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組織。 加四六。
「え、狂唖の血液??」俺は遊馬さんにそう返した。「あぁ、、お前が暴走する直前、阿蚋から注射された成分の中から狂唖の血液が見つかった、、恐らく、狂唖の能魔の力を使って強制的に暴走される作用があるんだろ、、」「じ、じゃあまた誰かが撃たれるかもですね」「、、いや、、それは少ないと思う、、あの注射を誰でもボンボン打ったらあっち(阿蚋達)にも被害が大きいからな」「、、そっか、、」「だが、、阿蚋達が誰を暴走させようとしてるか、、予想はつく」「、、??誰すか??」「、、大速力だ、、アイツを暴走させれば、アイツを暴走させれば99.9%、狂唖だけ生き残るだろ、、」「、、、、」阿蚋達の狙いは小我太の暴走と狂唖の能魔なのか、、他になんか、、すると、、「失礼〜」「、、お、来たな」会議室に入って来たのは私服の狂唖と墻音、、それと歌星だった。
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「何で墻音までいるの??」「、、??いやですか??」墻音は狂唖にそう返した。「いや、別に嫌ってわけじゃ、、」「月城はもうほぼ、てか、狂唖の護衛みたいな物だから、、未來族のことはよく知っといた方がいいだろうと思って」遊馬さんは歌星に紅茶と茶菓子を出した。「、、すまんな、、ありがと、、未來族のことなら何でも話そう、、」「あぁ、、感謝する、、能魔のことは橘から全て聞いた、、もう1つ気になることがあって、、」「、、??」「、、歌星、、それに未來永劫は何故生き返っている、、阿蚋だ」「、、、、」「、、、、」、、確かに、、オークションの時、、歌星と未來さんは確実に死骸かと土に埋めたよな、、「、、阿蚋は何でかはわからん、、未來族じゃないからな、、人間なのにあそこまで傷を負って生きている理由が、、永劫はわかる、、単刀直入に言うと未來族は生き返ることができる」「、、マジかよ」「しかし一回だけだ、、それ以降は死ぬ」「、、、、」「でも未來族の命には2種類あって、、理の命と本の命、、それぞれ理性と本能がベースになってる、、」「凄えな、、」俺はそう言った。「しかし両方不便な命だ、、本能の命は自分でわかってても行動の制御ができない」「、、??」「自分の欲望のまま生きなければ、苦しくなる、、従兄弟は理の命だったが欲望が叶わなかったのがきっかけに自殺した、、しかし自分の欲望を丸出しにして生きるのを周りが受け止めるわけがない、、」「、、、、」「それに比べて理の命は誰かの命令なしでは生きていけなくなる」「、、??どう言うこと??」「これも本能的な話だ、、理の命は自分の欲望を丸出しに生きれない、、自分が本当は言いたいことも、したいことも、全てにおいて体は直接ストップがかかる、、よく言われてるのが喉が焼けるように痛かったり、耳が痛いとも言うな」「、、そんなんで生きていけんのか、、」「いや、理の命は主人を探せばあとは楽に生きれる」「、、??」「、、しかし主人何て自分では決まらない、、俺は前は理の命だった、、ルイス・マダムに本能的に服従心が湧いた、、しかしルイス・マダムに従って生きてりゃ、、楽しくはなかったがそれなりに楽だった」「、、、、」「、、永劫は今本の命になって生き返ってきた、、自分の欲望剥き出しにして、、桜も昔一度死んでいる、、」「、、難しいな、、」俺はそう歌星に言った。「あぁ、、俺もこの仕組みはよくわからん、、俺が思うに狂唖、、お前は今完全に理の命だと思うんだが、、」「、、??じゃあ、次死んだら俺も本能剥き出しになって帰ってくるってこと??」「、、いや、、狂唖、、お前はもう一回どっかで死んでるぞ」「、、初見です、、え、え!?俺死んでんの!?」「落ち着け」「いやいやいや!!!!凄えな幽霊みたいな気分だわ!!」「いや、狂唖見てたらわかる、、」「、、??」「言っちゃ悪いが、狂唖、、昔俺と組織で働いていた時、、お前はもっと自由人だったろ、、思う節ないか、、耳が痛くなったり、喉が焼けるように痛くなった時、、」「、、耳と喉、、あ、、そういや、、」「、、??」
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数分後。
「帰りますね、、また聞きます」墻音は俺たちにそう言った。「、、狂唖は??」「今ちょっと養成に会ってます、、」「、、そうか、、」「、、すまない、、狂唖にとってはキツイことを聞いた、、」歌星はそう言った。「、、墻音、狂唖からなんか聞いたか??」俺はそう墻音に言った。「、、8年前、俺や、俺の兄弟が住んでた孤児院が燃えて、全員死んだ時、、俺、狂唖に八つ当たりしたんですよ、、来るのが遅え、今更何しに来たんだよって」「、、、、」「今思えば子供っぽいですけど、、俺に怒鳴られた瞬間、耳と喉が焼けるように痛かったみたいです」「、、なるほど、、」「、、それじゃあ、その時狂唖は本当は何かしたかったのに、墻音に怒鳴られてストップされたってこと??」「、、何をしたかったんだ、、」「、、多分、暴走だろ、、」「、、??」「阿蚋の怒りに対して暴走寸前だったんだろ、、それをストップさせられたんだろ、、墻音が怒鳴ってなきゃ暴走してたかもな」歌星はそう墻音に言った。「、、そりゃ、どーも、、」「俺が思うに狂唖が小我太を襲った時、、あれは確実に本の命だと思う、、」「、、ん、それじゃ、狂唖は生まれてから孤児院が燃える間のどこかで一回死んでるってこと??」俺はそう言った。「、、まぁ、まとめるとそうだな、、それに狂唖に早く主人を探さないとやばい」「、、??」「阿蚋が強制的に狂唖を支配させにくるぞ、、そうなればもう帰ってこなくなる」「、、その主人って、、どうやって決めるんですか??」墻音はそう歌星に聞いた。「、、2つある、、理想的なのは狂唖がこの人に命令されて生きたいと思ったらその人の前では理の命であっても本能のままに動ける、、主人の前だけでは自由の身って訳だ、、でも、殆どがそんな幸せには支配されない、、ほとんどは俺みたいに、暴力で、言葉で逆らえない支配をされて、、主人の前でも理性ガチガチの状態、、一生何かに操られてる気分、、いや、、誰かに操られてるんだが、、」「、、、、」「ある日突然くるぞ、、あ、俺今この人に支配されてるって、、多分狂唖は阿蚋に一歩手前ぐらいまで支配されてるから、、まずい事態になる前に誰かが支配された方がいい、、」「、、墻音やってみたら??」俺はそう言った。「、、それ俺が決めていいんですか、、てか、なろうと思ってなれるもんじゃないですよね、、」「そうだな、狂唖次第って感じ」
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「今日はありがとう、、これ、土産だ」「何これ、、」俺は遊馬さんが歌星に渡した紙袋を見た。「和菓子詰め合わせだ、、これを調達したら未來族の話をすると言われてな」「お前本当狡賢い奴だな」俺はそう歌星に言った。「まぁな、、それじゃあ、、」「あぁ、、」「バイバイ〜」歌星はそのまま組織の出口を出た。「、、意外と明るい人だな、、」遊馬さんは俺にそう言った。「、、まぁ、、何でだろ、、いい奴になりましたよね」
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浜岡町。 墻音。
「、、、、」「、、養成、、狂唖に会えて嬉しそうでしたね」「、、でしょ〜!!可愛い奴ら〜」狂唖はそう笑った。「そうですね、、昼ごはんどうします??」「んー、、俺眠たいかも、、コンビニで適当に買って早く帰ろ」「、、そうですね、、」、、阿蚋に支配される一歩手前、、「、、狂唖さん」「、、??」「、、何か、俺の顔見ても何もこない、、きませんか、、」「、、は??」「、、、、」「、、あ」「、、!?何ですか!!」「前髪切った??」「、、切ってないです、、」「えぇ〜!!何だろ、、」「どこも変えてないです」「え、そなの??」「、、、、」、、無理だろ、、俺がこの人支配するとか、、「、、できるならしたいな、、」「あ、墻音、ファミマじゃなくてセブンな」「、、ハイ、、」今のところ無理そう、、