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〜断れない君へ〜
明日も学校か。嫌だな、辛い。
「辛い」そのたった3文字は口に出せないのに「大丈夫」その5文字は口に出せるのは何故だろう。「助けて」その4文字を口に出せていたならあの辛い日々からもっと早く抜け出せただろうか。
第1章 断ったら…
「あまね、おっはよー!」
そういって抱きついてきたのは私の友人結月だ。
☔️「おはよう、結月!」
そう言い私はまた顔に笑みを貼り付ける。
🌙「昨日の100日の愛、見た?!」
100日の愛、それは毎週水曜日に放送されるドラマだ。結構人気なドラマで木曜日の朝はそのドラマが毎回話題になるくらいだ。
☔️「見た見た!めっちゃキュンキュンしたよねー!」本当は見ちゃいない。恋愛ドラマはキュンキュンしたと言っておけば何とかなる、それを知っている私は今日も当たり障りのない感想を言う。
🌙「それな!もうあのイルミネーションの場面が本当にやばかった!あれはかっこよすぎて反則だった!」頬を赤らめて話す結月に私は何が面白かったのか、どこにキュンキュンしたのか さっぱり分からない。でも私は
☔️「それな!もうイルミの雰囲気とビジュの良さが相まって倒れるかと思ったー!」これはネットから探してきた感想。私は全くそんな事思ってない。
時間は過ぎ、放課後。
☔️「はぁ、バイトだぁ…」
なぜこんなにバイトが嫌かって?それは
「…またシフトかぶったね。」