※この第4話は第3話の後半ぐらいから甲斐田目線でお送り至ります。
【甲斐田side】
「「「えっ?」」」
急に何かの気配がした。
なんの気配かは分からないが、“人間ではないナニカ”なのはすぐに分かった。
後ろを振り返っても何もいない。
「いないッ………?」
「そんなはずないだろ……?」
どうやら弦月と長尾は気づいているみたいだ。
ガク先輩も険しい表情を浮かべているから、恐らく気が付いているんだろう。
もちさんと社長とふわっち、叶さんと葛葉は、全く気づいて無さそうだ。
気配がもちさんの後ろにずっとついている。これはやばいやつかもしれない…
「待って………もちさんッ!!!」
「どうしたの?三人とも大丈夫?」
もちさんはそう言った後、ふらっと倒れてしまった。
「おッ…と、剣持さん大丈夫ですか……?」
「もちさんッ…!生きてる……?」
「倒れただけだし大丈夫かな…?」
社長がもちさんを支え、それを覗き込む叶さんたち。
「甲斐田、もちさんほんまに大丈夫?死んだりせえへんの?」
「これッ……やばいっす…もしかしたらッ……刀也さん…ッ…」
ガク先輩が血の気の引いた顔でぼそっと呟いた。
とりあえず、一番近かった社長の家に、もちさんを運んだ。
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「晴くん、これ早くした方がいいんじゃ……」
「早くッ…しなきゃ………ッ」
このまま僕達3人の術を使って、もちさんは助かるだろうか。
助からなかったらどうしよう。
「なぁー甲斐田、ほんまにこれ大丈夫?なんか深刻そうな顔してない?俺今すごい怖いねんけど、」
不破さんの勘が鋭いことは知っていたけど、まさかこんなことまで見抜かれるとは思っていなかった。
不破さんの言葉で、もし助からなかった時の事の考えが頭に過ぎる。
「ええッ………と…」
僕が言いかけたその時、ガク先輩の小さな声が聞こえた。
「刀也さんッ………?」
僕と長尾と弦月はすぐにその呟きの意味を理解した。
さっきからずっと気配が薄くなっているのだ。
「まずいまずい…ッ」
「みんな離れてッ………!」
叶さん達は戸惑いながらも少し距離を置く。
凄く心配そうな顔をしてみんなが見ている。
ガク先輩は離れること無くもちさんのそばに居た。
「ガク先輩?」
「……オレも手伝いますッ…出来るだけ力出し切るので、なんとしてでも刀也さんを救いたいッ……」
「……分かりました…」
「では……行きますッ…!」
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【剣持side】
「ん…?」
いてて……さっきのは何だったんだ…?
めっちゃ痛かったんだけど………?
え、みんな泣いてる…!?
「どしたの?大丈夫?」
「刀也さんッ…!良かった…ッ…」
「何があったの……?」
「もちさんッ…あなた死にかけてたんですよ?」
「え…?」
甲斐田くんがそう言ってきた。
「だからみんな泣いてたの?」
「うんッ………」
「本当に…刀也さんッ……生きてて良かった……ッ…」
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「とりあえず今日は寝ましょう!」
「こんな大人数で寝れる部屋あんの……?」
「はい!部屋はありますんで、今日はゆっくり休みましょう!」
マジでこの人数で寝れる部屋あったんだけど……でっか……
「すご……やば……」
「葛葉が語彙力無くした…w」
「最高っす!」
不破くんがぼふっとベットに飛び込んだ。
「アニキ〜待って〜って、え!?……アニキもう寝てる……?」
「どんだけ疲れてたんだ……w」
「まあ寝ようぜー」
「なんか修学旅行感あって良いね〜」
みんなの喋り声は、いつの間にか寝息になっていた。
いつもあまり寝れていなかったので、今日たくさん寝よう!という気持ちで眠りについた。
久しぶりに、とても深い眠りに落ちたので、とても気持ちが良かった。
ちょっとした騒動があったから、みんな疲れてすやすや寝ていた。
この後、誰の身に何が起きるのかも知らないで__
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ここから本編関係なし!!
いやー、いいネタは浮かんでるんですけどね……文章にすると自分の文章力のなさが出るというかなんというか…
寝不足すぎてやばいので少し次の話投稿遅くなるかもなぁ……
まだ書くつもりなんで暇な時にでも読んでいってくだせぇ
こんな事言うのもなんか違うと思うんですけど、いいね、コメントが欲しいな、って………思って…
誰かお優しい人ぉぉぉぉぉ
よろしくぅぅぅぅぅぅ
コメント
2件
めっちゃ続き楽しみです