「なぁ、あの、あいつ誰だっけ」
「え?どれ?」
「あれだよ、」
「あー。潔世一?」
「あ、そうそう。」
「あいつ、だいぶ狂ってるよな。」
「な、ほんとおかしい」
「いっつも誰もいない空間に」
「話しかけてる。」
「凛!」
また話しかけてる…気持ち悪い
「おい、あいつまた…」
「な。異常だよ、異常」
「凛って誰だよって感じだよな?」
「本当だよ…」
「なんだこれ?誰かのプリント…」
「…げ。潔世一って書いてある…」
「はあ…」
「ねぇ、落ちてたよ」
「…!ありがとう!!」
「おう…?」
そんな感謝して
なにがそんなに嬉しいんだよ
意味わかんねぇ
「凛、!」
また話してる
意味わかんないな
_
数ヶ月後
潔目線
凛がいなくなって数日経って
両親に病院に連れてかれた。 俺は
俺はおかしいのか
周りから見て
なんで…
「世一くんは、妄想の友達と話していたんです。いわゆる、”イマジナリーフレンド”の様なものですね。 」
あり得ない
「凛が妄想な訳…ないだろ!?」
「嘘だ、うそだうそだ!!あんなに話を聞いてくれたし…あの時だって 」
あの時
凛がいなくなった時から話しかけられるようになって
あれ
凛は
妄想?
そんなわけ
だって実際に
話した…
「世一くんの話を聞く限り、それしか考えられないんですよ。 周りには話しかけられない。それは、周りには見えていない妄想の友達に話しかけていたからです。」
でも凛は
「とにかく…病院に通ってください。カウンセリングをしましょうか。」
凛
りん?
りんって
おれのともだち
おれの
いちばんのしんゆう
なんで…
コメント
2件
お前の作品の内容全てが神ってる、、、😭😭😭😭😭
あ、ちなみに最初はクラスメイトのモブくん目線です