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ワンク:この連載では学パロ、流血表現あり
ut「ねぇ、どこに行くの?」
???「…。」
ut「ねぇ、喋ってよ…?」
???「……っ。」
ut「ねぇって________!」
???「っ…ごめん。ごめんな…。」
ut「…っふぇ…」
???「…バイバイ」
ut「…っねぇ、ねぇ!ねぇ!!!」
ぴぴぴぴぴぴぴ。
アラームが鳴り、俺はそれを止める。
ut「…」
最近よく見る悪夢だ。
誰に対してかわからない。
だけど相手はどこかへ行ってしまうようだ。
そして俺はそれを嫌がっている。
ut「…ご飯」
でも思い当たる節はないし、
そのような経験をしたこともない。
だが最近、そのような悪夢が妙に多い。
ut「…いただきまーす」
ご飯を口にし、学校への準備をする。
学校は確かにめんどくさいが、楽しみもある。
それは友達と話せたり遊べること。
ut「…いってきます。」
玄関に立てかけられている少し色褪せた、汚れている写真に 一言告げて家から出る。
ut「…」
学校へ登校してる時も楽しい。
何して話そうかなとか、何して遊ぼうか
想像できるから楽しい。
____そうして学校に着いた俺は教室のドアを勢いよく開ける。
ut「おはよー!」
???「いやうるさっ?!ドア壊れるやろ!」
ut「あーごめんってロボロ」
rb「反省の色が見えんが… 」
こいつはロボロ。
顔には天の紙をくくりつけ、
表情は見えない…が、
なぜか天の漢字がロボロの感情として
動く。…まじキモイわ。
rb「おーい、大先生きたぞ」
???「え、あ、あぁ…おはよ!」
ut「ぉはよー。」
rb「いや距離遠いな…もっと近づけよ。」
ut「…まだ会って1週間やで?慣れんて。」
rb「…シャオロンもなかよーなりたいんやから。」
sho「ロ、ロボロええよ!なかよーなりたいのはせやけど…」
こいつはシャオロン。
よその中学校から受験で来たやつ。
でもまだ学校が始まって1週間。
そいつと俺の距離は遠い。
…ま、まぁ絡みたいのはあるけど……。
rb「あぁ、せや。」
そんなことを言って話を切り出すロボロ。
rb「数ヶ月後に文化祭あるから、役割とか決めるらしいで。」
sho「っえ、もう?!」
rb「なんか俺らのところは盛大らしいから
大変らしいぞ。あとは何やらな決めなあかんらしい。」
sho「うえっ…だるいなー」
ut「ま、どうでもええな。」
俺にとってはそんなものどうでもいい。
だって、休むつもりだから。
…参加したことはある。が何も楽しく感じなかった。
…まぁそりゃ、その時は1人だったのもあるが…。
rb「また休むんやろー…」
ut「当たり前やん。」
そんな会話をしているうちにも
シャオロンはずっとニコニコしている。
ut「…なんかおかしいか?」
俺はそんなニコニコなシャオロンに話しかける。
なぜお前が追いつけない話をしているのに
そんなニコニコなのか気になるから。
sho「っあ、あぁ何でもないやで!お前らの会話聞いてるだけや…けど、楽しくてな。」
ut「…ふーん?何?お前は文化祭行くん?」
sho「…さぁ?まだ決めてない。」
文化祭なんて行かんでもええだろ。
そんなことが脳裏によぎった。
その瞬間に、扉が開く。
???「あ、おはよーございます!」
ut「お、チーノか。今日早いやん。」
ci「いやー早起きできたんすよ!」
rb「お前いつも遅刻するくせにな。」
ci「うるさいなぁ。」
「!シャオさんおはよーございます!」
sho「あぁ、おはよう!」
ut「…」
まだ会って1週間だと言うのにみんなはもう
シャオロンとの会話が慣れている。
…それに比べて俺はまだ慣れてない。
…まぁ、別にどうでもええけど。
rb「あ、チーノ?」
ci「ん?どうしました?」
rb「数ヶ月後に文化祭あるけど、お前来るよな?」
ci「あー…。まぁ、友達のいないロボロさんのために僕が一緒に回ってあげますよw」
rb「あ?💢」
ut「お前…wえぇ回答するなwww」
ci「wwwww」
sho「…ふははっw」
そんな会話をしながら朝休憩を過ごした。