14時30分ごろ何してた?」
天「14時30分?飯田橋の部屋のベットでポテチ食ってた」
柳「割と最低なことしてんな」
天「気にすんなよ」
柳「…飯田橋とかは途中出ていったりしなかったか?」
天「…あ、14時ぐらいに温泉行ってたな」
柳「14時?」
天「そうそう、疲れたから風呂入るって」
柳「…ありがとう」
コトダマ→天谷由鶴の証言
柳「星空は14時30分ごろ何してた?」
星「私?蛇足君と食堂にいたよ」
柳「蛇足と?珍しいな」
星「そうかな、蛇足君が書いた新刊読ませてもらったの」
柳「へぇ、意外だな」
星空は意外と小説なんて読むのか
コトダマ→星空きららの証言
荒「なぁ、ミライ。ちょっと来てくれ」
柳「どうしたんだ?」
荒「男湯で、大発見をしたんだ」
柳「大発見?」
荒「まぁとりあえずついてきて」
【男湯】
蛇「あ、お二人とも。これです」
蛇足の足元には何かを引きずったような血痕があった
荒「…この血痕、引き摺られた跡だよな」
柳「あぁ、そう考えられるな」
コトダマ→引き摺られた血痕
蛇「それとこっちも見てもらいたいんです」
柳「サウナ室?」
荒「サウナか…、昨日のトラウマが」
サウナ勝負がトラウマになってんのか…
【サウナ室】
蛇「ここにお風呂用の椅子と、布切れが落ちてて」
柳「…この布切れ、円成の着物の色と同じだ」
荒「確かに言われてみれば…、なんでこんなところに」
蛇「お風呂の中にロープも沈めてあって」
荒「え?初耳だな。悪いけど、先に言ってくれ…」
蛇「すいません…、何から話せばいいのかわからなくて」
柳「まぁまぁ…」
落ちていた物、なんとなく重要な気がする。覚えておこう
コトダマ→サウナ室にあった椅子、円成のだと思われる布切れ、風呂に沈んだロープ
荒「なぁ、ちょっと試してみたいことがあるんだ」
柳「なんだ?」
荒「ここのサウナ室ってさ、隣は女湯のサウナに繋がってるんだ」
蛇「そうなんですか!?」
荒「そうそう、ここらへんに…、あったあった」
確かにサウナ室の天井ら辺に人が1人は通れるほどの穴があった
蛇「…通れるか試したいってことですか?」
荒「大正解、じゃあ登ってみるぞ」
柳「マジでやるのか」
瑞稀は壁のタイルに足を掛け、登ろうとしたその時…
荒「痛っ!」
瑞稀の爪が割れた
蛇「大丈夫ですか?!」
荒「あぁ、大丈夫大丈夫。」
柳「登れなさそうだな」
荒「いや、意外とそんなことないぞ。爪は割れるけど無理すれば全然行ける」
蛇「そうなんですね…とりあいず絆創膏かなんかつけましょう。」
コトダマ→サウナ室の穴
その時だった。
モノクマ『オマエラ、学級裁判の時間です。噴水前に集まるように』
蛇「…時間ですね」
荒「…行くか」
柳「あぁ…」
【噴水前】
柳「なぁ、瑞稀」
荒「どうしたんだ?」
柳「…いや、やっぱりなんでもない」
荒「そうか?なんでもないならいいけど…」
柳「…」
荒「…真実を見失わないように。」
柳「…頑張らないとな。生き残るためには」
そう言い、エレベーターに乗り
学級裁判場へと向かった