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// 張り合っちゃう の ゔぉ っぽくて良い ですね !! .
「……悪質ですね、ドッキリにしては手がかかり過ぎてるしこんな度が超えたお題も出すわけない。まあ撮れ高はありそうですけど」
「いやいや…じゃあ誰の仕業なんだよっ!!」
「そんなの僕らに分かるはずないじゃん、でもこの部屋食料どころかトイレもないし、このままここにいたら野垂れ死ぬのは確実だね。」
自分の顔がみるみる青ざめていくのを感じた、せらおに起こされてみたらこれだ、まずここはどこ?から始まって…それから急に媚薬を飲めだ?意味が分からない。
俺以外の三人は寝起きのはずなのに落ち着いていて自分が通常なのかさえも今の俺には分からなくなってきていた。
「このお題をクリアしたら開くって書いてるんでしょ?」
「はぁ?!おまっ?!!…媚薬なんて飲んだらどうなるか…」
「…うん、わかってるよ。」
奏斗が見つめる先、末っ子の手に握られている瓶、せらおが持っているのは、二口ほどでのみ干せそうな液体が入る小さな瓶だった、瓶の形状をおいても中の液体がいかにも胡散臭いピンク色をしている。
うわぁ、と顔面をゆがませる俺にせらおが小瓶をチャプチャプと揺らした。
「とりあえず1人2125杯、ね」
「…まぁ数えてる暇なんてないですし適当に飲んじゃいましょうか、セラ夫。」
アキラとせらおが小瓶をひょいっと一個持ち上げる、そして軽々と飲み干した。
甘っ、と感想それだけ。なんか…案外余裕な気がした俺は二人に影響され瓶を持つ、
本体と蓋を逆方向に回せばカチっと音がした。ほのかに甘い香りがして美味しそうだと思ってしまう。
「奏斗、一緒に飲むべ」
ごくごくと媚薬を飲み干す二人を横目に何にもしないつもりでいたであろう奏斗に話しかける、大きい瞳が更に見開かれた。
「んえー…まいっか、ねぇ普通に飲むだけじゃつまんないからさ、誰が多く飲めるか勝負しよ?」
奏斗が飲んでくれるから、面白そうだったから、ただそれだけで勝負を受ける。
「だとしたら奏斗、せらおとアキラ越さねぇと!」
確かに、と奏斗がカチッと瓶を開けて一気に媚薬を飲む、俺も負けじと一気に飲み干した。
ドロドロとした甘い液体はすぐに体内に入る、ジュースみたいな、蜂蜜みたいな癖になる味。
数分で30杯はいけてた気がする
俺達の体に異変が出たのはそれから数分後。