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『二章 青春、すなわち復讐』
モノクマ「えー、学級裁判のルールは…」
モノクマ「まぁ、知ってるだろうから。どうぞ始めちゃってください!」
天「マジで投げやりだな。」
剣「チハヤは欠席なんだね」
飯「あっ…まだメンテナンス中で」
弓「そうなのか」
星「…まず何から話し合う?」
薬「そうね〜、何がいいかしら」
荒「ちょっと最初だけ時間をくれないか?」
飯「え?どうしたの…?」
荒「全く事件には関係ない話なんだが…」
荒「心、お前本物の薬代心じゃないだろ」
柳「え…?」
舞「それってどういうことですか?」
荒「初日から違和感を感じてたんだ。薬代心…どこかで聞いたことある名前だったからさ」
荒「それで思い出したんだ。薬代心について」
弓「何かあったのか?」
荒「…薬代心は一年前に、屋上から飛び降り自殺をしたんだ」
蛇「えっ…、じゃあそれって」
荒「もう既に死んでる。…なのに、なんでここにいるんだ」
荒「答えてくれよ。薬代心」
薬「…」
柳「どうなんだ?薬代」
薬「…そうだね。バレちゃったなら仕方ない」
薬「…俺は有栖川ひすい。超高校級のサーカス団員だよ」
星「えぇ?!男だったの?!」
薬「そうだよ、だから女湯入ってないじゃん」
薬「てか、早く事件について話合わないと。時間なくなって全滅だよ?」
剣「…その通り、早くクロを見つけてオシオキしなきゃ」
舞「そ、そうですね。あとで薬代さんのことは話ましょ」
荒「だな」
飯「まず、事件現場だよね…、女湯であってるかな?」
弓「まぁ死体があったのは女湯だし…ほぼ確定なんじゃないか?」
舞「ですよね…!」
柳「…いや、それは違うぞ」
柳「男湯から血痕が見つかったんだ。しかもサウナ室には円成のと思われる布切れも落ちていた」
荒「てことは…男湯で殺してわざわざ女湯に運んだ?」
天「まぁそうなるな。でもめんどくさいことするな」
薬「円成が男湯に行った理由も謎だしね」
蛇「今の話を踏まえると、14時30分ごろに男湯にいた人が怪しいですね」
弓「そうだな」
天「そういえば、飯田橋はそのぐらいに風呂入ってたよな」
飯「そ、そうだけど…」
剣「飯田橋のことは後にして、先にどうやって円成を女湯に運んだか話し合おう」
弓「脱衣所を通っていったとか?」
星「なるほど!」
荒「だったら脱衣所に引き摺った跡がつくんじゃないか?俺がみたところなかったし」
飯「うーん…、じゃあ他にどうやって移動させたの?」
円成を移動させた方法、それは…
柳「サウナ室じゃないか?」
荒「サウナ室?」
柳「サウナ室に穴があったんだ人が1人分入れる大きさの」
薬「でも結構な高さがなかった?」
蛇「試してみたんですけど、一応登れるらしいですよ」
荒「俺が体張って調べたからな、ほぼ確実だ」
舞「じゃあ、犯人はそこの穴に円成さんを放り投げたってことですか?」
弓「でも投げるのってむずくないか?」
剣「かなり大変だよ。円成の体重が50前後でそれに着物だからほぼ不可能だよ」
天「じゃあどうやって移動させた?」
柳「…縄を巻きつけて、移動させたとか」
弓「どういうこと?」
柳「円成の体にあらかじめ縄を巻きつけて、先に犯人が穴の中を通る」
柳「そしてその後縄を引っ張れば、うまく円成を穴の中に通すことができるんじゃないか?」
舞「確かに…!そっちの方が負担が少なそうですね」
荒「じゃあ確定だな。…だとしても犯人を絞るのは難しくないか?」
柳「いや、そんなことないんだ」
柳「…まず女子にはできない。縄を使ったとしても難しいし、怪しまれる女湯に移動させる必要はない」
荒「だとすると男子が怪しいってことになるな」
柳「あぁ…だとすると、容疑者は…」