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『もしもし。』
電話口から聞こえる声は、二十代ぐらいの窶れた女性の声だった。
「あ、はい。」
『良かった。誰かが取った。』
そこで電話はプツンと途切れた。俺は呪いのスマホか!?と恐怖を感じながらスマホを床へ投げつけた。
早足で家に入り自分の部屋へ駆け込む。通学カバンに入ったスマホを取り出すとそこにはさっき見た赤いスマホが入っていた。だが、俺のスマホは入っていなかった。
俺は怖くなり、お母さんに知らない人のスマホが入っていたと伝えると、
「え?それアンタのスマホでしょ?」
と意味の分からない事を言う。そのスマホの電話帳を開くと鈴木の名前があった。俺は早速電話をかける。
「おい鈴木!!」
『んだよ、るっせぇな。』
「俺のスマホって何色だ!?」
『しょーもな過ぎるだろ。』
「いいから早くしろ!!」
『はぁ?まぁ赤だろ?』
俺は絶望して声が出なかった。何故なら、俺の中の記憶では俺のスマホは白色だったからだ。
『おい、どうしたんだよ?』
俺が黙っていると鈴木が話しかけてきた。
「いや、なんでも無い。」
『…そうか。』
「じゃ、電話切るね。またね。」
『おう、またな。』