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せんせーは仕事しててニキくん働いてない設定好きすぎる笑さらっと家に呼ぶところまじで閣下らしい!
⚠️
お名前をお借りしている方々と一切の関係はありません。
ご本人様の目につく場で、この小説の話題を出さないようにお願いします。
なにか不快な点や疑問点があれば遠慮なくお知らせ下さい。
またセンシティブ描写、リバに見えなくもない描写 も一部含まれています。
ご注意ください。
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ある平日の昼下がり。
朝から入っていた仕事が思っていたよりも早く終わり、予想外のオフができた。
とりあえず近くの喫茶店に遅めの昼食を取りに入ったが、急にできた半日ほどの休暇を埋められるほどの役割を果たしてくれる場所ではない。
(最近立て込んどったしなあ…)
せっかくできた時間。
無駄にしたくない気持ちと、忙しない毎日から抜け出して、少し休憩したい気持ちがせめぎ合っている。
ふとポケットに入れていたスマホに通知が来ていることに気づく。
差出人はニキだった。
『ボビー』
『ん?なんかあったん?』
『ひま』
『なんやねん』
『なにしてんの』
『仕事終わって俺もひまになったとこ』
今まで即返ってきていた会話が途切れる。
既読はついているから、何か考えているのかもしれない
『うちくる?』
「えっ」
思わず声が出てしまい、周囲の他の客からの視線が集まる。
恥ずかしさから少し体を縮こませながらスマホ画面を見つめた。
『なに、こないの?』
『いやいくけど』
『すぐくる?』
『いや、汗かいてるし、一旦荷物取りに帰りたい』
『そう』
『ついでになにか買ってきてよ。』
『パシリに使うな。』
『いいじゃん、適当に酒とタバコ』
『体に悪すぎる』
『それボビーが言う?』
『うるさい』
『まあいいや、頼んだぞUber白井』
よろしくーという見たこともないキャラクターのスタンプを最後に返信が途絶えた。
「なんなんや、ほんとに…」
口では呆れたように声を出したが、自分でも体が強ばっているのがわかる。
(ニキと付き合い始めてから、初めて2人きりで泊まり…)
今まで何度も行ったことがあるニキの家。
でもそれは、友人としてであり、彼の”恋人”としていくのは初めてだった。
これまで彼の家に行ったときは、基本、2人で飲み明かして泊まるのが流れになっていた。
つまり…..
(今日が初夜になるかもしれない…)
自分の心臓の音がうるさい。
ただ一線を超えるだけでこんなに緊張するものか。
童貞を捨てる前の自分からなんだか成長していないように思えて、嫌になった。
『ピロン』
再び鳴り響く通知音。
やはりニキからのメッセージ。
(準備して待ってるとかだったらどうしよう。そんなエロすぎること、ニキがするわけないな…。
いや、そもそもやっぱり今日はやめておこうとか?)
意を決して、メッセージアプリを開いた。
『鍵あけてるから勝手に入ってきていいよ』
「不用心なやつやな…」