𓏸 紫桃
𓏸 R18
𓏸 セフレ関係
ぽたぽたと髪から水が滴り落ちる。
それでも俺はシャワーを止めずに独り、バスルームの椅子に腰掛け鏡を一点に見つめる。
🌸「……….」
正面に置かれた鏡に首筋に残った変色したキスマークが反射する。
時間が経つにつれて赤色から紫色へと状態が変わっていき、今ではもう消えそうである。
そんな跡を見つめているといるまが俺に付けてくれたあの夜がフラッシュバックして、俺はそっと自分の肉棒を握りこんだ。
🌸「…っ、…….」
記憶に残ったいるまに発情した訳じゃない。
この跡が愛おしくて致す訳じゃない。
約20分前、謝罪と共に添えられていた別れたいというメッセージを思い出して、自分に空いた心の穴を自分で慰めようとしているだけ。
🌸「…っ、はぁ…..」
結局沈んだ気分のまま無理やり発散しようとしたが思い通りに勃たず、欲も吐けず。
中途半端に終わっては余計に虚しくなっているまを欲しがってしまう。
🌸「…まじさいあく、」
無意識にLINEアプリを立ち上げいるまのアイコンをタップしては、既に会話が止まったメッセージ画面を見つめる。
何度読み返したって慣れっこない「別れよう」の言葉に俺の涙腺は毎度決壊寸前だ。
🌸「…あ〜あ、」
🌸「これからどうするかなぁ…..」
別に過度に依存していた訳ではない。
いるまが居なくなったって哀しさで仕事が手につかないなんてことは無いし、味覚が無くなるなんてことも無いから適当に空腹を満たす。
ただ、ソロプレイの夜の息の仕方なんてものは覚えていない。
可愛らしい八重歯が俺に噛み付き、鋭い三白眼が慈しむ様に俺を見て、指輪が嵌めてある細い指が俺の指に絡みつき、覚えてしまったあのカタチ通りの肉棒が俺のナカを満たす。
俺の夜はこれが通常だったから、埋めるにも埋めれないこの穴をどうしたらいいのか。
🌸「…..いるま、…」
もう一度チャンスをくれなんて、そんな無礼なことは言わない。
でもせめて、俺がいるまのいない生活に慣れるまでほんの少し相手するくらいの義理はあるんじゃないか。
🌸「…..はっ、?」
こんなバカげた提案が呑まれるとも思っていない俺は興味半分で提案をしてみると、いるまは「了解」と質素な返事を寄越した。
もう今後一切ここへ訪れることは無いと思っていたが、何を思ったのか俺はまた元々使っていた寝具に腰掛けた。
俺の右隣で気まずそうにらんは前髪を弄っている。
🌸「…..あの、さ」
🌸「…いるまはほんとにいいわけ?」
普段俺が見てきた様子とは一変し、探り探りの自信が無い弱々しい声質だ。
耳に障る程の高音とあの声量はどこに消えていったのやら。
📢「…まぁ、性欲発散の相手になるくらいなら初めてでは無いし。」
📢「そもそも嫌なら承諾しねぇよ」
🌸「…..そっか」
控えめにこくりと頷くと、らんはゆっくりと立ち上がり俺の目の前に立ちはだかる。
数秒間目線を絡めるなり、意味深に笑みを浮かべて目を細めた。
🌸「…ほら、ヤるならヤろ」
🌸「そのためにここ来たんでしょ」
📢「…..おう。」
今まで感じたことの無い謎の緊張感と不安に包まれた独特の空気感。
その中で色気を放ちながら脱衣を進めるらんはこれまでに無いくらい美しかった。
🌸「っは、〜〜〜〜゙…っ、…♡♡」
🌸「…..っ、…ひ、…/(泣)」
俺の下で声を抑えビクビクと身体を震わすらん。
なんだかいつも以上に感度が高く、甘イキを繰り返している。
🌸「っは、…..ん、゙… ♡♡」
🌸「は、…は、っ…/♡」
今も、ちょっといいところに当てただけでこれでもかと言うくらい腰をヘコヘコと動かしている。
こいつ、さては……
📢「…お前さ、俺がくる前にひとりでヤったりした?」
🌸「は、え…なんっ、…..♡」
図星だったのか、息をごくりと呑み喉仏が上下するのが見えた。
通りで挿入りやすかったわけだ。
📢「…かわいいことできんじゃん、♡」
🌸「ひぐ、っ…は…いるっ、…♡」
振った理由は単に俺がこいつに冷めたから。
それ以上でもそれ以下でもない。
こいつが何をしようが正直興味なんてなかったし、らんに期待も何も思うことなんて無かった。
📢「いるまって…..呼び捨て?」
📢「ひとりでヤってたくせに反省の色無しかよ、頭使えって…っ、♡」
でもどんなときだってこいつの身体だけは俺の期待を裏切らなくて、言わば俺専用のオナホで身体の相性だけは良い。
別れるなんて口では言ったけど、実際にお前無しで生きれないのは俺の方なのかもしれない。
今更悪く思うなよ。
いつかはこの関係も辞めるとかほざいてるけど、結局は離れられるわけないんだからさ。
📢「…な、らん?」
🌸「ひぐ…っ、…♡(泣)」
そういい腰を振り落とすと、らんはイエスともノーとも捉えられるような気弱な返事を寄越した。
🌸「…っは、ひ…..♡」
水気が乾ききっていないバスルームの床で、俺は無様に足を広げ下の口に手を入れる。
いるまにナカに出された白濁液は中々扱いが難しく、俺の腹の中でどろどろと不快に気持ち悪く動く。
奥の方に出されたせいで後処理がかなりハードモードだ。その上、かなりの量。
🌸「ぁ、…っひ、…♡」
🌸「う…っは、…/」
いるまの性欲が溜まっていたことで他に宛はできていないことが確認できて嬉しくなった反面、やはりただの肉便器としか思われていないことも察してしまった。
今まではあんなに大事にしたいからってナカに出したがらなかったくせに、躊躇なんてしてくんなかった。
🌸「…なんでこうなるかなぁ、…/(泣)」
結局、神様は他人のままだ。
そんな行き場のない不満をぶつける如く、俺はいるまとのトーク画面に飛び今後の空いている日程を送り付けた。
だって俺がこの生活に慣れるまでは相手してくれるって確約だもんね、いるま?
コメント
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とりあえず紫桃とかは私のために書いてるって捉えるね😆(やめて) いやもうほんとに可愛いねこの2人にはクズの中に共依存が1番似合ってんだよ…😭😭😭💜🩷 プツッて糸みたいに切れて結局2人ともお互いを求めあってるのがなんとも言えないほど切ない🤦🏻♀️❤︎ でも久々に紫桃ガチガチの共依存甘々SMもどーだいお嬢さん🥺🥺(黙れ) 待ってます🥺🥺(帰れ)でも今回のも好きすぎる。紫桃見た瞬間飛んだ。
えぐい‼️‼️‼️芥川賞?????? 何故かわかんないけどほしのちゃんの紫桃だけめちゃくちゃ見れマス 美味しいヤミー!!!!😋😋🙏🏻🙏🏻 それを依存て言うのでは、桃さん…😌🫵🏻🫵🏻 紫さんの冷めたエピ実際に彼女にもしてたやつで良!!!🙂↕️💞⬅️ 公式配信中に見る背徳感やばいですねーーー(かす) お風呂のシーンえっちすぎてらぶい🤦🏻♀️🤦🏻♀️💖💖
あーもう私明後日定期テストなのに!☹️ こんな読みたい欲そそってくる作品ほしのしゃんが出すから!!☹️☹️( 訳 ご馳走様でした 美味しかったです ) キスマが消えかけてるのって もう恋人関係じゃ無いんだZE ってのをエモーショナルに表してたりしますか?? だったらすごい私得なんだけど👉👈 LINE見返しちゃうの未練たらたらで助かる🖐️ 最後問いかけてんの良きかな😇😇 (