岩本 「 なんであんなこと言ったの 」
目黒 「 … 」
岩本 「 蓮 」
岩本 「 あれは酷かったよ 」
目黒 「 …ごめん 」
岩本 「 なんで言ったの? 」
目黒 「 …昔の俺と、 」
目黒 「 一緒の顔だった。 」
岩本 「 うん、 」
目黒 「 なんか、 」
目黒 「 感情持たせないと、 」
目黒 「 消えそうだった、 」
岩本 「 蓮なりの優しさだったんだね 」
目黒 「 … 」
岩本 「 練習しよっか 」
目黒 「 うん、 」
‘ お前の顔 ’
‘ 気に入らない ’
『 お前の顔、 』
どんな顔してたんだろ、
ただシンプルにタイプじゃないってこと?
いやだとしてもそんなズバッと言う?
ウダウダしててもしょうがない。
『 宮舘先生! 』
宮舘 「 げほっ、げほ、 」
宮舘 「 び、っくりした、 」
宮舘 「 ちょ、どうやって来たの、 」
『 バスケ! 』
『 明日行く! 』
宮舘 「 は、え、? 」
『 行きたい! 』
『 お願い! 』
宮舘 「 ごめん、 」
宮舘 「 明日俺抜けられないんだ、 」
『 …そっか、 』
宮舘 「 ごめんね、? 」
『 ううん、 』
『 大丈夫 』
まぁ、そりゃそうだ。
先生は私だけの主治医じゃないし。
偉い立場みたいだし。
簡単に連れて行ってもらえるわけじゃないもん。
『 … 』
『 また暇だ。 』
一人だけの静かな部屋に呟いた言葉は、
暗闇に吸い込まれていった。
__ 「 おい 」
__ 「 起きろ 」
__ 「 おい! 」
『 ん…、 』
『 おに、ちゃ、? 』
お兄ちゃん?
お兄ちゃん、!
『 お兄ちゃん、 』
『 も、無理、 』
『 帰ってきてよッ、 』
目黒 「 おい! 」
『 え、あ、 』
目黒 「 お兄ちゃんじゃないから 」
『 え、あれ、? 』
『 れんさん、? 』
『 え、なんで、? 』
渡辺 「 俺もいるよ~ 」
『 あ、う、 』
動揺しすぎて、言葉にならなかった。
あやらうやら謎だった。
向井 「 美羽ちゃんおはよお! 」
『 康二せんせっ、 』
向井 「 どうしたん!笑 」
『 なんで、この人たち、 』
向井 「 お迎え! 」
向井 「 バスケ行くんやろ? 」
向井 「 俺も久々行きたかってん! 」
目黒 「 康二太った? 」
向井 「 最近運動してないもんな~、 」
向井 「 やなくて!! 」
向井 「 太ってないわ!笑 」
目黒 「 あはは!笑 」
笑うんだ。
この人。ただのデリカシーない人だと思ってた(
渡辺 「 どうする? 」
渡辺 「 行く? 」
『 行きたいです 』
渡辺 「 じゃあ行こうぜ~ 」
渡辺 「 ここの店美味しいのよ 」
『 ドーナツ屋さん、? 』
渡辺 「 そう 」
渡辺 「 食べたことある? 」
『 小さい頃は、 』
目黒 「 俺食いたい 」
渡辺 「 康二の奢りで 」
向井 「 しょうがないな~ 」
向井 「 美羽は何味がいい? 」
『 え、いや、いいよ、 』
向井 「 遠慮せんでええよ 」
向井 「 好きな物食べよう 」
目黒 「 何味がいいの? 」
目黒 「 冷たくなるじゃん早くして 」
『 い、イチゴ、 』
目黒 「 王道 」
向井 「 いいやん。笑 」
目黒 「 けど俺も好き 」
向井 「 なんやそれ。笑 」
そういえば、目黒さんは車椅子バスケでプレーしてたけど、今は杖をついて歩いてる。
目黒 「 … 」
目黒 「 トレーニング 」
目黒 「 事故って足弱いの 」
目黒 「 だから車椅子バスケ 」
渡辺 「 車椅子バスケに障害の重さとか関係ないのよね正味 」
next … 300
キリ悪い終わり方申し訳ないです 😭
コメント
10件
続きが楽しみすぎて寝れない
め ぐ た ー ん
さ い こ ー だ ね т т