有無組。
書いてく。
暇だったんで、あと投稿頻度減り始めとるんでそろそろmmntrの方も進めていきます。
※無能パロ
※闇有り
※軍パロ
※自〇要素有
※血表現有、
苦手な人は右回り推奨。
それでも大丈夫な人は進んでよし。
わ
ん
く
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〈 ut視点 〉
tn「何度言えばこのミス直すねん!!!」
その一言で執務室が静かになる。
多分廊下にも聞こえているだろう僕に対しての言葉。
彼が忙しいのも分かってる。でも僕だって精一杯頑張っとる。
今日もちゃんと徹夜して、しっかりチェックして、頑張ったと思ったんに___
またミス、ミスばっかり。
tn「はぁ…ほんま”無能”やわ」
その言葉を聞くたび、僕の胸に、心にグサッ___っと。凶器らしきものが何度も刺さる。
痛い、ごめんなさい、その言葉を連想させていく
ut「ご、ごめんなッ…」
そう返事をすると
tn「はぁ…もう出てくれ、ぐう無能タヒんでどうぞ、」
ぁッ……、、
もう壊れた、そこから僕の心は、全部怖い。ごめんなさい。そう思いながら
(バタンッ
執務室を出た。
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其処からは記憶にないが、いつの間にか屋上に居た。
ut「は、ははッ…」
もう僕の心は壊れている。
誰も気にしちゃいない、
黄緑の彼からは悪戯を受け、
水色と黄色の狂犬達には内ゲバに巻き込まれ、
桃色の彼には一番迷惑をかけ、
橙色と藤紫色の彼等には心配をかけ、
赤色の彼には”無能”と言われ、
……みんなに迷惑をかけすぎた。
ut「もうええやろッ…つかれた、、w」
フェンスに手をかけ、そのまままたぐ
目の前には綺麗な景色が、下を見ると
あと一歩踏み出すと落ちてしまいそうなほど危険な足場が。
ut「さよなら、ありがと」
(ヒュー……、、
記憶は曖昧だが、
赤黒いモノが頭から流れていたのは感じることが出来た。
そこから僕の記憶は途絶えた____。
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目を覚ますと見慣れた白い天井が見えた。
よく倒れたりとかする時に見かける_____。
psn「ッ!大先生!!」
ペ神の声が聞こえる。
あぁ、、タヒぬのに失敗してもうたか…
周りを見渡すとみんなが居た。
すごい……、、悲しそうな顔をしていた。
僕がそんな顔にさせてもうた、?僕が悪い子だから?
gr「鬱……、、無事で良かったッ…」
ut「ぇ、?」
gr「今まで気付いてやれんくてすまんかったッ…」
黒色の彼___我らが総統のグルッペン・ヒューラーこと
グルちゃんがそう言ったあと、皆も謝罪してきた。
今までごめんなさい、気付いてあげることが出来んくて。
あんなことしてすまんかった。
そう色んな謝罪の言葉が皆から放たれている。
ut「ぃ、いやッ…でも俺が無能で(((」
kn「無能なわけ無いやん、!!」
そう、、もう一人の僕こと”相棒”が叫ぶ。
gr「コネシマの言う通りだ、お前はよく頑張っている。」
そうグルちゃんが言ったあと、すごい僕のことを褒めてくれた。
褒められることなんてほんの少ししかなかった。嬉しかった。
必要とされていたんだ。僕は___
皆が自部屋に戻ると、ふと気付いたことがある。
赤色の彼が見当たらなかったこと_____。
このときから気付けば良かった。
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〈 tn視点 〉
「大先生が飛び降りた」
その言葉を聞いた途端、俺は真っ先に医務室へ向かった。
医務室に着いた頃には皆が揃っており、全員自分についての反省をしている様子。
……大先生が飛び降りたのは俺と会った後____。
「少しでも遅ければ息を引き取っていたのかもしれない。」
そうペ神から聞き、俺は自分のしたことを後悔した。
無能って言ったから、あのときはイラツイてて感情的になっていた。
「ぐう無能タヒんでどうぞ」
この言葉を言わなければ良かった。
無能無能言ってる俺が無能やんか。
ずっとそう考えてた。
tn「ぃたッ…」
いつの間にか紙で指を切っていたり、紙をむしっていたり…
自傷行為をしていた。それが唯一の精神を安定してくれる方法だったんだ。
大先生が飛び降りた日から数日経った日__
大先生が起きた。
みんなお見舞いに行ったらしい、俺には関係ないが、w
俺は見舞いには行かない。言い過ぎたから。無理させたから。
こんな俺なんか行ってもどうせ怖がるだけ。
そう思いながらずっと、ひたすら大先生の分の書類、皆の三分の一の書類、自分の書類、
全部、負担がかかるのは俺だけでいい、そう考えながら物凄い量の書類に取り掛かっていた。
飯もまともに食っとらん。栄養食だけで十分
みんなの顔も暫く見ていない。俺が傷つけたからだろう。
グルさんにも合わせる顔がない。
あぁ、、このまま消えることが出来たらな。
ずっとそう考える。彼奴みたいに、
大先生もずっとこんな思いを抱えて……苦しかったんかな、
……いっそのこと、一つの国を壊滅させてから消えよう。
そう考えた矢先_____。
(コンコン
執務室のドアが叩かれる。
俺は反射的に「どうぞ」と言ってしまった。
(ガチャッ
そう音を立てたドアの先には
ut「や、やほ…、、w」
俺が傷つけた青色の彼が居た。
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〈 ut視点 〉
執務室に来たは良いものの_____
正直怖い。
だって、、また無能って言われるか、迷惑になるのか心配だった。
思考をぐるぐる巡らせていると、
tn「お、おはよ…、」
赤色の彼がぎこちなく返事をした。
tn「ぁ、、えっと……その、すまんかった…、、」
そう”無能”な僕に”有能”の彼は言う。
謝ることじゃない、全部真実やん。
tn「お、俺がッ……感情的に、な、ってつい”無能”とか言ってもうてッ…」
tn「謝れんくてすまんかった、、」
そう言うと彼は頭を下げた。
ut「いやッ…、とんちは何も悪ない、よ?(微笑」
そう彼に向けて言い、微笑む。
僕が全部悪かったんやから
tn「い、やッ…だ、大先生は悪ないッ…」
tn「む、のうとか言ってッ…すまんか、た…」
ut「い、いやでもッ…あれはほんまやし」
ut「仕事も書類も…近距離とか自分の身も守れんやつやで、?」
んなもん……、、
ut「無能しかないやん、w」
そう、自分のことを嘲笑うように、そう言う。
僕は無能なんよ、やるべきことも出来ひん
tn「大先生は俺と違って無能なんかじゃあらへんよ、」
ゑ、、?
tn「俺はなんも出来ひん、大先生やロボロみたいに遠距離も上手ないし、ゾムみたいに近距離も上手ない、、」
tn「外交もオスマンと比べると全然やし、エミさんみたいに知識も全然あらへん。」
tn「相手の気持ちも分からんし……なによりも、、誰からも愛されへん、」
そう彼は苦しそうな顔をしながら言う。
そんな悩みを抱えていたとは知らなかった。
有能だから、何も無いと思っていた。
僕みたいに無能じゃないから。
咄嗟に口が動いた。
ut「と、とんちは無能なんかじゃあらへんよ、?」
ut「誰よりも周りを見とるし、書類も出来て…、、戦闘もすごいやん、!」
褒める、ただそれだけしか考えてなかった。
tn「大先生やって、!!誰よりも努力家でハッキングとか上手いし、」
ut「〜〜〜〜〜〜〜、〜〜〜!」
tn「〜〜〜〜、、〜〜〜〜〜〜〜、!!」
ふと気がつくと、褒め合っていた。
ほんっと、ばかみたいな感じやわw
ut「はぁッ……わ、わかったか、?」
tn「そ、その言葉ッ…そのままお返しするわ、、」
なんか褒めあい大会(?)みたいなのが終わると何方も息が切れていた。
ut「ッ…w、んははwwww」
tn「あっはははwwwwww」
それがおもろすぎて、いつの間にか笑っとった。
楽しい。
ut「はぁッ……まぁ、、自分に自信ついたわw」
tn「俺もw」
ut「ありがと、色々と」
tn「此方こそありがとーな、」
二人「_____________。」
二人の会話は橙色に染まった夕日に溶けるように終わった。
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僕/俺等には
無能と言われる部分があるのかもしれない。
でも……
そんなん気にすることちゃうかったんやなw
有能、無能_____。
これらは本当の自分を隠すことができる武器になる。
……いい武器かもなw
『有無なんて気にすることちゃうかったな。』
終。