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ぬぁー好きすぎる…喧嘩でも互いのことで喧嘩してんのが尊い🤦♀️💓
なむさの!!!喧嘩要素あり!!!高校生!!!
ナムギュside.
冬の冷たい空気が教室内に漂う放課後、女子が先生にエアコンと言っているのも聞こえる。
なぜまだ帰れないのだろうか?そんなの俺には知らない。知りもしたくない。
朝からの頭痛で俺は苛立っていた。俺は頬杖をつきながら、教室の片隅で外を黙って眺めていた。
230「…ナムス、なんで無視すんだよ。」
124「…別に。無視してるわけじゃないです。」
話すことさえ頭痛がするし、早く会話を終わらせたかった。
俺は目線を合わせることなく、冷たく答えてしまった。
230「…、あ?」
アニキは少し驚いたような顔をして、次第に不機嫌そうになった。
230「なんだよ、無視してるじゃねぇか。お前、俺のこと嫌いなのか?」
俺の胸が締め付けられたような気がした。アニキと話しているのは凄く楽で、教室内でも
お互いに自然と過ごしていた。でも、最近俺の気持ちが変わったのか逆に近すぎるのがきまづくなった。
124「だから、そんなんじゃないです。嫌いなわけじゃありません…、」
124「なんでそんなこと聞くんですか?」
少し喧嘩腰になってしまったかもしれない。
でも、今の俺は早く帰って休みたくて仕方がないのだ。頭痛がひどい。
230「なんでって、俺はお前のこと気にしてんのに、お前は俺を避けてるみたいじゃねぇか」
アニキは不満げに腕を組んだ。彼の目には、
怒りと同時に顔色が悪い俺を心配しているのか少し心配そうな瞳をしていた。
124「…避けてません。」
俺はそんな目を見ているのが申し訳なくなってきて、目線を逸らした。
頭痛と気まずさが混ざり合って、どうも冷静でいられなかった。
230「…、だか、」
124「俺だってどうすりゃいいか分かりませんよ!!」
先生「…お?ナムギュどうした?」
230「…、は?」
124「アニキはいつも女の子に囲まれて、いつもわいわいしてるじゃないですか!!」
124「なのに都合の良い時だけ俺に頼って!!なんなんですか!!」
アニキはほんの一瞬だけ驚いた。でも、その後俺の方をじっと見つめる。
その視線が怖くて、視線を逸らそうとするけど無視できなかった。
230「…頼ってるって、お前をただ頼れる人だと思ってるだけだろ。」
アニキの声はいつも通り低く、でもいつもと違うような冷たさがあった。
230「でも、お前がそんな風に思ってるなら俺ナムスに頼んのやめるわ。」
その言葉に、俺の胸が痛くなるのを感じた。確かに、アニキに依存している部分があった。
それが、どうしても怖くなった。アニキの距離感が近すぎて、息苦しくなることがあった。
124「…その、そうじゃないんです」
124「近すぎて、どうすればいいか分かんなくなるというか…」
230「はぁ?近すぎってなんだよ。」
アニキは顔を近づけ、いつもと対して変わらないが強い口調で言う。
230「俺がお前にとって重い存在だったらそんなに避けないで話してくれよ!!」
俺は心の中でどうしても言葉にできない気持ちがあった。
アニキに依存している自分が嫌だった。でも、どうしても離れられなかった。離れたくなかった。
124「…アニキに近付くのがこわいんです、」
アニキは黙っていたが、俺の言葉が刺さったのか暫く口を開かなかった。
230「…、そんな風に思ってたなら先に言ってくれよ。」
アニキの声には少しの切なさが混じっていた。
230「…でも、俺だってナムスに頼りたいことがあったんだよ」
230「都合よくとかそんなんじゃなくてお前とずっと一緒に居たい。」
アニキのその優しい言葉を聞いて、これまでの不安や苛立ちが少しづつ解消されていった。
124「…俺もアニキと居るのは嫌いじゃありません。ちょっと頭痛で苛立ってただけで…、」
230「あーんだよびっくりしたわー…、笑」
先生「…お前ら青春は程々にな。」
124「わかってまーす。じゃあ帰っていいっすか?」
先生「え?今何時だ?…、6時?帰れ!!!」
124「アニキ一緒に帰りましょ!!」
230「おー!!」
おわりです。。算ドがあと20ページくらい残っててやばいです。