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さぁさぁもう時期ナチ編は終わりだぜぇ!!!!!
それでは本編へ〜〜
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序 第十二話『ヒトリシズカ』
ナチ「ハハ、、、見てろよ、、、今度は修羅ニ堕チてやル。」
大英(、、、修羅、、、とは?)
その瞬間地面を蹴り砂埃が立ち込める。
大英「!」
バゴォッン!!!!!
ソ連(大英に急接近した後手榴弾で吹き飛ばしたな、、、。)
フランス「、、、イギリス!」
ソ連「俺は2階のテラスで狙撃するお前は残党を処理しろ!」
フランス「、、、チッ。」
大英「ック!」(思ったより吹き飛ばされたな、、、。足音、、、)
ナチ「、、、ククク。」
二人は一斉に踏切衝突した。銃剣が交えギリギリと音を立て力を相殺する。大英が足をふっと浮かせナチの鳩尾目掛け蹴りを入れて距離を置く。緊張が走る。
だがそれすらも掻き消す爆発音が鳴り響く。
大英「わ!」(アイツ銃剣をバットにして手榴弾を投げてきた、、、確かに一気に手榴弾を投げられるがめちゃくちゃだな!)
大英は爆発をひらりと交わしナチに距離を詰める。ナチは銃剣を振った後なので隙ができるそれを大英は見逃さなかった。
ガン!
ナチ(、、、偶々あった死体を盾にできて良かった、、、。)
大英「、、、お前には慈悲がないのか?」
ナチ「フッお前が言うか?それより、、、火傷ニご注意ヲ‼︎」
近くにあった弾薬庫に誘爆し大爆発が起きた。兵士は掠れた声を張り上げながら踠き走り回る。それもお構いなしに二人は椅子やらなんやら投げつけ空を切る。
大英「、、、火に燃える兵士がうざったいな。てことで後は任せたぞ!」
ざしゅ!
フランス「ハァッ、、、。」
動機は要らないただ敵を撃つのみ。一階を大暴れする二人を一つのスコープが逃さない。
標準を合わせただその時を待つ。
意識が銃口の更に先に集まる。五感が途切れ映像だけが目に映し出される。恐れを知らないその狂気の目を射よう。 研ぎ澄まされた長年の至高を喰らえ 。在りし日の友情は全部千切れ消えた。
ソ連引き金を絞った。
ナチ「あ“」
ソ連が放つ弾はナチの腹に突き刺さり肉を裂き内臓を貫通して飛び出した。
、、、即死とまではいかないが強烈な痛みにより体が動かなかないはず。
____と思った事が過去形にあるとは思いもよらなかった。 奴は人外だ。急所を二箇所打たれてもなおその場に立つことに悪寒が背中を走る。
ソ連「あれは何だ、、、?」
ナチは口角を歪ませ止まらない血に怯えることなく立ち向かう。悪魔、邪神、などと表現する範囲をゆうに超えている。狂気之帝国、その名前こそが恐れられる象徴となった。
それを殲滅する為に俺らはきている。 演じろ栄光劇、喰らえ復讐劇、紅い津波よ奴を飲み込め。
ソ連「———–。」
少年兵はそう謳った。
大英(この体勢、、、しまっ!)
大英「、、、死。」
バコオオオオォォォォンン!!!!!
ナチ「!」
大英「!」
フランス「、、、!」
カチャ、、、。
ソ連「、、、、、、フゥ。」
その銃声と共に国会内は静寂と血の霞に包まれた。
今起きた事に脳の処理が追いつかず時間が遅くなるのを感じる。気づけば殆どの兵士は地面に這いつくばり息絶えていた。
ただ目の前にいる姿を目にした彼の瞳に映るのはこの戦争で死に損なった未亡人だ。
ナチ(、、、何ガ?)
ナチはまだ周りと自分に何が起こったのがわからなかった。理解したのは、アドレナリンが蒸発してからだった。
ナチ「ウッ、、、!あ“ぁぁぁ!!!!!」
ナチ(痛い!痛い!痛い!血ッ!が、、、止まらない!叫びたい!、、、叫べない、、、、、、。痛みで、、、思考が、、、、、、まとまらない、、、撃たれたのか、、、、、、?)
視界がまとまらない事に焦っていた。だがそんな暗闇に照らす一つの旗だけは今まで映らなかったピントが合うようにハッキリわかった。皮肉にもそれは____
絶望の光景だった。
ナチ「ア、、、アァ、、、、、、。」(頭が グラグラする、、、見たくない、、、頼みから、、、アァ、、、。)
大英(、、、、、、今。人の限度を超えた史上最も最狂のニンゲンを奴は二発で絶望のどん底に叩き落とした。、、、ホント戦場は狂った奴しかいないな、、、、。)
フランス「、、、、、、。」
大英「、、、、、、。」
そして____その瞬間が訪れたのだ。ベルリンに革命旗が掲げられた。
音もなく感覚もせず。非現実に取り残された。ただ事実だけが目の奥を焼き付けた。
西連合は眉を寄せその光景を見守っていた。
思考がまとまらない上に地獄のような時がアニメーションの様に一コマ一コマ動く。ソ連の殺意は俺とガッチリと合い、そいつの手が引き金に差し掛かった。
ナチ(引かれる、、、、、、。嗚呼、結局、、、愛を妬んで、殺して殺して殺して、殺される。ゼロからヒャクまで生きることさえ否定された。)
ソ連「、、、さらば。」
「待て。」
その声の主がソ連の銃を押さえている。
ソ連「どうゆう事だ?“イギリス”。」
大英は眉をひそめてソ連のことを見つめている。
ソ連「こいつは戦争犯罪人だぞ。今更こいつを生かそうとでもゆうのか?」
大英「ではお前は戦争犯罪人になりたいのか?」
フランス「、、、、、、、、、ハ?」
小さく困惑を表した。
イギリスは何が言いたいのか、、、?
大英「国際法に投降した者を殺さないとゆうのが有る。」
ソ連「こいつは投降などしていない、武器を持っていないだけだ。まだ戦おうとする者として殺さなければならない。」
大英「それを決めるのはお前じゃない。それを判断するのは国連の勤めだろ。」
ソ連「ならばその勤め今回は俺がやる。」
大英「、、、それを判断して裁く冷静をお前が持っているように見えないが。」
ソ連「、、、チッ。」
ソ連の銃口が惜しみながら下された。ソ連は未だにナチの心臓をこの手で握り潰したい殺意が消えていない。ずっと目が血走っている。大英は念の為とソ連がナチから離れるまで目を離さなかった。
ソ連「、、、言っとくが、俺にはお前がコイツに情が移っているとしか考えられない。世界の覇権国家がそんな状態じゃ、グレード・ブリテン家として失格なんじゃないのか?」
大英「、、、その言葉を忘れるなよ。」
どうやら大英の逆鱗に触れたようだ。
ナチは未だに落ちそうな意識を保っている。今まで苦痛な修羅場にいて慣れたせいか、意識を落とすことすら出来なくなっていた。
しばらくの間を置いてからナチは2台に乗せられ逮捕された。
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あれから数十日後、裁判が下り
ナチの死刑が確定された。
ナチ「、、、。」
暗闇の牢獄に醜さを忘れ、
『ヒトリシズカ。』
部屋の隅に、容易な刃、
自分から滴る血を眺めていた。
『ヒトリシズカ』
緋色の記憶に縋り、泣いていた。
それでも無意識に求める、
愛。
『ヒトリシズカ』
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序 第十二話『ヒトリシズカ』 完
次回、第二章『愛と憂』序 (ナチ編) 最終話。
それではまた次の戦場で。
コメント
4件
狂気乃帝国を止められるものもまた狂気に満ちているものだなのだろうか?実際にヒトリシズカという花があってその花の花言葉が愛に関するものが多いですね。ナチが愛に飢えているのを考えるとめっちゃすごっ!ってなりました!