注意事項
・暴力、いじめ、センシティブ表現あり
・BL
・ky受け、TOP4攻め
gt「あははっ笑 おもしろい笑 」
rtは、kyの顎を持ち上げる。
rt「ねぇ、俺らのおもちゃになってどんな気分?」
ky「あ…ぅ…」
クラスメイトから、鋭い視線が突き刺さる。
us「これから、俺らの「奴隷」として頑張ってね」
us「kyくん?笑」
ky(くそ、なんで俺が…こんな目に)
それが起こったのは、数日前のこと…
私立○○学園。
ここでは、男子生徒が集まる男子校だ。
バックを担ぎながら優雅に廊下を歩いていく。
「今日もかっけぇなぁ…ky」
「あんなイケメンで、しかもハイスペックって」
「共学だったら、間違いなくモテモテだろうな」
周りから聞こえる話し声に、俺は片方の口角をあげた。
ky(ふっ…笑 当然だろ)
俺の名前はky。
自分で言うのもあれだが、俺はこの高校ではかなりの有名人だ。
教室に入ると、周りの男子はこちらに視線を向ける。
「ky、おはよ」
「今日来ないのかと思ったわ〜笑」
「遅かったなky、なんかあった?」
おまけに、学校一の人気者。
ky「登校中女子に囲まれてさ〜遅れちゃった」
「イケメンだもんな、お前」
「ほんと、人生簡単そうで羨ましいわ」
ky「ははっ笑 だろ?」
「イケメンだし、運動神経抜群だし、頭もいいし…父親が金持ちだもんな」
ky「お前、それ昨日も言ってなかった?笑」
rt「…」
ky「あっ…みっけ」
廊下でrtの姿を目撃すると、俺はrtを脅すようにトイレに向かった。
トイレ場に着くと、どんどんと個室から何かを叩く音が聞こえる。
rt「ここからだせ!おい!」
ky「閉じ込めたんだ〜、おもろいっしょ?笑」
「あははっ 大胆だね〜」
数人の笑い声が響いた。
ky「なぁ、上から水流そうぜ」
「いいね〜 やっちゃお!」
バッシャーンと個室から水が溢れる。
ky「うわっ笑 きったねー笑」
「あははっ」
rt「…」
ky「あれ、泣いちゃった?」
ky「rtさ〜ん?流石にやりすぎた?」
rt「…ははっ笑」
rt「いつか、きっと後悔すんのに笑」ボソッ
ky「…は?」
ドアノブを捻り、個室のドアを開ける。
rtの顔を覗き込み、ギロリと睨みつける。
ky「あんま調子乗んなよ、お前」
ky「立場ってもんがわかんねぇのか?」
rtの顔面に拳を振る。
「おぉ〜怖笑」
「kyを怒らせちゃったね笑」
数秒ほど殴っていると、チャイムがトイレ中に響いた。
ky「ふぅ〜スッキリした」
ky「佐々木(教師)にバレるとめんどうだから、掃除しとけよ」
rt「…笑」
rt(あの態度、いつまでもつかな?)
授業中…
前の席にティッシュをぶつけて遊んでいた。
us「…やめてください」
ky「なに?俺がした証拠あんの?」
教師「…kyさん、いい加減にしなさい」
ky「はぁ?なんで俺のせいになんの?笑」
ky「お前それでも教師かよ」
教師「そ、それは…」
誰にも逆らえない、この男子校の王様的存在。
ky(あぁ気持ちいい笑)
ky(父親の経済で、教師も逆らえない)
ky(楽しすぎる笑)
放課後も…
ky「おい!gt!」
gt「…はい」
ky「いまさ〜腹減ってんだよね」
ky「”いつもの”よろしく」
gt「…」
「…なぁ、ky」
ky「ん?」
「最近、ちょっと行動が過ぎない?」
「俺ら…お前と関わってるとどうなるか…」
その言葉を聞き、ドンッと壁を殴る。
「っ!?」ビクッ
ky「何〜?逆らうの?」
肩を掴み、耳元で囁く。
ky「いじめられたくなかったら、大人しく言うこと聞いとけよ」
ky「お前の父さんの会社だって潰すことできんだぞ?」
「…っご、ごめん」
耳元から離れ、ニコッと微笑む。
ky「わかればいいんだよ、わかれば」
「…」
学校中、俺に逆らうやつは一人もいない。
父親に相談すれば、逆らったやつの人生は終わり。
俺にとって、私立○○学園は俺のお城。
そんな充分な日々に、ひとつの出来事が起こる。
俺の人生が変わる…ひとつの出来事が。
ある日…学校から帰宅すると、妙な違和感を感じた。
ky(…ん?)
なぜか、心臓がバクバクいって止まらない。
ky「あれ…なんだ、これ」
明らかにいつもとは何かが違った。
急いでドアをあけると、雷に打たれたような衝撃を受けた。
ky「え..?」
なんと、家のものがすべて無くなっていたのだ。
机も…椅子も…家具全てがすっからかん。
ky「な、なん…で?」
歩き回っていると、リビングで母親が泣き崩れていた。
ky「か、母さん!」
ky「ど…どうしてこんな事に?」
そのとき、床に紙切れが落ちていることに気がついた。
紙には、こんな事が書かれていた。
「借金を返せなくなったwお父さんは逃げることにしたから、後はよろしくw 」
ky「…は?」
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