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第一次wrwrd長編&短編集

6 - 有無組___『有無なんて気にすることちゃうかったな。』

♥

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2025年03月11日

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有無組。



書いてく。





暇だったんで、あと投稿頻度減り始めとるんでそろそろmmntrの方も進めていきます。





※無能パロ


※闇有り


※軍パロ


※自〇要素有


※血表現有、



苦手な人は右回り推奨。



それでも大丈夫な人は進んでよし。


























_____________________________________



〈 ut視点 〉






tn「何度言えばこのミス直すねん!!!」




その一言で執務室が静かになる。



多分廊下にも聞こえているだろう僕に対しての言葉。





彼が忙しいのも分かってる。でも僕だって精一杯頑張っとる。


今日もちゃんと徹夜して、しっかりチェックして、頑張ったと思ったんに___




またミス、ミスばっかり。




tn「はぁ…ほんま”無能”やわ」




その言葉を聞くたび、僕の胸に、心にグサッ___っと。凶器らしきものが何度も刺さる。



痛い、ごめんなさい、その言葉を連想させていく




ut「ご、ごめんなッ…」



そう返事をすると




tn「はぁ…もう出てくれ、ぐう無能タヒんでどうぞ、」



ぁッ……、、



もう壊れた、そこから僕の心は、全部怖い。ごめんなさい。そう思いながら



(バタンッ



執務室を出た。






________________________________________


其処からは記憶にないが、いつの間にか屋上に居た。




ut「は、ははッ…」



もう僕の心は壊れている。



誰も気にしちゃいない、



黄緑の彼からは悪戯を受け、


水色と黄色の狂犬達には内ゲバに巻き込まれ、


桃色の彼には一番迷惑をかけ、


橙色と藤紫色の彼等には心配をかけ、


赤色の彼には”無能”と言われ、


……みんなに迷惑をかけすぎた。






ut「もうええやろッ…つかれた、、w」




フェンスに手をかけ、そのまままたぐ



目の前には綺麗な景色が、下を見ると



あと一歩踏み出すと落ちてしまいそうなほど危険な足場が。







ut「さよなら、ありがと」





(ヒュー……、、





記憶は曖昧だが、


赤黒いモノが頭から流れていたのは感じることが出来た。






そこから僕の記憶は途絶えた____。





___________________________________________




目を覚ますと見慣れた白い天井が見えた。



よく倒れたりとかする時に見かける_____。





psn「ッ!大先生!!」




ペ神の声が聞こえる。


あぁ、、タヒぬのに失敗してもうたか…




周りを見渡すとみんなが居た。


すごい……、、悲しそうな顔をしていた。



僕がそんな顔にさせてもうた、?僕が悪い子だから?



gr「鬱……、、無事で良かったッ…」



ut「ぇ、?」



gr「今まで気付いてやれんくてすまんかったッ…」



黒色の彼___我らが総統のグルッペン・ヒューラーこと



グルちゃんがそう言ったあと、皆も謝罪してきた。




今までごめんなさい、気付いてあげることが出来んくて。


あんなことしてすまんかった。




そう色んな謝罪の言葉が皆から放たれている。



ut「ぃ、いやッ…でも俺が無能で(((」



kn「無能なわけ無いやん、!!」



そう、、もう一人の僕こと”相棒”が叫ぶ。



gr「コネシマの言う通りだ、お前はよく頑張っている。」



そうグルちゃんが言ったあと、すごい僕のことを褒めてくれた。



褒められることなんてほんの少ししかなかった。嬉しかった。



必要とされていたんだ。僕は___





皆が自部屋に戻ると、ふと気付いたことがある。










赤色の彼が見当たらなかったこと_____。




このときから気付けば良かった。



_________________________________________




〈 tn視点 〉




「大先生が飛び降りた」



その言葉を聞いた途端、俺は真っ先に医務室へ向かった。



医務室に着いた頃には皆が揃っており、全員自分についての反省をしている様子。


……大先生が飛び降りたのは俺と会った後____。



「少しでも遅ければ息を引き取っていたのかもしれない。」




そうペ神から聞き、俺は自分のしたことを後悔した。




無能って言ったから、あのときはイラツイてて感情的になっていた。


「ぐう無能タヒんでどうぞ」



この言葉を言わなければ良かった。





無能無能言ってる俺が無能やんか。




ずっとそう考えてた。




tn「ぃたッ…」


いつの間にか紙で指を切っていたり、紙をむしっていたり…



自傷行為をしていた。それが唯一の精神を安定してくれる方法だったんだ。





大先生が飛び降りた日から数日経った日__



大先生が起きた。




みんなお見舞いに行ったらしい、俺には関係ないが、w



俺は見舞いには行かない。言い過ぎたから。無理させたから。




こんな俺なんか行ってもどうせ怖がるだけ。





そう思いながらずっと、ひたすら大先生の分の書類、皆の三分の一の書類、自分の書類、


全部、負担がかかるのは俺だけでいい、そう考えながら物凄い量の書類に取り掛かっていた。



飯もまともに食っとらん。栄養食だけで十分




みんなの顔も暫く見ていない。俺が傷つけたからだろう。


グルさんにも合わせる顔がない。






あぁ、、このまま消えることが出来たらな。



ずっとそう考える。彼奴みたいに、



大先生もずっとこんな思いを抱えて……苦しかったんかな、





……いっそのこと、一つの国を壊滅させてから消えよう。



そう考えた矢先_____。












(コンコン



執務室のドアが叩かれる。



俺は反射的に「どうぞ」と言ってしまった。






(ガチャッ




そう音を立てたドアの先には



ut「や、やほ…、、w」






俺が傷つけた青色の彼が居た。






________________________________________




〈 ut視点 〉



執務室に来たは良いものの_____






正直怖い。



だって、、また無能って言われるか、迷惑になるのか心配だった。




思考をぐるぐる巡らせていると、




tn「お、おはよ…、」



赤色の彼がぎこちなく返事をした。




tn「ぁ、、えっと……その、すまんかった…、、」



そう”無能”な僕に”有能”の彼は言う。




謝ることじゃない、全部真実やん。



tn「お、俺がッ……感情的に、な、ってつい”無能”とか言ってもうてッ…」



tn「謝れんくてすまんかった、、」



そう言うと彼は頭を下げた。




ut「いやッ…、とんちは何も悪ない、よ?(微笑」



そう彼に向けて言い、微笑む。


僕が全部悪かったんやから



tn「い、やッ…だ、大先生は悪ないッ…」


tn「む、のうとか言ってッ…すまんか、た…」



ut「い、いやでもッ…あれはほんまやし」


ut「仕事も書類も…近距離とか自分の身も守れんやつやで、?」


んなもん……、、


ut「無能しかないやん、w」


そう、自分のことを嘲笑うように、そう言う。


僕は無能なんよ、やるべきことも出来ひん




tn「大先生は俺と違って無能なんかじゃあらへんよ、」



ゑ、、?



tn「俺はなんも出来ひん、大先生やロボロみたいに遠距離も上手ないし、ゾムみたいに近距離も上手ない、、」


tn「外交もオスマンと比べると全然やし、エミさんみたいに知識も全然あらへん。」


tn「相手の気持ちも分からんし……なによりも、、誰からも愛されへん、」



そう彼は苦しそうな顔をしながら言う。



そんな悩みを抱えていたとは知らなかった。

有能だから、何も無いと思っていた。


僕みたいに無能じゃないから。



咄嗟に口が動いた。


ut「と、とんちは無能なんかじゃあらへんよ、?」


ut「誰よりも周りを見とるし、書類も出来て…、、戦闘もすごいやん、!」



褒める、ただそれだけしか考えてなかった。



tn「大先生やって、!!誰よりも努力家でハッキングとか上手いし、」



ut「〜〜〜〜〜〜〜、〜〜〜!」


tn「〜〜〜〜、、〜〜〜〜〜〜〜、!!」




ふと気がつくと、褒め合っていた。


ほんっと、ばかみたいな感じやわw



ut「はぁッ……わ、わかったか、?」


tn「そ、その言葉ッ…そのままお返しするわ、、」



なんか褒めあい大会(?)みたいなのが終わると何方も息が切れていた。



ut「ッ…w、んははwwww」


tn「あっはははwwwwww」




それがおもろすぎて、いつの間にか笑っとった。


楽しい。



ut「はぁッ……まぁ、、自分に自信ついたわw」


tn「俺もw」




ut「ありがと、色々と」


tn「此方こそありがとーな、」



二人「_____________。」



二人の会話は橙色に染まった夕日に溶けるように終わった。






______________________________________






僕/俺等には

無能と言われる部分があるのかもしれない。



でも……





そんなん気にすることちゃうかったんやなw









有能、無能_____。


これらは本当の自分を隠すことができる武器になる。



……いい武器かもなw
















『有無なんて気にすることちゃうかったな。』



終。

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主)天才だ☆

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