この小説はヘタリアの日本さんの夢小説です
苦手な方は閲覧をおやめくださいm(_ _)m
・二番煎じネタ
・駄文
・解釈違い 等あるかも
以上が大丈夫な方はお読みください
菊さんと並んで歩く、ある冬の日の帰り道。ふとコンビニの看板が目に入る。
「あ、すみません菊さん、少しコンビニに寄ってもいいですか?」
「ええ、構いませんが…どういったご用事で?」
「寒いですけど、なんだか無性にアイスが食べたくなってしまって…」
照れ笑いながら私がそう言うと、菊さんは珍しく、楽しげで無邪気な笑顔を見せた。
「わかります。私も丁度食べたいと思っていたんです。気が合いますね。」
「本当ですか!それなら良かった!一緒にアイス買いましょ!」
「ええ、そうしましょう」
コンビニに入り、アイスコーナーへ向かう。
「ん〜どれにしようかな…種類がたくさんあって悩みます…」
「そうですね…あ、私はこの抹茶味のピノにします。抹茶味のピノ、とても美味しいんですよ。」
菊さんは抹茶味のピノをそっと手に取る。
「そうなんですね!気になるなぁ…う〜ん…」
私も抹茶が大好きだから、抹茶味のピノ、めちゃくちゃ気になる…
悩んだ結果、
「私はじゃあ…この濃厚チョコ味のピノにします!私も抹茶味のピノ食べたいので、良かったらひとつずつ交換しませんか?」
「ああ、なるほど…いいですね。そうしましょうか。」
「やった…!さ、買いましょ買いましょ!」
そうして、買ったアイスを近くの公園のベンチに座って食べることに。
箱を開け、1つを口に入れる。
「んん〜〜!」
あんまりにもピノが美味しくて、ついつい顔が緩んでしまう。(私今緩みきった顔してるだろうなぁ)と思いつつも、その緩みきった顔のままピノをもう1つ口に含む。
私が夢中でピノを食べている間、菊さんも同じように柔らかい笑みを浮かべながら美味しそうに抹茶味のピノを食べていた。
「冬に食べるアイスも、美味しいですね。」
「そうですね〜
あ、そうそう、菊さんのピノ1つください!」
「あぁ、そうでしたね。はい、どうぞ。」
そう言って菊さんは箱を差し出してくれる。あ〜んじゃないのかぁ…ちょっとだけだけ残念だなぁ…なんて思いながら、箱からピノを1つもらう。
「ありがとうございます!
んん〜!おいひ〜〜!」
「抹茶味のピノ、美味しいでしょう?私がよく食べるおすすめのアイスなんですよ。」
「そうなんですね!おすすめしたくなる気持ち、めちゃくちゃわかります!これ、美味しくって最っ高ですね!」
「ふふっ
気に入っていただけたようでなによりです」
「あ、私のチョコのもあげますね!チョコも美味しいですよ!」
私は自分が食べていたピックでピノを刺し、「はい、あ〜ん」と言いながら菊さんに差し出す。菊さんのことだからあ〜んは恥ずかしがるかな、なんて、反応を想像してニヤニヤしてしまう。
「え、あ、ええっと…」
「あ〜んはお嫌ですか?」
「い、いえ…あ〜んというのは…その…少し気恥ずかしいですね…」
照れて顔を赤くする菊さんが見れて私は満足し、つい笑みが零れた。箱を差し出し、同時に手に持ったピノを自分の方に戻す。
「ふふっ、そう言うと思いましたよ。じゃあ、箱から1つ取ってくださ…」
言い終わらないうちに、菊さんは戻した私の手に持っているピノを、パクッと食べた。ピノを持っている手を自分の方に戻していたせいで、菊さんの顔がグッと自分に近づいた。
「ふぇ…?え、え…」
あんまりにも顔が近くて、心臓がバクバクと痛いほど早鐘を打つ。あわあわと私がテンパっているうちに菊さんはピノを食べ終わり、伏せていた目が私をしっかりと捉えた。色っぽい菊さんの瞳と目が合った瞬間、心臓がドクンと大きく跳ねた。菊さんは顔を近づけたまま、
「ふふっ、あなたのも、甘くて美味しいですね」
と不敵に笑った。
「な…!も、もう!!からかわないでください!!!!心臓に悪いです!!!!」
「ふふっ
私が照れているのを見てあなたが満足そうにしていたので、なんだかやり返したくなってしまって。これでおあいこですね。」
やっぱり菊さんには敵わないな、と私は何度目かの反省をしたのだった。
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